フォーラムエイトは、エンジニアリングソフトウェア開発とそのサービス技術により、社会に安全・安心をもたらすことを使命に活動しています。この使命の下における当社の業務は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)と軌を一にするものです。その上で、持続可能な社会の土台は、地球環境であり、人間社会と経済活動の持続可能性はそれによって支えられているとの認識に立って、フォーラムエイトにおける目標の重き付けをして、担うべきターゲットを明らかにしています。
第3回 資源循環型社会の実現に貢献
■「スイートデータ消去」でリサイクルに貢献
現在、パソコンの寿命を5年と仮定すると、2010年に生産した1,600万台が使用できなくなっていることになります。しかしながら、リサイクル業者での廃棄は約70万台にとどまっていることから、正規のリサイクル法の手続きを経ていないマシンが大半であると考えられます。このような状況は、環境省の目指す「資源有効活用」の観点からも大きな課題といえます。
こういった原因のひとつとして、パソコン利用者がハードディスク内に保存したデータが正しく消去されたことを証明できないという事情が挙げられ、情報流出した際の責任問題に発展する場合もあります。「PCを下取りに出したけど、個人情報は間違いなく消去されるのだろうか?」「有名な業者だが、消去作業は外注しているのではないか?」「自分でデータを消去してみたが、復元ソフトで復活することができると聞いたことがある」といった不安を抱く人も多いことが考えられます。このような背景から、消去サービス業者に依頼することなく、ユーザ自身が安心・確実に消去を実行できるツールとして開発を行ったのが、スイートシリーズ「スイートデータ消去」です。
このツールは、HDD/SSD(SATAインターフェース)のデータを利用者自身で消去し、その際に国際規格準拠の証明書が発行され、業者に依頼せずとも適切にデータ削除することが可能なため、安全なPC廃棄とリサイクルにも貢献するものです。
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▲スイートデータ消去の仕組み |
■オリジナルの紙スリーブでプラスチック削減にも貢献 また、最近では、プラスチックごみの大量廃棄による環境汚染の拡大や、焼却によるCO2大量放出などが、世界的な問題として取り上げられています。スーパーマーケットやコンビニエンスストアでのレジ袋有料化なのど、日本国内でも少しずつ対策が進んでいます。
このような背景から、フォーラムエイトでも、プラスチックごみ削減と資源循環型社会の実現を目指して、オリジナルの紙スリーブを制作し、環境負荷の少ない紙コップと合わせて来社されたお客様にお飲み物を提供しています。
弊社では今後も、ソフトウェア開発に加えて、このような小さな取り組みでも実践を続け、SDGsに引き続き貢献していく方針です。
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▲来客用にオリジナルスリーブをご用意 |
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(Up&Coming '20 盛夏号掲載) |
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