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代表取締役 安永 幸信様 |
今回は、鹿児島県鹿児島市の(株)国土技術コンサルタンツ様をご紹介致します。
(株)国土技術コンサルタンツ様は、1970年の創業以来、県市町村中心に一貫して公共事業における委託業務を行っておられます。その間、測量業に始まり、建設コンサルタント業、補償コンサルタント業、地質調査業、一般建築士事務所などの登録を行い、総合建設コンサルタントとして現在に至っておられます。
社員数は、52名、その内、技術職員は43名、工学博士1名、技術士3名、一級土木施工管理技士12名、RCCM技術者22名他有資格者多数を擁しています。これらの資格試験の取得も積極的に進められており、取得費用のバックアップ体制を充実させ、社員教育に力を入れられています。
社内の電算システムは、21世紀を目前にして、我が国における急激な社会構造の変化や要求の多様化に応えるため、県内建設コンサルタントとしては、いち早く社内LANの構築に着手されました。ハードとソフトの急速な進化に対応しつつ、社員の創意工夫と改善によって、今後、予想される建設CALS・EC等への具体的なシステム運用、また、ISO取得に向けての準備も整えられています。
ソフトウェア導入でも、弊社製品の信頼性、サポート体制と総合的に評価していただき、ほとんどの設計業務を弊社製品にて対応して頂いています。特に、橋梁関係、道路関係の業務での使用頻度が一番高いとのことです。
また、今年3月に、UC−win/WCOMDも導入していただきました。導入に至った経緯としては、今年1月に建設省土木研究所耐震技術研究センター耐震研究室より、道路橋示方書「X耐震設計編」の追加修正及び関連資料等について、県関係に通達が出され、追加箇所の「タイプBのゴム支承を用いた・・・・・」という部分での適用によって、動的解析で照査せざる得ない状況となり、急遽、動解ソフトが必要とのことで、ある程度初めてでも比較的容易に取り組める点や、解析精度の高さを評価頂き、弊社のUC−win/WCOMDを採用いただきました。導入後解析されたモデルは、2径間連結PCポステンコンポ橋(セグメント工法)における、一般的な角柱型張出式橋脚(直接基礎)の動解照査で、(株)国土技術コンサルタンツ様としても初めての動解照査であったため、当初は、モデル化の方法、要素の指定等、弊社のサポート窓口とやりとりしながらのモデル作成でした。しかしながら、今回の業務で、動解の照査において、(株)国土技術コンサルタンツ様にとっても新たな実績を積み上げることが出来、また、UC−win/WCOMDも思った以上に使いやすいとの評価を頂き、今後も活用していただけるものと思います。
また、印象に残る業務として、牧園町妙見温泉に位置する天降川に架かる防災人道吊橋の橋梁詳細設計があります。
これは、観光温泉地であるため、周囲の景観に考慮した木製下路式タイドアーチ橋形式の木橋です。今では、温泉街のシンボル(くすしき国の虹の吊り橋)として地域に親しまれ、絵はがきにも登場しています。
今後も(株)国土技術コンサルタンツ様の益々の発展をお祈りいたします。
最後に、今回の取材に快く協力いただきました、技術本部長の永田取締役、東技術部次長、山口技術部次長、安永技術部次長他皆様にお礼申し上げます。 |
▼牧園町妙見温泉 くすしき国の虹の吊り橋 |
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