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●はじめに
- 本製品は、「セミトレーラ及びフルトレーラの直角旋回軌跡図の様式(JASO Z
006-92), 社団法人自動車技術会」などの作図理論に基づいて、車両の走行軌跡を計算・作図するシステムです。想定した路線や既存の路線に対する走行シミュレーション、車両軌跡の作図が効率的に行え、道路構造を決定する際の参考資料等として利用できます。また、特殊車両通行許可申請に必要な車両旋回軌跡図の作図機能もサポートしています。以下に、本製品の概要を紹介します。
●適用基準及び参考文献
- 「道路構造令の解説と運用, 平成16年2月, 社団法人日本道路協会」
- 「セミトレーラ及びフルトレーラの直角旋回軌跡図の様式(JASO Z 006-92),
社団法人自動車技術会」
- 「旋回軌跡による隅角部の設計について(土木研究所資料), 昭和54年1月, 旧建設省土木研究所道路部道路研究室」
●適用範囲
- 本製品の主な適用範囲は下表の通りです。
対応車種 |
小型自動車、普通自動車、普通自動車(クレーン付)、セミトレーラ、フルトレーラ |
走行方法 |
単一旋回、ライン走行、切り返し走行 |
旋回方法 |
通常旋回、据え切り旋回(コーナーで一旦停止し、ハンドル据え切りで最小旋回半径となる状態での旋回) |
コース設定 |
任意作成の他、CADファイルの読込が可能 |
図面出力 |
直接印刷の他、DXF、DWG、P21、SFC、JWW、JWC、PSXファイル(弊社UC-Draw用ファイル)の出力が可能 |
その他 |
申請用旋回軌跡図作成機能(JASO Z 006-92様式)、走行チェック機能、3Dシミュレーション用データ(OpenMicroSimファイル)出力機能、走行軌跡アニメーション機能など |
軌跡/車両登録
普通自動車やセミトレーラといった基本的な車種から、フルトレーラやトラッククレーン等のクレーン付車両にも対応しています。その他、車体とは別に任意矩形を付加できるので、運送貨物のはみ出しなどの検討も可能です。また、ひとつのデータファイルに対して複数の軌跡(およびそれに割り当てる車両)を設定できるので、あるコースに対して同時に複数のケースを検討することができます。
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▲軌跡/車両登録の設定 |
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▲車両諸元の設定 |
走行方法
走行方法は、1コーナーだけを旋回する「単一旋回」や設定した走行ルートに合わせて走行する「ライン走行」、前進と後退を繰り返す「切り返し走行」に対応しています。各走行方法の設定により、バック走行やUターン、クランクなど、種々の走行を検討することが可能です。
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▲軌跡確認画面(単一旋回) |
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▲軌跡確認画面(単一旋回) |
コース設定及び走行チェック機能
マウス操作や座標の直接入力により、簡易かつ柔軟なコース作成が行えます。コースの作成は、既存のCAD図面を読み込むこともできます(SXF生成ツールにより画像ファイル等からCADファイルの作成も可能)。また、コースに対して接触判定線を設定することで、走行チェックを行うこともできます。
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▲軌跡確認画面(コースあり) |
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▲走行チェック(赤色が接触軌跡) |
図面出力
図面は直接印刷のほか、種々なCAD図面ファイル出力に対応しているので、走行軌跡図をいったんCAD図面ファイルで保存した後、普段使い慣れたソフトウェアで編集することもできます。
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▲図面確認画面 |
3Dシミュレーション(UC-win/Road連携)
本製品では、3Dシミュレーション用のOpenMicroSimファイルを作成することができます。同ファイルを弊社UC-win/Roadで読み込むことで、走行軌跡を3Dで確認できます。
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▲UC-win/Roadとの連携結果 |
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下記セミナーにて発表予定 |
OSCADY/TRANSYTセミナー
●日時 : 2010年 9月 17日(木) 13:30〜16:30 ●参加費 : 無料
●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催 |
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■車両軌跡作図システム リリース予定日:2010年 8月末 |
(Up&Coming '10 秋の号掲載) |
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