対象構造物

	(a)	(b)	(c)
常時・ レベル1地震時	○	○	○
レベル2地震時	○	-	○
杭体部分 地盤層数： 10層 杭長： 40m 杭径： 20m 杭本数： 5本（1列当たり） フレーム部分 部材数： 99部材 常時・レベル1荷重データ： 30ケース レベル2荷重データ： 4ケース

地盤条件

1. 地盤層数は10層まで。土質区分は「土砂および軟岩」・「硬岩」の2種類が可能。
   直線地層線の入力方式、折線地層線の入力方式が可能。
   
2. 隣接杭の影響を考慮した地盤バネ、水平支持力、塑性化領域の抵抗力の算出が可能。
   第1層目については1点折れが可能。
   
3. すべり角は内部計算で求める方法と直接入力する方法に対応。
4. 上載荷重および土圧力を考慮可能。

計算機能

• フーチング式の組杭、単杭の深礎杭（大口径深礎含む）の設計計算が可能
• 深礎基礎に接合する柱・梁を含めた下部工全体の深礎フレーム構造解析対応。
  深礎基礎の計算は、地盤抵抗に支持された面内ラーメン骨組として計算。
• 杭頭接合部の設計が可能。
  杭とフーチングの接合部は剛接合として設計し、杭頭 部に作用する押込み力、引抜力、水平力、モーメントに対しての安全性を照査。
• 杭列に対して面内解析および面外解析が可能
• 杭を結ぶ梁部材は、フーチングを有する深礎基礎の場合には剛梁として、ラーメ ン式深礎基礎の場合には梁・柱の剛性を評価して計算。
• 杭体地中部の任意荷重、杭体突出部の土圧形状と荷重数増加に対応。
• 立体モデルによる荷重分担率算出機能対応。
• 常時・レベル1地震時（震度法）による設計、およびレベル2地震時（保有水平耐 力法）による設計が可能。
  また、レベル1、レベル2フーチングの設計に対応。
• レベル2地震時（保有水平耐力法）の計算結果においては、水平震度-水平変 位曲線の変位急増点を確認後、降伏点の修正が可能。
• フーチングのレベル2照査は、設計荷重作用時の杭頭反力を用いて、フーチング に生ずる曲げモーメント、せん断力に対して道示IV(H14)に示す方法により安全 性を照査。
  杭とフーチングとの接合部の押抜きせん断についても照査可能。
• 基礎ばね、杭のM-φ曲線、すべり角αの自動計算に対応。
• 対数グラフによる変位急増点（基礎降伏点）検索機能をサポート。
• 下部工製品 橋台の設計、橋脚の設計 とのデータ連動に対応
• 深礎杭研究会のベンチマークテストに参加し、十分な検証がなされています。

▲杭体突出部に作用する土圧形状

解析モデル

連動対象製品

• 橋脚の設計・3Ｄ配筋
• 橋台の設計・3D配筋
• 箱式橋台の設計計算
• ラーメン式橋台の設計計算
• ライナープレートの設計計算

• 日本道路公団 設計要領第二集「斜面上の深礎基礎」 平成12年1月
• 日本道路協会 道路橋示方書（IV）・（V） 平成8年12月
• 日本道路協会　道路橋の耐震設計に関する資料　平成9年3月
• 日本道路協会　道路橋の耐震設計に関する資料　平成10年1月
• 日本道路協会　杭基礎設計便覧　平成19年1月

• 日本道路協会 道路橋示方書（IV）・（V） 平成14年3月