Ver. |
日付 |
内 容 |
3.00.00 |
'12.04.25 |
■主な改良点
- オーディオの対応
VR環境のオーディオコンポーネントは、ユーザの没入感の向上においてとても重要です。VR-Cloud(R)では、その場でUC-win/Roadを使うのと同等の没入感をユーザが得られるように、バージョン3.0からオーディオストリーミングに対応しました。オーディオデータはビデオと同様にサーバによって録音、エンコーディングされ、ネットワークを通して送られた後にクライアント側でデコーディング、再生されます。また、設定画面でオーディオストリーミングを無効にすることで、従来通りビデオのみのコンテンツを送信することも可能です。オーディオストリーミングはPC、Android両クライアントに対応しております。
- ディスカッションのリスト表示
VR-Cloud(R)バージョン3.0では、ユーザはプロジェクト内にあるディスカッションのリストを表示し、それらがある場所に容易に視点を移動することができます。この新機能は、興味のあるディスカッションに素早くアクセスして参加するのに大いに役立ちます。従来通りの、3DVR環境を移動し、アイコンをクリックしてディスカッションを開く方法ももちろん可能です。この機能はPC、Android両クライアントに対応しております。
- ディスカッションのカテゴリー
様々なケースにおいて、ディスカッションをカテゴリー別に分けることは、ユーザが自分の共有したいジャンルのディスカッションを素早く見つけるためにとても便利です。バージョン3.0では、同じ議題ごとにグループ分けできるように、各ディスカッションのアイコンの色を選べるようになりました。この色は、サーバのディスカッションオプションで設定した10色から選択できます。この機能はPC、Android両クライアントに対応しております。
- インラインヘルプ
これまでのバージョンのVR-Cloud(R)では、PDF形式でヘルプを提供してきました。しかし、PDFファイルをVR-Cloud(R)クライアントのアプリケーションと同時に開いて見ることは困難かつ非直感的であるため、バージョン3.0では埋込型のインラインヘルプを実装しました。このインラインヘルプはVR-Cloud(R)クライアントのアプリケーション内のメニューからオンオフを切り替えられ、オンにすると現在表示されているボタンなどのインタフェースによって行えるアクションを表示します。ヘルプが表示されていても、ユーザは通常通りVR-Cloud(R)を使用することが可能です。このインラインヘルプ機能はPC、Android両クライアントに実装されております。Androidにおいてディスプレイサイズが小さい場合には、インラインヘルプはスクリーン全体に重なる形で表示されます。
- IMEの改善
VR-Cloud(R)バージョン3.0のPCクライアントからはIMEが改善され、ユーザが日本語、中国語、韓国語を入力した時に変換候補のリストが出てくるようになりました。
- その他の改善と不具合の修正
VR-Cloud(R)バージョン3.0では、UC-win/Road本体及び両クライアントソフトにおいて、多くの問題や不具合、改善すべき点を修正しました。
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3.01.00 |
'12.05.15 |
■主な改良点
- オーディオの設定を簡略化
VR-Cloud(R)では、バージョン3.0からオーディオストリーミングに対応しましたが、正しくオーディオストリーミングを行うための設定が困難でした。バージョン3.1では、PCのスピーカに音声を送る前にオーディオストリーミングを行うことでこの問題を解決しました。この一連の機能は自動的に行われ、サーバの設定を必要としません。また、バージョン3.0では音声が生成されたことをWindowsに検知させるために、ヘッドホンやスピーカをPCに接続することが必要でした。バージョン3.1ではこの問題を解決し、出力デバイスがなくともオーディオがストリーミングされるようになりました。
- オーディオレイテンシーの改善
VR-Cloud(R) バージョン3.1では、PCのスピーカに送る前に音声を録音してストリーミングを行います。これにより、オーディオレイテンシーが大きく短縮されました。オーディオレイテンシーは正確に計算することは困難ですが、バージョン3.1では前バージョンよりも体感的に遥かに自然なオーディオ再生を行えます。エンジン駆動音が完璧にイメージと合致するため、運転走行の没入感が大幅に向上しています。
- 1台のPCに複数のサーバを起動した状態でのオーディオ対応
VR-Cloud(R)では、バージョン3.1からオーディオ機能について何の問題もなく、1台のPCに複数のVR-Cloud(R)サーバを起動することが可能になりました。クライアントがサーバに接続した場合、1台のPCで複数サーバを起動していても、接続しているサーバが生成する音声のみを受信します。
- サーバのウインドウがアクティブではない状態でのオーディオ対応
VR-Cloud(R) バージョン3.0では、UC-win/Roadのウインドウがアクティブの状態でしかオーディオストリームが行えませんでした。バージョン3.1ではこの問題を解決し、ウインドウがアクティブではないときや隠れているとき、最小化しているときでもオーディオストリーミングが行えます。
- スクリプト内でのXPSWMMシミュレーションに対応
VR-Cloud(R) バージョン3.1ではスクリプト内でのXPSWMMシミュレーションを実行可能にし、遠隔接続しているユーザに対しXPSWMMデータの利用を可能にしました。この利用はスクリプトを通した間接的なもので、サーバ側で準備に少々の時間が必要ではありますが、エンドユーザにとってはとても容易に行えるものです。
- その他の改善と不具合の修正
これまでのリリースと同様に、VR-Cloud(R) バージョン3.1では、複数の不具合の修正、システムの改善を含んでおり、システムの安定性が向上しました。具体的な例として、複数あったメモリの問題が解決されています。
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