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道路土工 |
擁壁の設計・3D配筋 Ver.19
片持梁式、U型、重力式、もたれ式、任意形状擁壁の設計計算、図面作成プログラム
●新規価格
●リリース |
Advanced 389,000 円 Standard 316,000円 Lite 232,000円
2019年3月28日 |
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Ver.19では,主に次の機能追加や拡張を行いました。
・任意形状時の竪壁保耐(Advanced)
・U型側壁任意形状(Standard)
・擁壁背面に構造物隣接時の土圧計算(Lite)
・調表:詳細設計照査要領(平成29年)書式(Lite)
・フーチング有り時の水路工浮き上がり照査(Standard)
・水路工時の水中単位重量(Lite)
以下に、これらの機能の概要を紹介します。
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地震時保有水平耐力法によるレベル2地震時の竪壁照査は、現行バージョンでも検討することが可能ですが、任意形状時の検討を行うことはできませんでした。Ver.19では対応形状を拡張し、任意形状時でも検討可能になりました。
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擁壁の設計・3D配筋は任意形状に対応しており、一般的な形状と異なる場合でも、そのままの形状を設定することが可能です。しかしながら、U型擁壁のように壁が2枚ある条件では、任意形状の検討を行うことはできませんでした。
Ver.19ではU型擁壁の場合においても、側壁を任意形状として設定できるようになりました。
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図1 U型側壁任意形状 |
計算方法は、側壁を片持ち梁として考える手法のみ選択可能となります。入力方法は座標入力でのみ行えますが、ブロック入力で形状を確認することも可能です。 |
本線擁壁に近接して坂路擁壁を建設する場合などに用いる、擁壁背面に構造物が隣接している場合の土圧計算に対応しました。
仮想背面と構造物の距離に応じて算出方法が異なり、両者が接している場合には、クーロン式で算出します。接していない場合には、仮想背面とすべり面及び構造物に囲まれた土塊に作用する力の釣り合いから求めます。その際、隣接物面に発生する土圧力はクーロン式で算出します。
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図2 構造物隣接時 |
図3 構造物隣接時の土圧算出 |
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平成29年3月に「詳細設計照査要領」が改訂され各地方整備局のホームページで公開されています。擁壁の設計・3D配筋でも「詳細設計照査要領」の書式を参考とした設計調書に対応しておりますが、平成29年版に未対応だったため、Ver.19より平成29年版の書式を参考としたテンプレートを追加しました。
設計調書作成時に追加テンプレートを選択するだけで、新たな書式の調表を作成することが出来ます。また旧書式についても同様に選択可能となっています。 |
浮き上がりの照査では下向き鉛直力と揚圧力との比を安全率とします。これまでのバージョンでは、揚圧力を厳密に算出していましたが、土地改良基準の「水路工」に掲載されている、フーチング上の土砂体積分の揚圧力を無視する手法に対応しました。設計者の判断により従来の方法と水路工の方法を選択することができます。
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図4 浮き上がり照査 |
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土圧算定時の水中土の単位体積重量の考え方を拡張しました。これまでは飽和重量から水の単位重量を差し引くことで、水位よりも下の土砂単位重量を求めていましたが、水中土の単位体積重量を直接設定することもできるようになりました。また、飽和重量から差し引く場合でも、静水圧算出用とは別の水の単位体積重量を設定することが出来ます。 |
(Up&Coming '19 春の号掲載) |
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