車両走行軌跡の計算、軌跡図の作成プログラム
初版リリース:2010.09.15/最新Ver.リリース:2020.09.18
各種基準に記されている作図理論に基づいて、車両の走行軌跡を計算・作図するプログラムです。想定した路線や既存の路線に対する走行シミュレーションや車両軌跡の作図が簡易かつ効率よく行え、道路構造を決定する際の参考資料等として利用することができます。また、特殊車両通行許可申請に必要な車両旋回軌跡図を作図する機能もサポートしております。
適用範囲
現バージョンの主な適用範囲は下表の通りです。
対応車種 |
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走行方法 |
対応しております。 |
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旋回方法 |
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コース設定 | 任意作成の他、CADファイル(AutoCAD形式、SXF形式)の読込が可能 | |||||||||||||||||||||
図面出力 | 直接印刷の他、DXF、DWG、P21、SFC、JWW、JWC、PSXファイル(弊社 UC-Draw用ファイル)の出力が可能 | |||||||||||||||||||||
その他 |
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簡易な軌跡/車両登録
普通自動車やセミトレーラといった基本的な車種から、フルトレーラやトラッククレーン等のクレーン付車両にも対応しています。その他、車体とは別に任意矩形を付加できますので、例えば運送貨物のはみ出し等の検討も可能です。また、本プログラムでは、ひとつのデータファイルに対して複数の軌跡(およびそれに割り当てる車両)を設定することができますので、あるコースに対して同時に複数のケースを検討することができます。
小型自動車
軽トラック、小型乗用車など |
普通自動車 乗用車、バス、小中型トラック、 大型トラック、ダンプトラックなど |
連節バス |
普通自動車(クレーン付) トラッククレーン、クレーン付トラックなど |
セミトレーラ トレーラ部はトリプルス(3連)まで対応 |
フルトレーラ トレーラ部はドリー式、センターアクスル式に対応 |
ポールトレーラ |
コース設定及び走行チェック機能
コース設定では、マウス操作や座標の直接入力により、簡易かつ柔軟なコース作成を行うことができます。コースは既存のCAD図面を読み込むこともできます(SXF生成ツールにより画像ファイル等からCADファイルを作成することも可能です)。また、コースに対して接触判定線を設定することにより、走行チェックを行うこともできます。
図面を背景図として取り込み、軌跡との重ね合わせ出力
本改訂では車両軌跡作図システム内で画像と軌跡を重ねられる機能を追加します。従来版ではコース設定の際に大規模なCADデータを読み込むと動作が重くなる場合がありました。そこで、大規模なCADデータをプログラム内部で画像に変換して取り込み、軌跡と重ね合わせて出力する機能を追加します。CADデータを画像として取り込んだ後に最低限の線分のみをインポートすることで、軽快な動作での検討が可能となります。また、通常の画像の取り込みにも対応するためVRデータから作成した画像や衛星写真を軌跡と重ね合わせ、よりイメージをしやすい状態で検討を行えるようになります。
三心円作図(UC-Draw)
弊社の「UC-Draw」の三心円の作図機能で作成したCADファイルをインポートすることで、交差点の軌跡チェックおよび軌跡図の作図を行うことが可能になります。
車両軌跡の各座標値の出力
車両の軌跡の各ステップの座標値(車両4隅や車軸中心位置など)を出力できます。各計算ピッチの車両の位置が数値で取得でき、「計算刻み自動調整機能」と組み合わせますと接触判定や決められた位置での停車などの検討に役立ちます。座標値につきましては、通常の計算書での出力およびCSV出力に対応します。
計算刻み自動調整機能
区間内の計算ピッチが一定になるよう、計算分割幅を自動でセットする機能です。計算ピッチを等間隔にすることにより軌跡の描画を一定間隔にして検討を容易にすることが可能です。
図面出力 (申請用軌跡図に対応)
図面は直接印刷の他、種々なCAD図面ファイル出力に対応しておりますので、走行軌跡図を一旦CAD図面ファイルで保存した後、普段使い慣れたソフトウェアで編集することができます。また、申請用軌跡図(JASO Z 006-92様式)作図機能もサポートしております。
3Dシミュレーション
UC-win/Roadとの連携 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本製品では、3Dシミュレーション用のOpenMicroSimファイルを作成することができます。 (>> UC-win/Road マイクロ・シミュレーション・プレーヤー) 同ファイルを弊社VRソフトウェアUC-win/Roadで読み込むことにより、走行軌跡を3Dシミュレーションで表現することができます。
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※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。<
本体価格
価格は税込表示です
■本体価格
製品名 | 価格 |
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車両軌跡作図システム Ver.4 | ¥190,300(税抜¥173,000) |
車両軌跡作図システム(日本基準/中国語版) | ¥190,300(税抜¥173,000) |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 | 価格 |
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車両軌跡作図システム Ver.4 | ¥76,120(税抜¥69,200) |
車両軌跡作図システム(日本基準/中国語版) | ¥76,120(税抜¥69,200) |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
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サブスクリプション(車両軌跡作図システム Ver.4) | 無償 | ¥76,120(税抜¥69,200) |
サブスクリプション(車両軌跡作図システム(日本基準/中国語版)) | ¥76,120(税抜¥69,200) | |
サブスクリプション(車両軌跡作図システム Ver.4 フローティング) | ¥106,568(税抜¥96,880) | |
サブスクリプション(車両軌跡作図システム(日本基準/中国語版) フローティング) | ¥106,568(税抜¥96,880) |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
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車両軌跡作図システム Ver.4 | ¥85,635 | ¥100,859 | ¥123,695 |
車両軌跡作図システム(日本基準/中国語版) | ¥85,635 | ¥100,859 | ¥123,695 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
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車両軌跡作図システム Ver.4 | ¥142,725 | ¥169,367 | ¥209,330 |
車両軌跡作図システム(日本基準/中国語版) | ¥142,725 | ¥169,367 | ¥209,330 |
製品名 | アカデミー価格 |
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車両軌跡作図システム Ver.4 | ¥152,240(税抜¥138,400) |
車両軌跡作図システム(日本基準/中国語版) | ¥152,240(税抜¥138,400) |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
車両軌跡作図システム Ver.4 | ||
バージョン | リリース日 | 主なバージョンアップ内容 |
4.00.00 | 20/09/18 |
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動作環境
OS | Windows 10 / 11 |
CPU | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 |
必要メモリ(OSも含む) | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 |
必要ディスク容量 | 約300MB以上 (インストール時及び実行時含む) |
ディスプレイ(画面解像度) | 画面解像度1024×768以上推奨 フォントサイズは[小さいフォント]のみをサポートしています。 |
入力データ拡張子 | F6V |
ファイル出力 | F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、PPF、DOC、PDF、JTD、JTDC 図面:SXF、DWG、DXF、JWW、JWC 画像:3DS |
他製品との連動 | <読込>図面(SXF、DXF)、UC-Draw <保存>UC-win/Road(3DS) |
製品購入/お問い合わせ窓口
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
本製品は、下記「適用基準および参考文献」に記されている作図理論に基づいて、車両の走行軌跡を計算・作図するシステムです。想定した路線や既存の路線に対する走行シミュレーションや車両軌跡の作図が簡易かつ効率よく行え、道路構造を決定する際の参考資料等として利用することができます。また、特殊車両通行許可申請に必要な車両旋回軌跡図を作図する機能もサポートしております。
【適用基準および参考文献】
走行条件を「切り返し走行」として軌跡を作成してください。「切り返し走行」の設定方法につきましては製品ヘルプおよび[切り返し走行の設定]ウィンドウから見れます設定ガイドムービーをご参照ください。
本製品にて軌跡をOpenMicroSimファイルを保存し、UC-win/Roadのマイクロシミュレーションプラグインで読み込むことにより、走行軌跡を3Dで確認することができます。 操作例を、「車両軌跡作図システムとRoadの連携例.pdf」に記載しておりますのでご参照ください。
該当車両が明確にわかる場合はメーカーにお問合せ頂くのが一番ですが、一般的な諸元を知りたい場合は「自動車ガイドブック、 日本自動車工業会」等の資料が参考になるかと思います。
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