UC-win/Roadのアプリケーションやオプション作成を可能にするための開発キット
初版リリース:2007.07.20/最新Ver.リリース:2023.08.10
関連製品: UC-win/Road
UC-win/Roadのカスタマイズを行うために本APIを提供します。
本APIを使用すると、UC-win/Roadの基本プラグインと同レベルで自由にオプションの開発ができるようになります。
なお、リアルタイムにUC-win/Roadデータの読み取り・書き込みおよびユーザインタフェースのカスタマイズが可能です。
仕様
UC-win/Road SDKは、Embarcadero® Delphiで作成したAPIであり、プラグインを開発するためにDelphiが必要になります。UC-win/Roadのプラグインは、Embarcadero®DelphiのランタイムライブラリとしてUC-win/Roadの起動時、あるいはUC-win/Roadのプラグインマネージャ画面によりプロセス内にロードされます。プラグインからアプリケーションや既存のデータにアクセスし、UC-win/Roadのカスタマイズが可能になります。
※DelphiはProfessional版以上のエディションが必要です。また、RDelphi 10.2 Update1にのみ対応しています。順次最新バージョンに対応予定です。
●C++ API
C++言語を用いてUC-win/Road用のプラグインを開発することが可能です。これまでのUC-win/Road SDKより整理されたわかりやすい構成で、C++オブジェクトとしてアクセス可能なAPIです。
●Python Interface(COM API)
Python APIはCOMを介してUC-win/Roadの主な機能にアクセスするAPIです。ドライビングシミュレータの制御やモデル/キャラクターのリアルタイム制御、メイン画面の視点制御、リボンメニュー項目やボタンの制御などの機能へアクセスできます。
製品構成
Libraryフォルダ
プラグインのコンパイルに必要な各種ライブラリファイルを格納。
Pluginsフォルダ
各種サンプルプログラムのソースコードを格納。コンパイルして実行することで、SDKで制御可能な機能の理解に役立つ。
ヘルプファイル
APIのインターフェースの説明やDelphiのセッティング方法を記述。現行では英語のみ。
APIの機能
本SDKでは、UC-win/Road上のデータ作成や編集、データ交換、データ処理に関する機能や、UI(ユーザインターフェース)の追加、ドライビングシミュレーションに関する制御など、多彩な機能を提供しております。主要な機能について以下に示します。
■VR空間を構成する静的なデータの参照、変更
VR空間を構成するデータの参照、編集、新たに作成するなどの操作が可能です。■モデル/キャラクタのリアルタイム制御
■ドライビングシミュレーションの制御
UC-win/Roadの中で行っている車両ダイナミクス(車の物理運動)の制御を、SDKで開発したプラグイン内の運動モデルで置き換えることができる。車両の安定性能や快適性能評価、新技術評価検討などの研究開発に用いることが可能。また、外部プログラムの車輌運動モデルの計算に置き換えることも可能。(例:CarSim)■ログ機能
運転する車両、周囲の車両、歩行者等の座標や向き、ステアリング、アクセル開度などの情報をリアルタイムに取得する機能。ファイルに保存し分析することができる。■メイン画面の視点制御
視点(カメラ位置)を自由に制御することができる。着目するモデルを異なるアングルから確認するなどの見せ方が可能。■OpenGLコントロールの自由な描画
3D画像を描画するOpenGLコントロールを用いて直接描画することができる。下図は3次元空間上に風の流れ(流線)を描画したところ(流体解析連携プラグイン)。■ユーザ操作取得
ユーザがメイン画面で行うマウス、キーボードとゲームコントローラ操作の取得が可能。ユーザのクリック位置や押したキーによるVR空間の制御、そしてクリックするモデルに対する情報を表示できるようになる。■GUI(Graphical User Interface)のカスタマイズ
サンプルプログラム
プロジェクトを読み込み、コンパイルしてプラグインを作成して実行することにより動作を確認したり、機能を実現するためのソースコードの処理を理解することが可能です。
例えば、交通流の種々の設定を行うプログラム。ツールメニューに「Traffic Generator Set」が追加されます。クリックすると、各道路の中央に「任意交通量点」を追加し、基本的な設定を行います。道路端部の交通流発生点の設定も行います。
開発事例
書籍
※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
本体価格
価格は税込表示です
UC-win/Road本体 製品価格はこちら
■本体価格
製品名 |
価格 |
---|---|
UC-win/Road SDK Ver.17 | ¥330,000(税抜 ¥300,000) |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 |
価格 |
---|---|
UC-win/Road SDK Ver.17 | ¥132,000(税抜 ¥120,000) |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
UC-win/Road SDK Ver.17 サブスクリプション | 無償 | ¥132,000(税抜 ¥120,000) |
UC-win/Road SDK Ver.17 サブスクリプションフローティング | ¥184,800(税抜 ¥168,000) |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
UC-win/Road SDK Ver.17 | ¥148,500 | ¥174,900 | ¥214,500 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
UC-win/Road SDK Ver.17 | ¥247,500 | ¥293,700 | ¥363,000 |
製品名 | アカデミー価格 |
---|---|
UC-win/Road SDK Ver.17 | ¥264,000(税抜 ¥240,000) |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
UC-win/Road SDK | ||
バージョン | リリース日 | 主なバージョンアップ内容 |
17.0.0 | 23/08/10 |
|
製品購入/お問い合わせ窓口
■UC-win/Road お問い合わせ窓口:road@forum8.co.jp
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
LOADING