単柱式橋脚に対しては、平成29年道路橋示方書に準拠した地震時保有水平耐力照査を行います。
この照査では、鉄筋コンクリート橋脚に生じる水平変位が限界状態に応じた水平変位の制限値を超えない事、鉄筋コンクリート橋脚に生じるせん断力がせん断力の制限値を超えない事、また限界状態2の場合は鉄筋コンクリート橋脚に生じる残留変位が、残留変位の制限値を超えないことを照査します。
水平変位の照査では、破壊形態が曲げ破壊型の場合は、鉄筋コンクリート橋脚に生じる水平変位が限界状態2または限界状態3に対応する変位の制限値を超えないことを照査します。破壊形態が曲げ破壊型とならなかった場合は、限界状態1の水平変位の制限値を超えないことを照査します。
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