New Products |
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Geo Engineer's Studio(Lite) |
FEM解析 |
静的な地盤の応力〜変形解析を行う2次元弾性地盤解析プログラム |
●新規価格
●リリース |
450,000円
2017年 7月 |
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このたび弊社では、有限要素法(FEM)に基づく地盤解析用ソルバーをすべて自社開発しました。その第1弾として、線形弾性に限定した地盤変形解析ソフト『Geo
Engineer's Studio(Lite)』(以下、GeoES)をリリースします。
本製品は、平面ひずみ解析、軸対称解析を対象とした、静的な地盤の応力〜変形解析を行う2次元弾性地盤解析プログラムです。土留め掘削解析、シールドトンネル掘削時など地盤に関係する多くの土木構造物について、周辺地盤影響解析を実施する場合に、威力を発揮する汎用FEM製品です。FEMモデルの作成はCAD的な入力方法を採用し、SXF、DWG、DXFファイルのインポートにも対応しているため、容易に行えます。また白紙の状態から解析モデルを作成することも可能です。 |
一部の項目を除き(下表参照)GeoFEAS2D Ver.4.0.0 [ファイルバージョン:4.0.0]までのデータファイルとの互換性を有します。
項目 |
互換状態 |
解析状態 |
【通常】固定 |
ソリッド要素プロパティ |
構成則 |
【弾性】固定 |
方式 |
【線形弾性】固定 |
梁要素プロパティ |
構成則 |
【線形弾性】固定 |
ジョイント要素 |
無効 |
MPC |
無効 |
ピン結合 |
無効 |
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既存の地盤解析シリーズのユーザーインターフェイス(UI)を見直し、大幅に改善しました。
プリプロセッサー
メインウィンドウは、
・モデル図 ・メッシュ図 ・任意ステージ図(要素定義) ・任意ステージ図(解析条件)
を配置することで、FEM解析において主要な項目の設定状態を瞬時に確認でき、検討モデル全体像の把握が容易に行えます。また、メインウィンドウの左側に配置したツリービューにより各種設定項目への素早いアクセスが可能となります。
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▲図1 メインウィンドウ |
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▲図2 ステージ(要素)1面図 |
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▲図3 モデル作成ウィンドウ |
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▲図4 メッシュ分割ウィンドウ |
ポストプロセッサ
各種ステージ解析結果の確認をツリービューから行うよう集約したことで、直感的な操作となりました。また、数値出力では既存の地盤解析シリーズと同様に節点または要素ごとの解析結果一覧を表示します。従来のテキスト形式に加え、新たに『HTML形式』を追加したことで、Webページや各種報告書への転用が容易に行えます。
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▲図5 ポストプロセッサメインウィンドウ |
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▲図6 HTMLによる結果確認画面 |
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GeoFEAS2Dとの解析結果比較を次の表に示します。完全に一致しているだけではなく、演算スピードは格段に向上していますので、手軽に安心してご利用いただけます。
土留め掘削解析 |
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比較項目 |
GeoES |
GeoFEAS2D |
X方向変位(m) |
-5.7745E-003 |
-5.7745E-003 |
Y方向変位(m) |
-5.6355E-004 |
-5.6355E-004 |
回転変位(rad) |
0.0000E-000 |
0.0000E-000 |
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シールドトンネル掘削 |
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比較項目 |
GeoES |
GeoFEAS2D |
X方向変位(m) |
8.2968E-004 |
8.2968E-004 |
Y方向変位(m) |
-2.8853E-002 |
-2.8853E-002 |
回転変位(rad) |
1.4652E-004 |
1.4652E-004 |
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より多くのユーザ様にご満足いただけるよう、今後の展開として『チュートリアル』・『マニュアル』類の拡充、弾塑性解析および液状化解析に対応し、GeoFEAS2Dと同機能を備えることを目指しています。さらに『圧密連成解析』への対応も計画しています。
【開発予定】
2017.10 チュートリアル・マニュアル類の拡充
2018.3 Geo Engineer's Studio(Standard)(仮称)リリース:弾塑性解析、液状化解析対応
2018.9 Geo Engineer's Studio(Advanced)(仮称)リリース:圧密連成解析対応 |
(Up&Coming '17 盛夏号掲載) |
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