(1)「RC下部工の設計計算 Ver.2」、ラーメン橋脚の補強設計対応 |
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▼図−4:RC下部工の設計計算 Ver.2
ラーメン橋脚の補強設計対応 |
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曲げ耐力制御式鋼板巻立て(柱)+鋼板巻立て(はり)工法による補強設計に対応(図−4)、ラーメン橋脚の設計計算の出力機能がさらに充実。 |
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■ラーメン橋脚の補強設計における計算の仮定
(1) 既設橋脚段落し部は、鋼板補強により、柱軸方向段落しは、ないものとする。
(2) 鋼板が主鉄筋として機能するとみなし、既設及びアンカー筋が軸方向鉄筋として機能するとみなして地震時保有水平耐力の照査を行う。
(3) 柱基部は十分な剛性を有する形鋼で拘束していることから、横拘束筋の体積比としては、道示V編10.4横拘束筋の上限値0.018を適用する。
(4) 柱下端部の塑性ヒンジ長は、現況橋脚の塑性ヒンジ長の80%とする。
(5) 柱が変形した場合に間隔長(50〜100mm)を小さくするで間隔部のコンクリートは、拘束力が伝達されるものとして拘束効果を考慮する。
(6) 鋼板巻立て部は鋼板の全断面がせん断補強筋として機能するとみなす。
(7) 柱基部の根巻きあるいは防護コンクリートの影響は無視する。 |
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(2)「杭基礎の設計 Ver.3」「基礎の設計計算 Ver.3」、水平変位の制限緩和対応(図−5) |
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道示W12.8 特殊な条件における杭基礎の設計-(5)水平変位の制限を緩和する杭基礎に準じた計算をサポートし、橋脚基礎の地盤抵抗の非線形性を考慮した設計に対応。 |
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■杭基礎の「水平変位の制限を緩和する杭基礎」計算概要
道示W12.8 特殊な条件における杭基礎の設計-(5)に準拠。レベル1地震時のみが計算対象。
参考資料:「鋼管杭基礎の設計と施工 道路橋示方書(平成14年3月)改訂対応(平成14年4月)鋼管杭協会」
前面地盤抵抗の非線形性を考慮した計算。荷重増分法により計算。
(1) 全鉛直力のみを載荷して杭頭変位、杭頭反力、杭体状態量(変位、断面力)分布を算出。地盤の弾性範囲、塑性範囲を設定する。
(2) 第2ステップ〜第n+1ステップ:増分荷重を載荷し、分布の増分を算出し、累計値に加算、地盤の弾性範囲、塑性範囲を設定。
(3) 最前列の杭、2列目以降の杭の2種類について杭体状態量分布を出力。
適用範囲:橋脚基礎、2次元解析、地層傾斜なし、杭径・杭長変化なし、斜杭なし、杭頭剛結。突出部水平荷重なし。 |
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(3)「斜面の安定計算 Ver.3」、対策工の対応(図−6) |
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のり面に対策工区(最大5同時計算)を設定し、設計計算、施工後斜面安定計算を行う。ジオテキスタイル補強盛土工法、グラウンドアンカー工、のり枠工、杭工をサポート。 |
(4)「BOXカルバートの設計 Ver.3」、JH仕様の斜角付きBOX対応(図−7) |
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制限:単BOX、側壁の部材厚は左右同一、ハンチ形状寸法は左右同一、図面未対応。 |
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(5)「深礎フレーム Ver.3」、折れ線地層、下部工連動に対応 |
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折れ線地層線に対応。地層数最大10層までに増加。下部工製品(橋脚、橋台)−深礎フレーム間のデータ連動に対応。(震度算出は、基礎バネ値を連動) |
(6)「圧密沈下の計算 Ver.3」、計算機能の追加 |
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粘性土の即時沈下、側方変位量の計算対応。e〜logp曲線の標準比重による計算に対応。オスターバーグ法による地中応力の計算に対応。 |