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●リリース 2012年5月23日
UC-1 橋梁下部工 |
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ラーメン式橋台の設計計算Ver.6では、平成24年3月道路橋示方書・同解説 IV
下部構造編、V 耐震設計編に対応しています。本製品における道示改定による変更点は次の通りです。
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鉄筋規格SD390、SD490の追加
- 地域区分の変更
- レベル2地震動の照査
- 落橋防止構造設計
- 杭基礎の照査(杭種追加,杭頭接合部)
以下に、道示改定の内容を中心にVer.6における改訂の概要を紹介いたします。
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SD390,SD490の追加
平成24年道路橋示方書IV において、下部構造でほどんど実績のないSR235及びSD295が削除され、新たにSD390,SD490が追加されています。基準値に、SD390,SD490を標準で用意し、地震時の許容引張応力度を軸方向鉄筋とそれ以外の鉄筋に分けています。また、降伏応力度についても軸方向鉄筋とせん断補強筋に分けて必要に応じて値を変更できるようにしています。
地域区分の変更
平成24年道路橋示方書V において、プレート境界型の大規模な地震によるレベル2地震動(タイプI
)の大幅な見直しと地域区分の変更が行われました。地域区分については、平成14年道路橋示方書のA,B,C地域からA1,A2,B1,B2,C地域に新たに細分されています。これに合わせた地域区分の入力に変更し、入力された固有周期から設計水平震度を設定できるようにしています。
レベル2地震動の照査
橋台基礎の照査において、平成14年道路橋示方書では、設計水平震度の大きいタイプII
のみを行えばよかったため、従来はタイプII の照査のみを行っていました。しかし、平成24道路橋示方書においては、レベル2地震動タイプI
の大幅な見直しと液状化の判定をタイプ毎に判定することからタイプII のみ照査を行うという文章が削除されています。本製品においても、レベル2地震動に対する検討をタイプI
、タイプII を同時に行うように拡張しています。
落橋防止構造設計
平成24年道路橋示方書IV においては、落橋防止構造の照査における胸壁基部の曲げ照査に用いる耐力が、終局曲げモーメントMuから降伏曲げモーメントMyに変更されています。また、落橋防止構造に用いる設計地震力HFもHF=1.5×Rdから下部構造の水平耐力に変更されており、本製品もこれに対応しました。
HF=PLG ただし、HF≦1.5・Rd
ここに、
HF:落橋防止構造の設計地震力(kN)
PLG:下部構造の橋軸方向の水平耐力(kN)
Rd:死荷重反力(kN) |
杭基礎の設計においては、新たに次の杭種に対応しています。
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鋼管ソイルセメント杭
- SC杭
- SC+PHC杭
- 回転杭
各杭種ともに本製品単体で常時及びレベル1地震時における設計が可能です。なお、レベル2地震時や増し杭工法(オプションが必要)を検討する場合は、弊社製品「基礎の設計計算、杭基礎の設計」との連動が必要になります。また、杭頭接合部の照査では、杭配置が標準的な縁端距離を確保する場合は、杭頭押込み力,引抜き力,水平力及びモーメントに対しての照査が省略できます。また、仮想鉄筋コンクリート断面の照査では、コンクリート応力度の照査は省略されます。 |
置き換え基礎については、Ver.5までは前面が垂直な形状のみ対応していました。Ver.6では、置き換え基礎の前面が斜めの形状を検討可能としています。
■図1 置き換え基礎形状入力画面
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平成24年道示対応版オプションは、道示改定の対象外となった項目を使用できるオプションで、以下の機能を有しています。
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設計対象で増設が選択可能になります。
- コンクリート材質σckに、21,24,27,30以外の材質が選択可能になります。
- 使用鉄筋に、SD345,SD390,SD490以外の鉄筋(追加鉄筋を含む)が選択可能になります。
- 杭の種類に、PC杭,RC杭が選択可能になります。
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以上、平成24年道路橋示方書に対応した機能を中心に紹介いたしました。今後も皆様からのご要望を取り入れて改良・改善に努めていきます。 |
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