| Ver. | 
      日付 | 
      内  容 | 
    
    
      | 8.00.00 | 
      '13.01.07 | 
      ■主な新機能 
      
        - クラス構造リファクタリング
 
        UC-win/Roadでは、すべてのリソースの管理、編集などの統一化に向けてクラス構造を変更しました。 
        UC-win/Road V8のSDKでは3Dモデル、樹木、テキスト等、3次元空間で表示される要素のスーパークラスを新たに追加しました。 
        このクラスをモデルリソースクラスといい、表示される要素の共通インターフェースを提供しています。サブクラスの仕様に関し
        ては変更ありませんが、幾つかの共通処理を簡単に行えるようになりました。 
        クラス構造は以下のようになりました。
        
          - IF8DBObject
          
            - IF8ModelResource ← 追加したモデルリソースクラスのインターフェース
            
              - IF8ThreeDeeStudio
              
 - IF8Tree
              
 - IF8Tree2D
              
 - IF8TextObject
              
 - IF8FBXScene
              
 - IF8VideoWall
            
  
            
          
         
         - OpenGLリソースの共有
 
        すべてのウインドウ(カメラビュー、中央、左右のビュー、2Dビューなど)がOpenGLのリソースを自動的
        に共有するようになりました。 
        テクスチャオブジェクトの状態管理、及び番号、ディスプレイリスト、各バッファーオブジェクトの管理が行いやすくなりまし
        た。  
        特にOpenGL画面を単独に作成していたプラグインに関して、リソースの共有が自動化されたので、開発の手間を減らすこと
        ができました。 
         
         - 動作制御点の拡張
 
        動作制御点を交差点内に配置できるようになりました。 
        この機能に関するSDKの更新を行いました。動作制御点の追加方法については、配置する走行ルートオブジェクトを指定した上
        で交差点に追加します。 
        また、動作制御点に関するコマンド実行時のコールバックで大元の動作制御点オブジェクト、コマンドの有効・無効状態が直接取
        得できるようになりました。 
         
         - 交通の高速生成
 
        今まで、交通流の高速生成はGUIからしか開始できませんでしたが、UC-win/Road
        V8からSDKのAPI経由で実行できるようになりました。 
        実行の際、シミュレーションを実行したい時間を指定し、開始させます。また、実行中の進捗率情報の取得、取消コマンド、及び
        通常処理用のコールバック関数が用意されています。 
        例えば、高速生成で交通シミュレーションのログを取ったり、シミュレーション中の制御は高速生成時でもできるようになりました。 
        関連する関数は以下の通りになります。
        
          - IF8MainForm.ExecuteAcceleratedTraffic : 高速生成の実行関数
          
 - AcceleratedTrafficStepProc : 通常処理用のコールバック関数の型
          
 - AcceleratedTrafficStatusProc : シミュレーション状態取得用のコースバック関
          数の型
          
 - AcceleratedTrafficTerminateProc : 終了時に呼ばれるコールバック関数の型
        
  
         
         - 信号機の制御
 
        交差点での信号をシミュレーション中に制御できるようになりました。 
        具体的には、データに設定されている現示設定の通りに信号の色が変化していく中で、強制的に任意の現示に切り替えることがで
        きるようになりました。 
        このとき、切り替え時間を指定して切り替えを行います。この機能と併せて、交差点毎に現在の現示情報の取得ができるようにな
        りました。 
        この機能を交通流の高速生成機能と合わせることで、様々な現示タイミングのパターンを短時間で試すことができます。 
         
         - 交通車両の追加
 
        UC-win/Road V8で交通車両を交差点内に生成させることができます。 
        具体的には、一旦道路上に生成した車両を任意の交差点に挿入(移動)することができます。 
        このとき、交差点内の走行ルートを自動的に認識するので、車両の位置と方位のみの指定により交差点に挿入できます。 
        今機能は交通の初期化、保存した交通状態を再現させるために便利です。 
         
         - オーディオ取得
 
        UC-win/Roadから出力している音(全体の合成音)をリアルタイムで取得できるようになりました。 
        音の情報はコールバック経由によりバッファーを小刻みに取得します。バッファーのフォーマットは無圧縮のWAVE(ウェー
        ブ)形式となっており、この音に関するフォーマット情報の取得が可能です。 
        使用場面として、録音や、リアルタイムのオーディオ転送、そして分析などが考えられます。 
        関係する関数は以下の通りになります。
        
          - AfterAudioMixProc : 音バッファー取得のコールバック関数の型
          
 - IF8MainForm.AudioChannels : 音のチャンネル数
          
 - IF8MainForm.AudioSamplesPerSecond : 音サンプルの周波数
          
 - IF8MainForm.AudioBitsPerSample : 音サンプルのビット数
        
  
         
         - プロジェクト情報の追加
 
        データファイルを表すプロジェクトオブジェクトのサムネイルは編集できるようになりました。 
        今まで、サムネイルはファイル保存時に自動的に保存されていましたが、今回プロジェクトのプロパティとして追加し、データと
        して取得、及び編集が可能になりました。 
        3D空間以外の画像も保存できるので、エクスプローラ、及び再読み込みのクイックボタンのアイコン表示をカスタマイズできる
        ようになりました。そのためのGUIも用意しています。 
        サムネイル以外、コピーライトや作成者の名前なども保存できるようになりました。 
        関係するプロパティーは以下の通りになります。
        
          - IF8ProjectForRoad.Title
          
 - IF8ProjectForRoad.Description
          
 - IF8ProjectForRoad.CopyrightString
          
 - IF8ProjectForRoad.Thumbnail
        
  
         
         - カメラビューのFOV設定
 
        カメラオブジェクトの画角設定がデータとして保存できるようになりました。 
        このデータ拡張に伴ってGUIも用意しました。以前は実行時にOpenGL画面の画角は変更できていましたが、今回の拡張に
        より初期値がデータとして設定できるようになりました。 
        通常はメイン画面の画角を利用していますが、このメイン画面の設定を上書きするかどうかのフラグも用意しています。 
        関係するプロパティーは以下の通りになります。
        
          - IF8Camera.FOV
          
 - IF8Camera.OverwriteFOV
        
  
        
       | 
    
    
      | 8.01.01 | 
      '13.02.04 | 
      ■主な新機能 
      
        - マイクロシミュレーションプレーヤーで再生しているシミュレーション要素(車両・歩行者など)にアクセスできるようになりました。
        
 - 任意の位置から、交差点内の走行ルートが検索できるようになりました。
        
 - 走行ルートあるいは車線オブジェクトを指定し、車両を追加できるようになりました。この機能によって交差点内でも車両を交通シミュレーションに追加できるようになりました。
      
  
       | 
    
    
      | 8.01.02 | 
      '13.02.25 | 
      ■新機能 
      
        - 韓国語に対応しました。
        
 - 津波プラグイン(有償オプション)の標準フォーマットを規定しました。また、本フォーマットの読み込みに対応しました。
        
 - 土石流シミュレーションプラグイン(有償オプション)のクラスター対応を行いました。
      
  
       
      ■改良点 
      
        - スクリプトの実行をESCキーで停止できるようにしました。
        
 - マイクロシミュレーションプレーヤー
        
          - 座標変換設定の一覧に追加した項目がプロジェクトデータに保存できるようになりました。
          
 - あるシミュレーションから別のシミュレーションに座標変換設定の複写が可能になりました。
          
 - 2Dプレビュー領域に、道路の幅と路面幅が分かりやすく表示されるように改善しました。
        
  
        
       
      ■不具合対策 
      
        - IFCプラグイン・オプションによるIFCエクスポートにおいて、PCの環境によってはAccessViolationエラーが発生する不具合を対策しました。
        
 - SIMREXドライビングシミュレータでオートマチック・トランスミッションのギアを「P」にしたとき、UC-win/Road内の車両のブレーキランプが点灯する問題を対策しました。
        
 - 「道路平面図」画面をキャンセルするとスクリプトの設定データが崩れるケースがあり、これを対策しました。
        
 - 「スクリプトの登録」画面のスクロールバーが表示されないケースがあったため対策を行いました。
        
 - 「スクリプトの登録」画面からスクリプトを実行する際、「実行」ボタンを連続して押下すると、メインメニューとツールバーが以後押せなくなる不具合を対策しました。
        
 - リプレイプラグインをローディングしているとき、シナリオの「交通流リセット」が無効になる不具合を対策しました。
        
 - リプレイプラグインによる再生時、運転車両のヘッドライトが点灯していなかったため、点灯するようにしました。
        
 - リプレイプラグイン及びマイクロシミュレーションプレーヤーにおいて、運転車両の3Dモデルにモデルライト(光源)を設定して再生すると、90度ずれた方向にライトが点灯する不具合を対策しました。
        
 - 「MD3キャラクタの編集」画面の「ファイル内容」を表示したとき、動作によってはキャラクタの大きさが適切に表示されない(0mとなる)問題を対策しました。
        
 - SRTMやASTER提供の地形データインポート時、地形のUTM座標が適切に読み込まれない不具合を対策しました。
        
 - 「Civil3Dプラグイン・オプション」画面の対応バージョンの表記が2006〜2011となっていたため、適切なバージョン(2006〜2013)に訂正しました。
        
 - FPS調査機能を削除しました。
        
 - 「道路断面の登録」画面の「不要モデル削除」ボタンの表記を「不要断面の削除」にしました(日本語環境のみ)。
        
 - 日本語環境の「3Dモデルの編集」画面において、「動作コマンド」の動作名称の翻訳漏れを対策しました(「*
        START MONO SOUND *」→「* 音響開始 *」)。
        
 - 追加読み込みによるマージ後のデータを保存し、再度開くと「範囲チェックエラー」が発生する不具合を対策しました。
      
  
       | 
    
    
      | 8.01.03 | 
      '13.05.16 | 
      ■改良点 
      
        - 津波プラグインにおいて、高さ(標高)によるコンター表示に対応しました。
        
 - 駐車場モデル読み込みプラグインの多言語対応を行いました。
        
 - 「描画オプション」画面の「画面表示」タブの項目名を改善しました。
 
        ・ダッシュボードの項目→車両ダッシュボード 
        ・ダッシュボード→ジャイロコンパス
         - UC-win/Roadの既存のRDファイルを上書き保存するとき、保存中にエラーが発生して元データ共々破損してしまうケースがまれにあるため、保存に成功した場合にのみ元データを置き換える処理とすることにより、元データを破損から保護するよう改善しました。
      
  
       
      ■不具合修正 
      
        - 運転開始、詳細の追加、プロジェクトオプション等のサブ画面を閉じた後、メイン画面の一部しか更新されない不具合を修正いたしました。
        
 - 道路平面図をキャンセルした後スクリプトの登録画面を開くと、Access violationエラーが発生する不具合があり、これを対策しました。
        
 - 生成不能な道路交差点が発生した場合に道路平面図をキャンセルすると、まれにAccess
        violationエラーが発生して画面が閉じられなくなる不具合の対策を行いました。
        
 - LODモデルが暗く表示される不具合を修正しました。
        
 - 3Dモデル出力プラグインにおいて、地形パッチ内の道路周辺の地形の一部が欠落する不具合の対策を行いました。
        
 - 3Dモデル出力プラグインにおいて、出力されるテクスチャファイルの名称が3DS形式として不適切となり、AutodeskR
        3ds MaxR等で読み込めないケースが発生していたため対策を行いました。
        
 - 「道路制御点の編集」画面で「* CHANGE SPEED *」を「無効」と設定しているにもかかわらず、交通流の車両の速度が変わってしまう不具合を対策しました。
        
 - MD3キャラクタを含む旧バージョンで保存されたデータの読み込み時、エラーが発生することがあったため、この問題を回避するようにしました。
        
 - シナリオのイベントで「xpswmm」の「描画を変更する」を選択し、「配管の描画」の選択状態(チェックのON/OFF)を変更しても、描画に反映されない不具合の対策を行いました。
        
 - 駐車場モデル読み込みプラグインでインポートした駐車場モデルのテクスチャが崩れて表示されるケースがあったため対策しました。
        
 - メニューの「ファイル」−「新規プロジェクト」−「ファイルから読み込み」から開く地形データ読み込み画面で「マウスによる地形選択」ボタンを押下して平面図上をクリックしたとき、地形サイズが不正になり平面図が真っ白になる不具合を対策しました。
        
 - 歩行者ネットワークの「アクティブ」スイッチがRDファイルに保存されず、読み込み時常にONとなっていた不具合を対策しました。
        
 - 歩行者の群集移動の機能を使用しているとき、交通流スタートボタンを複数回押下すると、押す度に歩行者が多数追加される不具合の対策を行いました。
      
  
       |