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Multiframeは、3次元骨組構造解析プログラムです。入力断面として、JIS規格の鋼材断面が標準で登録されている他、ユーザ任意の断面を使用することもできます。計算後、鋼構造設計規準(日本建築学会)に準拠した断面算定を行うことができます(オプション)。
●サポート情報
ここでは、最近弊社に寄せられた問い合わせと、その回答をご紹介したいと思います。
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Q. |
動的解析の設定方法を教えてほしい。 |
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A. |
Multiframeでは時刻歴応答解析を行うことができます。
通常、時刻歴応答解析では、地震の影響を構造モデルの質量に加速度を入力することで動的な挙動を把握することを目的としています。Multiframeでは、加速度の入力のほかに、節点に対して力による入力を行うことが可能です。加速度による時刻歴応答解析ではモデル全体に一様の加速度が入力されますが、力による解析では各節点固有の力を入力することができます。
今回は、その方法をご紹介いたします。
まず、"フレームウィンドウ"にて解析用のフレームデータを作成いたします。デフォルトの状態で"ロードライブラリー"が読み込まれている場合もありますが、読み込まれていない場合もしくは別途テキストエディタで編集したロードライブラリーを読み込みたいときは、下図のように操作します。そのうえで"ロードライブラリー編集"を選択します。
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▲図1 |
ロードライブラリーの編集画面では、加速度波形の選択・編集・追加・削除などが可能です。画面中央に、"データタイプ"というものがあります。デフォルトでは"加速度"となっていますが、図2のように"力"に変更することが可能です。力の単位はtonneとなりますのでご注意ください。
複数個所に異なる力を作用させるためには、予めtonneでのロードライブラリー作成が必要となります。
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▲図2 |
時刻歴応答解析の荷重条件を追加する。
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▲図3 |
図4のように節点毎に固有の荷重を作用させることができます。
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▲図4 |
▲図5 (モーメント分布) |
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●Version12の開発計画
現在、平板要素を開発中です。次期バージョン(英語版)は本年半ばに開発元よりリリースされる予定です。
●有償セミナー
Multiframeのユーザの方を対象に、有償セミナーを開催しています。
1日の講習で、1人1台のパソコンを使用した操作実習形式です。Multiframe、Section
Makerのプログラム概要から、操作手順について、実務に即活かせる内容を1日で習得できるよう解説いたします。
前回は5月13日に弊社の各拠点をTV会議システムでつなぎ開催しました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。今後の業務にお役立ていただければ幸いでございます。
開発元:Formation Design Systems:フォーメーション デザイン システムズ
■Multiframe Ver.11 日本語版 リリース日: 2009年3月リリース済み |
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(Up&Coming '09 盛夏の号掲載) |
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