橋百選 |
BRIDGES 100 SELECTION |
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1. |
水郷大橋 |
二径間連続鋼床版斜張橋+三径間連続鋼箱桁 |
千葉県香取市と茨城県稲敷市を結ぶ535.25mの利根川に架かる斜張橋。架橋運動は大正13(1924)年頃から、佐原町の有志によって始まった。10年の歳月を経て昭和9年(1934)着工、11年に完成したのが初代水郷大橋である。当時の完成を記念して、徳富蘇峰の石碑「水郷之美冠天下」が建てられた。初代の橋は、二本の塔と吊弦材をもつ鋼ゲルバートラスと鋼ゲルバー鈑桁であった。当時の工事費は、下部工16万円、上部工25万円だった。
二代目水郷大橋は昭和48年着工、52年開通の現在の斜張橋。形式は住民に親しまれた初代の橋に似た形式で、全長535.25m、幅員25.5m(歩道2.5mx2含む)。耐風性向上のため鋼床版、ケーブルにはPPWSを採用、架設は主ケーブルを利用した片持ち式工法によった。
JR内房線江見〜大見の海岸線に架かる、大正13(1924)年建造の鉄道橋である。全長1647m、橋脚15本、脚高最高11.2m。構造は鉄筋コンクリートT型梁で、鉄道橋に初めて使用されたものである。スパン30フィート(9.14m)で、梁16連。本橋梁は海岸線に沿って緩やかにカーブする路線で、橋脚は満潮時に浸水するという厳しい環境にあったが、塩害による腐蝕も僅かで、長期間に亘る使用に耐えるコンクリート構造物の耐久性を証明することとなった。大正期になって、従来の煉瓦や石積み構造にとって代わるコンクリート構造の橋梁が出現したが、これは鉄道橋としての第一号となったものである。
3. |
銚子大橋と新銚子大橋 |
(現)5径間連続鋼トラス+連続・単純鋼鈑桁
(新)4径間連続複合斜張橋+ポータルラーメン橋
+6径間連続鋼床版箱桁
+4径間連続鈑桁+2径間連続合成鈑桁 |
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現在の銚子大橋は、千葉県銚子市と茨城県鹿島郡を結ぶ、産業、経済に寄与した基幹道路として昭和35年着工、37年に完成した有料道路橋。償還は昭和49年に完了した。橋梁部1203.2m(延長1450m)、幅員7mの長大橋。利根川河口の銚子港に位置するため、塩害と多量の交通量(3万台・日)による老朽化が進んだため、新橋に架け替えることとなった。下に示す斜張橋が現在工事中のものであり、現橋は2011年には撤去される。
新銚子大橋は現橋の上流に平行して施工中で、2011年4月完成予定。
橋名は公募。
橋長1208.6m、 幅員11m(車道7.5m歩道3.5m)
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●常磐利根川橋
千葉県と茨城県境の利根川を渡る常磐自動車道。
脇に、つくばエクスプレスの利根川橋が並走する。
全長は775m
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●大利根橋
国道6号千葉県と茨城県を結ぶ利根川に架かる橋。
利根川に架かる道路橋では最も長い。
全長は1209m
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●美浜大橋
千葉市の花見川に架かる橋。夕日がきれいな場所として有名である。耐候性鋼材を使用。
鋼箱桁橋
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●めがね橋 [眺尾橋ながおばし]
眺尾橋を通称めがね橋と言い1888年に架設された。南房総市にあり、3連の眼鏡橋は全国的に見ても数は少なく、関東ではこの市だけにある。
全長28.34m、3連石積み上路アーチ橋
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●利根かもめ大橋
千葉県と茨城県を結ぶ(銚子・波崎間)利根川に架かる橋。カモメの羽ばたきをイメージし、人と自然に触れ合う躍動感を出している。
全長 1,145m、 3径間連続鋼床版箱桁3連 |
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●手賀大橋
千葉県道8号線、柏市と我孫子市間の手賀沼を跨いで結ぶ橋。鳥をテーマにした手賀沼を象徴している。
全長415m、11連アーチ橋 |
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(Up&Coming '10 新緑の号掲載) |
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