Ver. |
日付 |
内 容 |
5.06.01
↓
(Ver.6)
6.00.00 |
'08.07.02 |
■要望対応
・計算:柱の逆テーパー(上広がり)形状の設計計算および図面作成に対応しました。
※「形状|柱」画面において、テーパーの考え方を設定してください。
※「部材|柱主鉄筋」画面において、『基部』の配筋を設定してください。また、「部材|柱断面変化位置鉄筋」画面において、『テーパー終端位置』の配筋を設定してください。
※新設設計のみを対象とし、柱主鉄筋の段落し(本数、径の変化も含む)、中空形状、非対称形状を設定することはできません。
※全ての柱形状タイプ(矩形、矩形面取り、小判形、円形)について対応しています。
・計算:小判柱において、橋軸方向のみのテーパー形状に対応しました。
・計算:小判柱において、橋軸方向と直角方向のテーパー幅が異なる形状に対応しました。
・計算:柱主鉄筋段落し位置の上限を4個所から10個所へ拡張しました。
・計算:はりのコーベルとしての照査において、せん断摩擦理論による照査に対応しました。
※「考え方|許容応力度法」画面の「はり|コーベルの設計|せん断摩擦理論を用いる(0.5≧a/hの場合)」で選択してください。
・連動:「UC-win/FRAME(3D)」データファイルの出力において、以下の機能追加および機能改善を行いました。
1.柱の逆テーパー(上広がり)形状モデルに対応しました。
2.任意中間部節点の上限を10個所から20個所へ拡張しました。
3.断面情報として、せん断スパンの値を反映するようにしました。
4.連続繊維巻立て工法において、設計要領第二集(H9.11)以外の準拠基準が選択されている場合、警告を表示するようにしました。
・計算:RC巻立て、鋼板併用RC巻立て、PCコンファインド、鋼板巻立て補強において、せん断耐力算定用データ(be,d,pt)の内部計算に対応しました。
※「補強|柱部材」画面の「せん断耐力算定用データ|be,d,ptを直接指定する」で選択してください。
・計算:RC巻立て、鋼板併用RC巻立て、PCコンファインド工法において、軸方向鉄筋として有効とする範囲に含まれる補強鉄筋を考慮した、せん断耐力算定用データ(d,pt)の計算に対応しました。
※「考え方|補強」画面の「せん断モデル(d,pt)は計算上有効な補強鉄筋を考慮する」で選択してください。
・入力:「初期入力」画面において、基礎形式を直接基礎以外に変更した場合、「連動対象」を自動的に表示するようにしました。
・表示:形状入力画面(はり、柱、フーチング)において、2D形状図(側面図、正面図、平面図)の表示および切り替えに対応しました。
・入力:「補強|柱部材」画面において、「せん断耐力算定条件|破壊形態の判定|既設部照査位置」の入力項目を削除しました。
※Ver.6.00.00以降では、「部材|柱帯鉄筋」画面の設定値から自動的に値を取得し計算するため、設定の必要はなくなりました。
※Ver.6.00.00より前のバージョンで作成した設計データにおいて、上記の入力に既設部と異なる値が設定されている場合は、せん断耐力の結果に相違が発生します。
・表示:結果確認の「部材設計|柱(保有耐力法)」において、基礎連動時の基礎設計用水平震度khpおよび耐力に大きな余裕があるかの判定を表示するようにしました。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)|結果一覧」において、保有水平耐力の照査に用いたkhcと耐力に大きな余裕があるかの判定に用いたkhcが異なる場合、耐力に大きな余裕があるかの判定に用いたkhcについても値を表示するようにしました。
※道示V(解7.4.1)に対する照査を適用しており、耐力に大きな余裕があるかの判定に用いるkhcは通常のkhcを用いる場合などが該当します。
・出力:計算書の「結果詳細|設計条件|許容応力度法荷重ケース」において、鉛直支持力の照査を行わない場合は、支持力検討条件を出力しないようにしました。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計」において、柱部の躯体自重に関する出力書式を改善しました。また、フーチング上面補強時に柱中空部が増厚部分に含まれる場合、増厚面以下の中空部については柱諸量に考慮しないように変更しました。
・図面作成:柱に順テーパー(下広がり)がつく場合の「RC橋脚新設・既設」及び「RC橋脚補強」の作図に対応しました。
■不具合修正
・計算:柱の設計(許容応力度法による照査)において、中間部照査点のMy0,Mu(最小・最大鉄筋量照査に使用)を求める際に用いる有効長が正しく算定されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.1.01.00〜)
・計算:フーチングの検討(許容応力度法、レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、柱下面形状とフーチング上面形状の整合チェックが正しく動作せず、計算実行後に結果が確認できない場合がある不具合を修正しました。(Ver.1.01.00〜)
・図面作成:「基準値|図面生成条件」の情報の一部が正常に保存されない不具合を修正しました。(Ver.5.03.00〜) |
6.00.00
↓
6.00.01 |
'08.08.19 |
■要望対応
・入力:「部材|柱断面変化位置配筋」画面において、コーナー筋や重複筋の最適化により、基部とテーパー終端位置の総鉄筋量が異なる場合は、エラーチェックを行い確定できないようにしました。
※柱形状が矩形(面取り含む)かつ逆テーパー(上広がり)モデルの場合に適用します。
■不具合修正
・表示:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、柱が逆テーパー(上広がり)モデルのとき、判定結果がOKにも関わらず、結果確認および計算書の表示がNGとなる場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)
・出力:計算書の「結果詳細|設計条件」において、柱形状が矩形面取りの場合に、柱主鉄筋の配筋文字列の改行が正しく行われていない不具合を修正しました。(Ver.5.02.00〜)。
・連動:「UC-win/FRAME(3D)」データファイル出力において、はり無しかつ上部構造部分の情報を出力しない場合にインデックスエラーが発生し出力が中断される不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
・図面作成:小判柱にテーパーがつく場合、正面図及び側面図に中間帯鉄筋が正常に作図されない不具合を修正しました
(Ver.6.00.00〜) 。
・図面作成:柱にテーパーがつくにもかかわらず、柱主鉄筋が折れない場合に加工図が正常に作図されない不具合を修正しました
(Ver.6.00.00〜) 。
・図面作成:柱に逆テーパーがつく場合、はり下面図に作図されるの柱の位置が正常でない不具合を修正しました
(Ver.6.00.00〜) 。
・図面作成:柱にテーパーがつく場合、柱補強主鉄筋の鉄筋寸法入力画面において、ガイド図と寸法入力コントロールの記号表記が一致していない不具合を修正しました
(Ver.6.00.00〜) 。
・図面作成:柱にテーパーがつく場合、正面図及び側面図の柱補強主鉄筋のアンカー定着長を示す寸法線が作図されない不具合を修正しました
(Ver.6.00.00〜) 。
・図面作成:柱にテーパーがつく場合、正面図及び側面図の柱補強主鉄筋のアンカー定着部分の鉄筋線が破線で作図される不具合を修正しました
(Ver.6.00.00〜) 。
・図面作成:旧データファイルを読み込んだ場合、柱主鉄筋の配筋情報が正常に読み込まれないため、データチェックにかかり、図面生成が行えない不具合を修正しました
(Ver.6.00.00〜) 。 |
6.00.01
↓
6.01.00 |
'08.10.02 |
■要望対応
・計算:RC巻立て、鋼板併用RC巻立て、PCコンファインド工法において、補強部柱帯鉄筋(PC鋼材)の高さ方向間隔変化に対応しました。
※「補強|柱部材」画面の「帯鉄筋」または「PC鋼材」において、各区間の高さ間隔ctcを設定してください。
・計算:連続繊維巻立て補強工法において、曲げ補強検討時部材幅の自動計算に対応しました。
※「補強|柱部材」画面の「部材寸法(検討時部材幅)」において、設定方法を選択してください。
※柱形状が小判形の場合は、「考え方|補強」画面の「連続繊維巻立て工法|曲げ補強検討時部材幅(小判形)」において、考え方を選択してください。
・計算:常時,レベル1地震時の検討において、洗掘状態における土砂高さを荷重ケースごとに指定できるようにしました。
※「荷重|許容応力度法ケース」画面の各荷重ケース画面において、「洗掘時の土砂高hG」を設定してください。
・計算:張出しはりにおいて、はり下端テーパーが柱内に位置する形状へ対応しました。
・計算:インターロッキング式橋脚の設計において、帯鉄筋の体積比ρsの下限値を適用する区間の考え方を選択できるようにしました。
※「考え方|保有耐力法」画面の「インターロッキング式橋脚ρs下限値の適用区間」において、考え方を設定してください。
・計算:オプション荷重の「安定照査に考慮するその他作用力」の最大セット数を4→10へ拡張しました。
・表示:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、新設/既設かつ中間帯鉄筋を有効とする区間で、横拘束筋の有効長が1mを超える区間が存在する場合は、計算確認時に警告を表示するようにしました。
※有効長を直接指定している場合、本警告は表示しません。
・計算:フーチングの検討(許容応力度法)において、付け根高さH/2位置より外側に杭がない場合のH/2位置でのせん断照査を省略できるようにしました。
※「考え方|許容応力度法」画面の「フーチング|H/2位置より外側に杭がない場合もせん断照査を行う」のチェックを外してください。
・計算:橋座の設計において、補強鉄筋を径と本数により指定できるようにしました。
・出力:計算書の「結果詳細」において、出力項目に付属設計の「橋座の設計」を追加しました。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)|保有耐力法中間データ」において、矩形面取り時の直線部配筋項目名を改善しました。
・連動:「深礎フレーム」との連動において、大口径深礎時の基礎上の作用力(土砂重量、浮力等)を連動時の荷重として考慮できるようにしました。
※「考え方|共通」画面の「深礎フレームプログラムとの連動時」において、「大口径深礎基礎の場合に基礎上の土砂(重量・浮力)を考慮する」をチェックしてください。
・連動:「UC-win/FRAME(3D)」データファイルの出力において、以下の機能追加および機能改善を行いました。
1.M-φ特性の生成方法を「保耐法結果から抽出」と「部材高/2位置で計算」から選択できるようにしました。
2.震度連携時の出力設定画面をメニューの「震度連携|UC-win/FRAME(3D)データ出力設定」からも開けるようにしました。
※「1」については、単独出力時の出力設定画面で設定してください。また、本設定は震度連携時の個々の橋脚モデルに対しても適用されます。
・表示:計算実行後に表示される警告/エラー内容について、計算済みなどの無関係な項目は表示しないようにしました。
■不具合修正
・表示:「補強|フーチング部材」画面において、「配筋図」画面に表示される有効幅と計算書上の有効幅の値が異なる場合がある不具合を修正しました。(Ver.5.00.00〜)。 |
6.01.00
↓
6.01.01 |
'08.11.05 |
■要望対応
・連動:「基礎の設計計算,杭基礎の設計」との連動において、地盤種別の連動に対応しました。
※本機能を使用するには、「基礎の設計計算,杭基礎の設計」のVer.7.03.00以降が必要です。
※「初期入力」画面の「地盤種別の判定」ボタンより開かれる画面において、「連動時は基礎プログラム側の設定値を使用する」にチェック(レ)してください。
※既存の連動データを読み込んだ場合は、上記スイッチはオフになります。
・入力:「初期入力」画面において、「地域区分」または「地盤種別」が変更された場合は、「kh、Cz・khco」を自動的に再計算し設定できるようにしました。
※固有周期は、「荷重|許容応力度法ケース」、「荷重|保有耐力法ケース|震度算出」画面の設定値を使用します。
■不具合修正
・計算:フーチングの検討(許容応力度法)において、安定計算が実行されない設定で再計算を行った際にインデックスエラーや断面情報の不整合が発生する場合がある不具合を修正しました。(Ver.2.00.00〜)。
・出力:計算書の「結果詳細|設計条件」および「フーチングの検討(許容応力度法)」において、フーチング主鉄筋の鉄筋径情報(D
or φ)が正しく表示されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.5.00.00〜)
・図面作成:図面作成において、フーチングかぶり詳細図の鉄筋線の曲げ半径が正常でない場合がある不具合を修正しました。(Ver.1.00.00〜) |
6.01.01
↓
6.01.02 |
'08.11.20 |
■要望対応
・出力:計算書の「結果詳細|設計条件|柱|鉄筋」において、矩形面取り形状のインターロッキング式橋脚で直線部の軸方向鉄筋が存在しない場合は、曲げ照査時の側面鉄筋考慮有無に関する考え方を出力しないようにしました。
■不具合修正
・計算:インターロッキング式橋脚の柱の設計(許容応力度法、保有耐力法)において、2段配筋かつ[配筋図]と同配置とした場合に、鉄筋情報が正しく生成されず、鉄筋量が過大に評価される不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
・出力:計算書の「結果詳細」において、インターロッキング式橋脚時の主鉄筋本数として、使用していない領域の本数が表示される場合がある不具合を修正しました。(Ver.5.00.00〜)
・図面作成:はりの各図形に作図するアンカーボルト穴が正常に作図されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.3.09.00〜)
・図面作成:「はりスターラップ・他」の画面で、架け違い鉄筋のピッチの指定が行えない不具合を修正しました。(Ver.1.01.00〜) |
6.01.02
↓
6.02.00 |
'08.12.27 |
■要望対応
・計算:安定計算及びフーチングの検討において、フーチング上の鉛直方向任意荷重に対応しました。
※「荷重|オプション荷重」画面の「フーチングに作用する鉛直方向任意荷重を使用する」にチェック(レ)し、「荷重|フーチングに作用する鉛直方向任意荷重」画面で荷重を設定してください。
・計算:常時,レベル1地震時の検討において、オプション荷重の「水平方向任意荷重(橋軸方向、橋軸直角方向)」を柱照査時のみに適用できるようにしました。
※「荷重|水平方向任意荷重(橋軸方向、橋軸直角方向)」画面の「荷重の適用」で適用する項目を設定してください。
・計算:はりの設計(許容応力度法)において、死荷重時の必要斜引張鉄筋量算定に用いる鉄筋の許容引張応力度σsaを死荷重時の値と検討時の荷重状態における値から選択できるようにしました。
※「考え方|許容応力度法」画面の「はり|死荷重時の必要斜引張鉄筋量計算は死荷重時のσsaを用いる」で考え方を設定してください。
・計算:はりの設計(コーベルとしての設計)において、側面用心鉄筋必要量算出時の配置主鉄筋に対する割合を任意に指定できるようにしました。
※「考え方|許容応力度法」画面の「はり|コーベルの設計|側面用心鉄筋必要量の算出方法」で考え方を設定してください。
・表示:「荷重|はり設計用鉛直反力」画面において、支承位置のガイド図に柱形状を表示するようにしました。
・入力:「荷重|許容応力度法ケース、保有耐力法ケース」画面において、「震度算出」時に固有周期が0.0の項目がある場合は警告を表示し、計算値の反映有無を選択できるようにしました。
・出力:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、死荷重状態で残留変位が負になるほど偏心が大きい場合の結果判定表示を改善しました。
・計算:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、設計上の柱高さが0.000(m)以下となる場合は、エラーメッセージを表示し計算を中断するようにしました。
・計算:連続繊維巻立て補強工法(じん性の向上を図る)において、せん断スパン比が「5」より小さくなる場合は、計算確認時に警告を表示するようにしました。
・出力:計算書の「結果詳細」において、直接基礎時の基礎バネに関する計算書を表示できるようにしました。
※「基礎」画面の「基礎バネ算出|計算結果」で「ここで求められた算定値を基礎バネに適用する」がチェック(レ)されている場合、出力項目の設定画面で出力の有無を選択することができます。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)」において、以下の拡張を行いました。
1.各着目点のモーメントおよび曲率一覧表において、M-φ関係の逆転が発生している位置と関係の表示を追加しました。
2.各着目点が各状態に達する水平力一覧表において、最小となる水平耐力の位置表示を追加しました。
3.各着目点のM−φ関係図において、PcおよびPy0載荷時の抽出位置表示を追加しました。
4.出力項目の設定(詳細)において、保有耐力法中間データの出力有無指定を追加しました。
・出力:計算書の「結果詳細」において、出力項目ごとの単独プレビュー機能を追加しました。
※「結果詳細|出力項目の設定」画面の各出力項目名称の上で右クリックし「単独プレビュー」を選択してください。
・出力:設計調書において、「下部工設計調書 フーチング」の「軸方向鉄筋」項目に代表的なピッチを表示するようにしました。
・出力:設計調書において、危険ケースの抽出時に安全率(計算値/許容値)が同値となる荷重ケースがある場合、数値誤差を考慮し先に抽出されたケースが採用されるようにしました。
・連動:「震度算出(支承設計)」との連携において、地盤種別に関する計算書の連動に対応しました。
※本機能を使用するには、「震度算出(支承設計)」のVer4.06.00以降が必要です。
※「橋脚の設計 Ver.6」または「基礎の設計計算,杭基礎の設計 Ver.7」側で判定した地盤種別の判定に関する情報を「震度算出(支承設計)」側で計算書として出力することが可能です。
・図面:図面作成において、柱にテーパーがつく場合の柱補強主鉄筋の配筋方法を変更しました。
※最外縁に配置される鉄筋の縁端距離(かぶり)は、柱基部とテーパー終端位置で同じにしました。
■不具合修正
・計算:インターロッキング式橋脚において、柱形状が矩形面取りかつ柱中間部の許容応力度法照査位置が指定されている場合、計算確認時に「無効なクラス型キャスト」エラーが発生する不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
・出力:計算書の「結果詳細|フーチングの検討(許容応力度法)|せん断力に対する検討」において、断面力集計表の杭反力に関する情報が正しく表示されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.3.06.00〜)。 |
6.02.00
↓
6.03.00 |
'09.03.31 |
■要望対応
・計算:新設/既設時の小判形柱の主鉄筋設定において、以下の拡張および仕様変更を行いました。
1.直線部の縁端距離を指定できるようにしました。
2.直線部を詳細ピッチにより指定できるようにしました。
※「考え方|共通」画面の「配筋方法|柱主鉄筋の入力方法(※矩形・小判形配筋の直線部のみ)」で入力方法を選択してください。
3.「本数による入力」時の直線部および円弧部の主鉄筋本数は、片面分を指定するようにしました。
4.終局曲げモーメントMu算定時のεcu発生位置は、鉄筋が1本以上配置されている最も外側の主鉄筋位置としました。
・計算:新設/既設時の帯鉄筋設定において、以下の拡張を行いました。
1.帯鉄筋の変化区間を最大10区間まで設定できるように拡張しました。
2.横拘束筋の有効長のみを直接指定できるようにしました。
3.主鉄筋が全周多段配筋されている場合に、2段目以降の帯鉄筋を横拘束筋または斜引張鉄筋として考慮するかどうかを選択できるようにしました。
※「部材|柱帯鉄筋」画面において、設定方法およびモデル化を選択してください。
・計算:付属設計において、桁かかり長の鉄筋コンクリートによる縁端拡幅設計に対応しました。
※「付属設計|縁端拡幅設計」画面で設計を行ってください。
・計算:柱の設計(許容応力度法による照査)において、円形および小判形柱の計算時の鉄筋を1本ずつ評価できるようにしました。
※「考え方|許容応力度法」画面の「円形、小判形断面の計算時の鉄筋配置」でモデル化を選択してください。
・計算:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、せん断耐力にディープビーム効果を考慮する方向(↑、↓、→、←)および地震動タイプを個別に選択できるようにしました。
※「考え方|保有耐力法」画面の「a/dが2.5以下のときのディープビーム効果」で適用する方向および地震動タイプを選択してください。
・計算:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、応力度−ひずみ曲線の算定に失敗した場合は、エラーメッセージを表示し計算を中断するようにしました。
・入力:「荷重|許容応力度法ケース|許容応力度法荷重ケース」画面において、「略称」の最大文字数を12文字に拡張しました。
・出力:計算書の「結果詳細|設計条件」において、オプション荷重のガイド図を表示するようにしました。
・出力:計算書の「結果詳細|設計条件|はり(レベル2地震時)」において、その他死荷重の項目は死荷重時の鉛直力ではなく地震時慣性力を表示するようにしました。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(許容応力度法)」において、円形柱の合成方向断面力一覧表に入力方向の表示を追加しました。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)」において、「主要断面のMc、Myo、Mu」にコンクリートの曲げ引張強度σbtの表示を追加しました。
・出力:計算書の「結果一覧|許容応力度法」において、せん断応力度の項目に斜引張鉄筋量Awおよび必要斜引張鉄筋量Awreqの項目を追加しました。
・図面:図面作成において、はりの下面主鉄筋が左右分離型の形状となる場合、定尺化は鉄筋長が3000mmを超える場合としました。
・図面:図面作成において、柱の帯鉄筋及び中間帯鉄筋の曲げ半径を主鉄筋扱いの曲げ半径(初期値3φ)とするようにしました。
・図面:図面作成において、柱の帯鉄筋が鋭角フックとなる場合の鉄筋長算出方法を変更しました。
・図面:図面作成において、新設(既設)時の柱にテーパーがつく場合に、テーパー終端位置での中間帯鉄筋の配筋情報設定に対応しました。
・その他:Acrobat3D(PDF出力)に対応しました。(Adobe SystemsのAdobe Acrobat3D
Ver8またはAdobe Acrobat 9 ProExtendedのインストールが必要)。
※メイン画面の3D図:ポップアップメニュー「PDF出力」から実行します。
■不具合修正
・計算:はりの設計(許容応力度法)において、「活荷重及び衝撃以外の主荷重が作用する場合(はり部材等)」用の鉄筋の許容引張応力度が、適用すべきでない荷重ケースに用いられる場合がある不具合を修正しました。(Ver.3.09.00〜)。
・計算:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、計算実行時に整数のオーバーフローエラーが発生する場合がある不具合を修正しました。(Ver.3.08.00〜)。
・計算:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、柱形状にテーパーがある小判形配筋のかぶり位置によっては、中間部の鉄筋位置が正しく設定されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
・計算:柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、上部工死荷重水平力載荷時に破壊形態の判定が正しく行われない場合がある不具合を修正しました。(Ver.3.03.00〜)。
・表示:結果確認の「結果総括」、「部材設計」、「部材設計|フーチング(保有耐力法)」において、最小鉄筋量の照査のみがNGの場合にボタンの表示が赤くならない不具合を修正しました。(Ver.3.03.00〜)。
・出力:結果確認の「安定計算」および計算書の「結果一覧」、「結果詳細|安定計算」において、フーチング剛体照査時のフーチング厚さの表示が計算に用いた値と異なる場合がある不具合を修正しました。(Ver.3.04.00〜)。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)」において、終局変位算定式の参照先が誤っている不具合を修正しました。(Ver.2.00.00〜)。
・図面:図面作成において、テーパーがつく場合の柱の数量(面積・体積)が正常でない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
・図面:図面作成において、新設(既設)時の小判型の柱にテーパーがつく場合に、円弧部の柱主鉄筋の配置が正常でない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
・図面:図面作成において、柱補強時の小判型の柱にテーパーがつく場合に、直線部における柱主鉄筋の配置が正常でない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
・図面:図面作成において、柱補強時の柱にテーパーがつく場合に、中間貫通帯鉄筋の配置が正常でない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。 |
6.03.00
↓
6.03.01 |
'09.04.06 |
■不具合修正
・計算:RC巻立て、鋼板併用RC巻立て補強工法において、以下に該当する場合にせん断耐力算定用データ(断面幅be、有効高d、引張主鉄筋比pt)が正しく算定されない不具合を修正しました。(Ver.6.03.00〜)。
1.既設柱形状が矩形。
2.既設柱形状が小判形中空かつ直線部の主鉄筋を詳細ピッチ形式で配置。
※Ver.6.03.00を使用し、「補強|柱部材」画面の「せん断耐力算定用データ」項目において、「配筋から設定」ボタンにより「be、d、pt」の設定を行ったデータにつきましては、お手数ですが、再度「配筋から設定」を押下し値を更新してください。 |
6.03.01
↓
6.03.02 |
'09.05.13 |
■要望対応
・出力:出力項目の設定において、保有耐力法ケースの検討する方向が選択されていない場合は「柱の設計(保耐法)」及び「フーチングの検討(保耐法)」を選択できないようにしました。
■不具合修正
・計算:「基礎の設計計算,杭基礎の設計」との連動において、保有耐力法ケースの検討する方向が選択されていないにも関わらず、基礎側のレベル2地震時照査が「する」と設定される場合がある不具合を修正しました。(Ver.1.01.00〜)。
・計算:「UC-win/FRAME(3D)」データファイル出力において、以下の条件に該当するとき、M−φ特性が正しく生成されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.01.00〜)。
1.M-φ特性の生成方法を「部材高/2位置で計算」としている既設柱形状が矩形。
2.基部から部材高/2までの距離が1/10(mm)の桁まで存在する(例:3825.5mm)。 |
6.03.02
↓
6.03.03 |
'09.07.01 |
■要望対応
・入力:「形状|はり」画面において、小判形はりのはり高の最小値を「0.5m」から「0.1m」に緩和しました。
・入力:「形状|フーチング」画面において、「Xc、Zc」をフーチングの上面テーパーを考慮した上面中心位置へ設定できるようにしました。
※フーチング形状等を変更後、同画面の「上面中心位置をセット」ボタンを押下してください。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)」において、「保有耐力法中間データ」の配筋情報から直線部の開始位置(小判形)および円弧部の開始角度(円形、小判形)の表示を削除しました。
・連動:杭基礎,深礎基礎プログラムとの連動において、荷重略称(水位有り時)の最大文字数を9文字から11文字に拡張しました。
■不具合修正
・計算:フーチングに作用する鉛直方向任意荷重において、既存の補強データを利用して新設または既設データを作成した場合、内部的に補強後のフーチング形状に対する荷重として偏心モーメントが集計される不具合を修正しました。(Ver.6.02.00〜)。
・出力:計算書の「結果詳細|柱の設計(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)」において、「保有耐力法中間データ」の小判形既設部配筋情報に補強部の情報が表示される場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.03.00〜)。
・連動:「基礎の設計計算,杭基礎の設計」との連動において、2.5次元解析かつフーチングの橋軸直角方向に非対称テーパーがある場合、常時,レベル1地震時のフーチング下端に作用する直交方向のモーメントが正しく計算されない不具合を修正しました。(Ver.3.08.00〜)。
・連動:「基礎の設計計算,杭基礎の設計」との連動において、フーチングスターラップに丸鋼を使用しており、照査断面が新設部または既設部のみの断面となるとき、断面積が正しく連動されない不具合を修正しました。(Ver.3.06.00〜)。
・図面:図面作成において、はり縦断面図に作図する下面主鉄筋の鉄筋点と寸法値が正常に作図されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.1.00.00〜)。 |
6.03.03
↓
6.03.04 |
'09.07.24 |
■要望対応
・図面:図面作成において、CAD製図基準(案)平成20年5月版のレイヤ名称に対応しました。
■不具合修正
・計算:柱の設計において、フーチング補強工法時の断面情報及び剛性モデルの一部が、上面増厚前の位置を基部とした条件で生成される場合がある不具合を修正しました。(Ver.2.00.00〜)。
・計算:鋼板巻立て(アンカー筋あり)補強工法において、柱形状が小判形かつ既設部の直線部を詳細ピッチにより配置している場合、せん断耐力算定用データ(d、pt)が正しく算定されない不具合を修正しました。(Ver.6.03.00〜)。
・図面:図面作成において、柱形状が小判型で橋軸方向のみにテーパーがつく場合、フーチングの形状が正常でない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。 |
6.03.04
↓
6.03.05 |
'09.11.06 |
■変更内容
【不具合対策】
(入力部)
(1)「初期入力」画面において、形状や配筋設定によっては、初期設定時の配筋情報(配筋文字列)が正しく生成されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.1.01.00〜)。
(2)「部材|柱断面変化位置配筋」画面において、入力チェックが正しく行われず画面が確定できない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
(計算部)
(1)小判形の柱において、橋軸方向のみ順テーパーモデルで計算確認を実行すると、鉄筋はみだしエラーが発生し計算が中断される場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.03.00〜)。
(2)矩形面取り形状の柱において、たな筋が存在するかどうかの判定が正しく行われず、帯鉄筋の断面積が正しく算定されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.03.00〜)。
(出力部・結果確認部)
(1)フーチングの検討(レベル2地震動に対する保有耐力法による照査)において、浮き上がり側のせん断耐力の判定が正しく表示されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.3.06.00〜)。
(2)計算書の「結果詳細|設計条件」において、円形柱の配筋図が入力時の配筋図と異なる場合がある不具合を修正しました。(Ver.6.00.00〜)。
(3)設計調書において、「下部工設計調書 橋脚躯体(地震時保有水平耐力)」の危険ケース抽出処理に誤りがあり、表示される結果が危険ケースとならない場合がある不具合を修正しました。(Ver.2.00.00〜)。
(その他)
(1)「基礎の設計計算,杭基礎の設計」との連動において、RC巻立て補強時の柱寸法が正しく連動されない場合がある不具合を修正しました。(Ver.5.00.00〜)。
■ヘルプ
[概要|バージョン及び改良点|Version 6.03.00 〜 6.03.05について] |