Ver. |
日付 |
内 容 |
6.00.02 |
'11.12.21 |
■主な改良点
- 歩行者の群集移動
三次元空間上に歩行者のルート(パスウェイ)のネットワークを構築し、この上を多数のキャラクタを歩行させる機能(群集移動)を追加しました。一度に多数
の歩行者を配置することが可能で、それぞれの歩行者は、自ら進路を選択し、歩行者同士の衝突を回避しながら歩行します。
本機能によりリアリティのある歩行の動きを表現できるだけでなく、多数の歩行者配置に必要な時間を大きく軽減することが可能です。
- FBXモデルでのアニメーション機能
UC-win/Road Ver.5でサポートしたFBX形式の静的モデル(アニメーションがないモデル)を拡張し、FBXモデルの持つアニメーション機能を取り込めるようにしま
した。
今回取り込むFBXモデルのアニメーションは、ボーンアニメーションと呼ばれる方法で、3Dモデルの可動領域を司るボーン(骨組み)とメッシュの変形によ
るアニメーションを行うため、関節部分の自然な動きが可能となります。
- 煙機能
「煙のトンネル」という新しい機能を追加しました。「煙のトンネル」は長方形断面を持ち、
煙の発生源がトンネルにあるとき、煙をある方向に伝えることが可能です。そのとき、煙はトンネル内に束縛されます。また、風の発生源をトンネル内におくこ
とで、トンネル内の空気の流れをシミュレートできます。このとき、風は一方向に煙を押し出します。
特に、この煙のトンネルは実際のトンネル内の煙のシミュレーションに威力を発揮します。
- 5mメッシュサポート
国土地理院が発行する数値地図5mメッシュ(標高)データの読み込みに対応しました。
航空レーザ測量によって直接計測したデータから、人工構造物や植生等を除去、補完して求めた数値標高モデルデータを取り扱うことができるようになりました
ので、高精細な地形を生成することが可能になります。
- コントローラの振動機能の追加
ハンドル型のコントローラやゲームパッドを用いて運転シミュレーションを行っているとき、アスファルトや砂利道などから伝わる細かい振動や、轍などを超え
るときの振動をコントローラに伝えることができるようになりました。これにより、リアルな運転感覚を得ることが可能になりま
す。
Force Feed Back機能
道路面のテクスチャに振動効果を設定することにより、そのテクスチャを用いた断面で作成した道路上を運転車両が走行すると、コントローラに振動が伝わるよ
うになります。
バンプ機能
指定した道路の任意の位置に道路バンプを設定することにより、運転する車両がバンプ上を通過するとき、コントローラを振動させることができます。線路の
レール上、道路の轍や車道と歩道の繋ぎ目などに設定することにより、リアルな感覚を伝える事ができます。
- カメラビュー
保存したカメラ位置や向きを自由に変更できるようにしました。また、カメラビューウィンドウの表示設定の拡張を行いましたので、運転車両を追従するカメラ
が定義したり、ミラー機能(反転表示機能)を用いることにより、車のミラーを表示するウィンドウを定義することもできるよう
になりました。
- 特殊気象機能
前車の水撥ね表現の追加
描画オプション画面で「雨天時の水しぶき」をチェックすることにより、運転シミュレーションを行っているとき、前車のタイヤの水撥ね状態を表現できるよう
になりました。
ワイパーの表現
ワイパー機能を独立させ、描画オプション画面の「フロントガラス上の雨水」−「ワイパー」の設定により、フロントガラス上の雨水や気象機能を使わなくて
も、自由に表示できるようになりました。また、ワイパーの速さを選択できるようになりました。
- 車両についての改善
スリップ音
アスファルト上の車両が急加速、急ブレーキ、急旋回するとき、スキール音を発生させることができるようになりました。タイヤ力学を考慮するように設定する
ことにより、車速や車重を考慮した慣性力、タイヤのグリップ、道路面の摩擦係数等を計算し、タイヤのスリップが大きくなると
スキール音が発生します。また、車輪ごとに音を再生するようにしました。
キーボードによる運転シミュレーション
従来、運転シミュレーションを行うには、ハンドル型のコントローラやゲームパッドが必要でしたが、今回の改訂において、キーボードによる運転シミュレー
ションに対応しました。これにより、コントローラがない環境であっても、運転シミュレーションが行えるようになりました。
- シナリオ機能の拡張
今回の改訂により、シナリオ実行時、全てのモデルとの接触判定ができるようになりました。また、運転開始時のカメラの設定ができるようになり、任意の位置
から状態(シーン)を確認できるようになりました。
- 「描画オプション」画面でアンチエリアシングを有効 にすると3Dステレオ表示が行えないため、3Dステレオオプション画面で「クアッドバッファステレオ」をチェックしたと
き、アンチエリアシングをオフにするよう警告を表示するようにしました。
- 横断勾配が付いた道路でも、トレーラーの荷台が傾いていなかったため、傾くようにしました。
- 交通流のエラーで交通が止まらないように改善を行いました。エラーが発生した車両を削除するようにしました。
■主な不具合修正
- トンネル内に道路障害物が設定されている状態で高度な照明を適用した場合、視界内に該当トンネルが入ると、道路や樹木のテクスチャが明るく表示される不具
合の対策を行いました。
- 交差点付近で運転車両のウインカーが不必要に点滅する不具合を対策しました。
- 横断勾配が付いた路面で運転すると、走行車両が道路に埋め込まれたり空中に浮いたりする問題を対策しました。
- 旧データの読込み時、MD3キャラクタの設定が適切に処理されず、「Range Check
Error(範囲チェックエラー)」が発生する不具合を対策しました。
- 視点を「衛星移動」とした状態で景観位置を変更したとき、視点が「衛星移動」のままとなっていた不具合を対策しました。
- UC-win/Road のユーザデータフォルダに「Temporary files」フォルダが蓄積される問題の対策を行いました。
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6.01.03 |
'12.06.11 |
■新機能
- 韓国語、中国語(簡体字、繁体字)に対応しました。
- 点群モデリングプラグインの追加機能として、3次元空間上の2点間の距離(水平距離、垂直距離、直線距離)を計測するツールを実装しました。メニューの「ツール」−「計測ツール」を選択し、[計測x]ボタン押下後、マウスで2点を指定してご確認下さい。
■改良点
- 交通シミュレーションのアルゴリズムの最適化を行い、交通流のパフォーマンスを大幅に改善しました。
- トンネルのレンダリングアルゴリズムの改善を行い、描画パフォーマンスを大きく改善しました。
■不具合修正
- 簡易DSで運転走行するときTraffic Thread Errorが発生するケースがあり、これを対策しました。
- 「道路面の編集」画面のタイプの表記を訂正しました(経度→前後方向、緯度→横方向)
- 標準の2輪車モデル(Motocycle)で走行すると、ミラーが左右反転して表示される不具合の対策を行いました。
- 点群モデリングプラグインの設定画面のセパレータの選択状態が保存されない不具合を対策しました。
- transitionにより車線が減少するとき、transitionの終端部で運転走行が強制的に終了される不具合の対策を行いました。
- 路面の反射テクスチャが未設定のRDデータを開くと、エラーが発生して読み込みに失敗する不具合の対策を行いました。
- 道路を生成すると、まれに切り土、盛り土の一部が異常な形状になる不具合があり、これを対策しました。
- 騒音シミュレーションのメニューが選択できない不具合の対策を行いました。
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