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未来を可視化する
長谷川章のアート眼
vol.8
社会の未来を語るキーワード「シンギュラリティ」をテーマに、
長谷川章のアート眼が捉えるものを連載していきます。
人類が生命を超え、加速する未来を可視化する鍵を探ります。
長谷川 章(はせがわ あきら)氏

中国中央電視台CCTVのステーションロゴを始めNHKのオリンピックオープニング(1996)、ニュースタイトル、TV-CMなど数千本の制作してきた長谷川章が、日本人の持つ無常の精神から空間・環境のアーティスティックなソリューションであるデジタル掛軸を発明し今日のプロジェクションマッピングの創始者となった。

 Akira Hasegawa

見えないものへの恐怖

世界中で、今日は何人感染者が出た、何人が亡くなった、
と目先の数だけに報道が集中し、十年後にどうなるのかはまったく議論されていない

毎年、1万人から2万人が亡くなっているインフルエンザから見れば、
コロナなど比べ物にならないはずだが、見えないもの、知らないものへの恐怖は大きく、
まさに得体のしれないモンスターのように恐れられているようだ

何よりはっきりしているのは、人間から人間へ感染するということである
つまり、人間がゼロになれば、コロナが絶滅するのは確かなことだ

もう一点は、陰性の確定した人間が何人密になろうと、くしゃみをしようと、
感染はまったく起こらない国内においてほとんどの人は陰性であるにも関わらず、
人を見れば感染するのではないか?
といつでもどこでも恐怖におののいている

この状況から脱するには、陽性者をいち早く探し出してすぐに隔離することである
または陰性の者にはなんらかの信号発信機をつけて、
安全であることを知らせながら暮らすことである
安全が確保されていれば街を歩いても、会社に行っても、
コンサートや食事に行ってもなんの問題もない

さて、コロナ対策は専門家に任せておくとして……

ウィズコロナ時代の生活

コロナとともに歩む時代に突入したとき、
人はどのように振る舞い、どう生活を維持していくのか?
リモート会議やリモートビジネスの行く手にはどんな社会が待っているのか?

リモートワークでも通常のビジネススタイルと遜色ない、
と答えた人が半数近くいるという統計が出ている
物理的な会議などしなくても、問題ないとわかったわけだ
とすれば、今後サラリーマンはどこで仕事をしてもいいことになる
高級マンションを捨て、大自然の中に身を寄せ、
一軒家で畑を耕しながら仕事ができるのだ
満員電車から解放され、無理に外食をしなくてもよく、
好きな時間に働き、好きな時間だけ大自然の中で
人生を改めて体感することもできる

大都市に憧れ、都内の大学を卒業して大企業に入る
そして結婚し、あこがれの高級マンションに40年ローンを組んで住み、
働き続けた果てに定年退職となり、こんな働き蜂のような人生を
再び我が子に引き継ぎ、この世を去る……

ここで一度立ち止まってみよう
我々人間が見ているものは、果たして現実だろうか?
通販サイトでたくさんの物を買い、レストランへ食事をしにいき、
高級マンション、高級車、腕時計、スーツ、宝石を買い……
しかしそれに飽き足らず数年経ったら別の物にまた買い換える……
その行為は一体なんだろうか?
それは己の劣等感を埋めているだけの行為であろう
人がそれを欲しがるのは、誰かがそれを欲しがっているからである
だからずっと満たされることはないのだ

ここから見えてくるものは?

ことは単純である
人間は密集せず、分散して生きよう
そのために大都市を離れ、地方へと分散し、
そこで新しい生き方を工夫して見つけ、新しい人生を創造しよう
これからはそのような時代へと向かうことになる
人類最大の発明である「都市」も、やがては崩壊へと至るだろう

AI、5Gなど、新しい世界を作ると期待されているシンギュラリティは、
現代文明を延命させるのではなく、まさにこのあと人類はどうやって生きていくのか、
それを捉えるための契機になるはずである 

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