内閣官房国土強靭化推進室『国土強靭化 民間の取組事例集』に
VR活用の2つの事例が掲載
内閣官房国土強靭化推進室から平成28年5月に刊行された『国土強靭化 民間の取組事例集』に、フォーラムエイトの2つの事例が掲載されました。
例1:VRやシミュレーションで、防災・減災対策の「見える化」
3D・VRシミュレーションコンテストの開催により、都市・交通計画や避難計画等について「見える化」された優れた作品を発表していること。また、様々な解析結果との連携による可視化表現やそれらのハザードマップへの活用など、防災分野でのVRシミュレーション技術の応用といった取り組みの特長が紹介されている。特に、津波や災害などの避難誘導計画で住民に危機意識を認識してもらうための臨場感の演出にVRが効果的であり、高台移転のシミュレーションなどは、東日本大震災の復興計画における各種合意形成の円滑化等に効果があることも言及されている。
事例2:VRシステムを応用した被災の疑似体験
点群処理機能や津波・騒音等のシミュレーション機能の利用により、未来の災害の状況を仮想空間内で疑似体験できるようにし、防災・減災計画や復興計画立案などの場面に活用していることなど、UC-win/Roadと各種ソフト/ハードとの連携により構築されるVRシステムの防災・レジリエンス分野への活用について紹介されている。
|
|
■国土強靱化 民間の取組事例集 |
EXODUSグリニッジ大FSEGによる「出口標識の代替デザイン」、
「歩行者の道路横断」に関するアンケートご協力のお願い
避難解析の世界的権威であるグリニッジ大学 火災安全工学グループ エドウィン・R・ガリア教授は、さまざまな場面における避難行動についての研究結果にもとづいて、群集流動・避難解析シミュレーション・モデリングソフトウェアEXODUSと、CFDによる煙と熱の分布シミュレーションソフトSMARTFIREを開発しています。
同グループでは、このような研究に利用するデータとして、下記のようなオンラインアンケートを行っています。ぜひともご協力ください
■出口標識の代替デザインに関するアンケート
■歩行者の道路横断に関するアンケート
東京都「感染症対応力向上プロジェクト」取組事例として
取材・報道(日経新聞)
東京都では、東京商工会議所及び東京都医師会と連携し、企業の感染症対策を支援するための「職場で始める!感染症対応力向上プロジェクト」を立ち上げており、従業員の健康維持や業務におけるリスク管理を目的とした内容になっています。フォーラムエイトではこのプロジェクトに参加し、BCPの一環としての展開を行っています。この取組事例として、BCMS研修が日経新聞で取材報道されました。
■感染症の職場まん延防げ 風疹、インフルエンザ…… 東京都など、中小の事業継続へ研修(2016/7/10付 日本経済新聞朝刊)
JACIC主催「CIMチャレンジ研修 -CIMSoluthon-」
協力企業に選定
実務レベル想定のCIMソリューション講義・演習を実施
フォーラムエイトは、「CIMチャレンジ研修 -CIMSoluthon-」(主催:一般財団法人 日本建設情報総合センター(JACIC))において協力企業として選定され、3次元CADソフトの操作・活用に関する講義・演習の講師を担当いたします。
本研修は、国土交通省が取り組むCIM(Construction Information Modeling/Management)を実現すべく技術検討や導入提案を継続的に行っているJACICが、3次元CADソフトの操作・機能を理解すると同時に、エンジニア活動の一環としてそれらをさまざまな場面において高度に使いこなせる人材育成を目指して開催するものです。研修内容は、CIM活用に必要なツールである3次元CADソフトの操作実習に加えて、日常業務および現場を想定した課題に対して3次元CADソフトを活用して解決(=チャレンジ)する演習で構成されています。
フォーラムエイトの担当するプログラムでは、BIM/CIMに対応した、3次元土木建築CAD「Allplan」および、3DVRシミュレーションソフト「UC-win/Road」を使用し、ラウンドアバウトの設計を課題とした演習を提供いたします。当社が随時実施している設計エンジニア・ソフトウェア利用者対象セミナーは、累計で1749回16,840名(2016年4月末時点)の開催実績があり、これらの経験を生かして、実務における3次元設計の有効活用に即した内容としています。
フォーラムエイトでは、CIMのフロントローディングを支援する「IM&VRソリューション」を展開しています。また、公益社団法人 土木学会主催のCIM講演会では、ゴールドスポンサーとして協力しており、講演会に併せた「CIM技術セミナー」を昨年に引き続き全国各地で開催しております。今後もCIMのさらなる普及推進を視野に入れた活動を行っていく方針です。
|
研修プログラム |
1日目 |
3次元CADソフト操作
に関する講義・演習 |
BIM/CIM対応3次元建築土木CAD Allplan講義・演習 |
2日目 |
VRシミュレーションソフトウェアUC-win/Road講義・演習 |
3日目 |
3次元CADソフトを
活用した課題演習 |
・立体交差部におけるBOXカルバートの断面形状及び最適縦断線形について検討
・立体交差化による周辺道路等の取り合いについて検討
・VRによる交通・運転シミュレーションを行い視認性等の確認を行い、交通標識設置について検討 |
自主簡易アセス支援サイト、「簡易立地診断マップ」(無償)を公開
各種事業の配慮事項・簡易診断、VR活用を提案する自主簡易アセス支援サイトで、自然との触れ合い活動の場をチェックできる 「簡易立地診断マップ」(無償)を公開しました。このコーナーでは、市民団体等が観察会や保全活動などで「人と自然との触れ合い活動の場」として利用しているところを、地図上で確認できるようにしています。
開発事業を予定している場合、事前にそのような場所を把握することができれば、無用なトラブルや環境保全コストを回避することができます。
|