まず、「VRで学ぶ情報工学」の著者で、「第17回 3D・VRシミュレーションコンテスト・オン・クラウド」の審査員も務めた稲垣竜興氏は、今回で自身4作目となる「VRで学ぶ」シリーズの上梓に向けた基本的なスタンスに言及。現在はSociety 5.0に移行する境目との位置づけから、インフラ整備分野も「超スマート社会」の実現に資するべく、i-Constructionをはじめ情報通信技術(ICT)と具体的にどう連携していくかが重要になると指摘。その際の針路として「建設現場を最先端の工場へ」「建設現場へ最先端のサプライチェーンマネジメントを導入」「建設現場の規制の打破、継続的な改善」を挙げ、「イノベーション」がそれらの具体化にあたってキーワードになるとの考え方を提示。また、防災・減災に対するICT活用という観点から「災害情報ハブ」、建設ICTに関連して「CPS(サイバーフィジカルシステム) for i-Construction」といったアプローチへの注目を述べます。 |
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(一社) 道路・舗装技術研究協会 理事長
稲垣 竜興 氏 |
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