今回は、三重県津市の財団法人三重県建設技術センターをご紹介します。三重県建設技術センターは、県・市町村の共同出資により昭和44年に設立されました。設立の趣旨には、産業基盤、社会基盤の整備など公共事業の急速な進展に対処するため、県・市町村の技術者不足を補い、公共事業の推進に寄与することとあります。同センターは、県内における建設技術・技能の向上を図るための研修や県・市町村が行う建設事業に関する各種調査、設計及び工事監理の受託等の事業を行われています。
土木全般をカバーしている受託事業分野では、数多くのフォーラムエイト製品が使われています。特に橋梁、道路の設計を行う技術一課(組織図参照)では、UC-1、UC-CADシリーズを58ライセンスご利用いただいており、NetPROによるネットワーク上でソフト利用を図られています。ネットワークシステムでは、CALSを意識したデータの共用、交換から電子メールやインターネットの活用まで積極的に展開されてお
り、ホームページでは最新の技術情報を公開されています。(ホームページアドレス http://www.mie-kengi.or.jp)
ISO推進室では、ISO9000sの認証取得に向け社内システムの改革に取り組まれており、社内インフラの整備を進められています。本センター内にはこんなISOのスローガンが掲出されていました。 |
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ISOの取得について、三重県内でも認証を受けている企業・団体はまだ少なく、全国ほとんどの府県にある建設技術センターでも初めてのケースになるのではないかとのお話です。これらの建設技術センターは、全国建設技術センター等連絡協議会において様々な情報の交換をされているとのことです。公益法人である建設技術センターの今後のあり方が大きく変わろうとしている時期にさしかかっているとのお話でした。また、今後の設計業務のあり方も変わっていくとのお考えで、今回フォーラムエイトの「UC-win/RC」の採用を決定されました。
三重県内でも数多くの建設コンサルタントや土木技術者が活躍しており、今後の同センターの活動としては、支援業務をはじめとする公益事業へと転換が図られるとのことです。具体的には、技術研修会の開催や災害等緊急時の支援などの拡大を挙げられています。災害時支援活動の一つとしては、この3月まで阪神淡路大震災の復旧・復興活動に数名の技術者を派遣されていました。
三重県建設技術センターの益々のご発展をお祈りいたします。また、お忙しい中今回の取材にご協力いただきました森田巳良参事、瀬古和也主幹、西村勝係長他皆様に御礼申し上げます。 |
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▲森田巳良参事、瀬古和也主幹 |
▲西村勝係長 |
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▲技術一課の皆様 |
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