大都市に憧れ、都内の大学を卒業して大企業に入る
そして結婚し、あこがれの高級マンションに40年ローンを組んで住み、
働き続けた果てに定年退職となり、こんな働き蜂のような人生を
再び我が子に引き継ぎ、この世を去る……
ここで一度立ち止まってみよう
我々人間が見ているものは、果たして現実だろうか?
通販サイトでたくさんの物を買い、レストランへ食事をしにいき、
高級マンション、高級車、腕時計、スーツ、宝石を買い……
しかしそれに飽き足らず数年経ったら別の物にまた買い換える……
その行為は一体なんだろうか?
それは己の劣等感を埋めているだけの行為であろう
人がそれを欲しがるのは、誰かがそれを欲しがっているからである
だからずっと満たされることはないのだ
ここから見えてくるものは?
ことは単純である
人間は密集せず、分散して生きよう
そのために大都市を離れ、地方へと分散し、
そこで新しい生き方を工夫して見つけ、新しい人生を創造しよう
これからはそのような時代へと向かうことになる
人類最大の発明である「都市」も、やがては崩壊へと至るだろう
AI、5Gなど、新しい世界を作ると期待されているシンギュラリティは、
現代文明を延命させるのではなく、まさにこのあと人類はどうやって生きていくのか、
それを捉えるための契機になるはずである
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