New Products |
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●新規価格 |
Standard:440,000円(SS:66,000円)
Lite:284,000円(SS:52,000円) |
●リリース 2016年9月15日
UC-1 仮設工 |
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仮設構台の設計・3DCAD Ver.8の改訂内容は以下の通りです。
<Standard>
(1) 支柱くい以下の地震時の検討に対応
(2) 左右両方向の同時解析に対応
<Lite>
(1) 任意分布荷重に対応(従来の「任意位置の死荷重」画面の拡張)
(2) 土木基準における支柱くいの設計の機能改善
(3) 桁受けの設計における固定荷重の扱いを変更できるよう改善
(4) その他要望対応 |
本製品の設計対象である乗入れ構台は、しばしば一般交通および作業場として、一時的な使用に供するために建設される「仮橋」として設計されます。近畿地整の仮設構造物の基準では、上記の「仮橋」は地震時の影響を考慮することが示されており、今回、Standard版のフレーム解析を用いて、その影響を考慮することを可能としました。
地震時の検討では、以下のように考慮する作用力が異なります。
荷重 |
常時 |
地震時 |
部材の固定荷重(死荷重) |
○ |
○ |
橋面死荷重(左右) |
○ |
○ |
群集荷重 |
○ |
× |
重機の鉛直方向作用力 |
○ |
○※ |
水平成分(水平係数による) |
○ |
× |
部材の固定荷重に起因する慣性力 |
× |
○ |
重機の重量に起因する慣性力 |
× |
○※ |
任意鉛直荷重 |
○ |
○※ |
任意水平荷重 |
○ |
○ |
地震時慣性力は、プログラム内部で計算している固定荷重の値と、指定された設計水平震度を用いて自動計算し、部材に載荷します。基本的に活荷重に起因する慣性力は考慮しなくて良いものとされていますが、本製品では設定に応じて重機の重量に起因する慣性力についても考慮できます。
図1は常時と地震時の解析結果を並べたものですが、地震時は常時と比べ、水平力の影響が大きく出ていることがわかります。また、「解析条件」画面で検討方向を"両方向"とした場合に、(左→右)、(右→左)の各方向について解析し、計算結果を表示するようにしました。
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▲図1 メイン画面 |
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▲図2 左右両方向の照査結果 |
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従来、製品で考慮できる任意荷重は「死荷重」のみで、活荷重のような取り扱いはできませんでした。本改訂では、任意荷重に対して以下のような機能拡張を行っています。
・衝撃係数の考慮に対応
・固定荷重とは別の水平係数の設定に対応
・たわみの計算に考慮する設定を追加
これにより、たとえば従来は重機と同時載荷でしか考慮できなかった群集荷重を、任意鉛直荷重として設定することによって、重機なしの単独載荷での設計など、より多彩なケースに対応した設計が可能となります。
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▲図3 任意鉛直荷重 |
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周面摩擦力度の係数βの地層ごとの設定に対応
支持力照査における周面摩擦力の計算に用いる係数βを地層ごとに異なる数値を設定できるようにしました。
モルタル充填範囲の設定に対応
くいの施工方法がモルタル充填の場合に、モルタル充填を行う高さを設定できるようにしました。充填高さは、支持力照査における極限支持力度、周面摩擦力の計算に影響します。 |
(Up&Coming '16 秋の号掲載) |
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