海外土木ＩＴニュース
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米国建設業協会（AGC of America）：
優れた人材、高品質なプロジェクト
サイト名 ： The Associated General Contractors (AGC) of
America) : Quality People. Quality Projects.
URL ： http://www.agc.org/index.ww |
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今回ご紹介する海外の土木IT関連Webサイトは、米国を代表する建設業団体「米国建設業協会（The Associated General Contractors
(AGC) of America：以下AGC）」です。
90年の歴史を誇る米国最大の建設業団体
AGCは、施工業者の絶えず変化する政策審議事項の推進、作業現場の安全性向上、最先端技術の利用拡張、発注者・施工者間の対話強化にフォーカスして取り組む会員組織。「米国の未来を築く専門家にとってより良い業界の振興」をその活動目標に掲げます。
多様な建築や土木建設の官民プロジェクトに携わる米国建設業界が関係するあらゆる領域をカバー。全米規模の支部ネットワークもあって、1世紀近くにわたり国内建設産業を主導・対外的にアピールするリーダーとしての地位を確立してきました。
AGCはまた、「米国の建設に従事するためのスキルや健全性、責務の増進による国内の建設専門家らへの貢献」を使命と位置づけます。そこで、業界の向上と建設業者の日々の運用性改善に注力。具体的なアプローチとして、議会および連邦機関内における建設業者の政策審議事項の表明、精力的な教育ツールの提供、全米の支部との協働
― に取り組んでいます。
AGCが設立されたのは1918年。これは、建設産業の国家的重要性を認め、国の繁栄に向け政府がともに議論・計画できるパートナーを強く望んだ当時のウッドロー・ウィルソン大統領の要請を受けたものといいます。
現在は、米国最大・最古の権威ある建設業団体として、首都圏のバージニア州アーリントンを拠点に展開。メンバーのニーズや関心を満たすあらゆるサービスの提供を通じ、建設の質の改善とともに公共の利益保全を目指しています。
会員会社は、総合建設業者7,500社、専門工事業者12,500社、建機等サービスおよび資材供給業者13,000社余を含め、トータルで33,000社超。各社は生産性や国民のクオリティ・オブ・ライフ（QOL）を高める構造物の創出に加え、経済成長の持続でも大きな役割を担っています。そうした意味からも、AGCはまさに建設業界を代弁する主体として位置づけられ、その役割が期待されています。
精力的な支持活動により会員の声を行政に
AGCのWebサイトは、「AGCの概要（ABOUT AGC）」、「（支持活動（ADVOCACY）」、「業界トピックス（INDUSTRY TOPICS）」、「建設市場（CONSTRUCTION
MARKETS）」「プログラム・イベント（PROGRAMS & EVENTS）」、「キャリア開発（CAREER DEVELOPMENT）」、および「ニュース・メディア（NEWS
& MEDIA）」の大項目から構成されています。
「AGCの概要」では、目的や使命、会員の特典や入会方法、戦略計画、組織などを説明。建設業界では全国で700万人以上が従事しており、AGCの会員の活動により選挙や公共政策に影響を及ぼすことができる、としています。このことは「（政策）支持活動」でさらに詳しく触れられます。AGCは、国会や連邦機関、行政府、および法廷においてもっとも信頼性が高くかつ精力的な建設業界の支持団体であり、会員の声をあらゆるレベルの政府に届かせる機会を提供。またAGCの法的支援スタッフは、建設業界の業務環境に改善や損害をもたらす可能性のある重要な訴訟を監視しています。具体的には、「立法活動」、「規制」「法的支援活動」「ACG
PAC（政治活動委員会）」の小項目で説明されています。
｢業界トピックス｣では、建設業界情報を網羅したライブラリを提供。建設請負契約から安全基準、人材、情報技術などあらゆる内容に及び、小項目として、契約･建設法、安全･衛生、建設経済、労務･人材、環境、建設リスクマネジメント、プロジェクト引渡し、技術、その他の業界トピックスに分かれています。また「建設市場」では、主な四つの市場別（建築、連邦土木、道路･交通、地方自治体･公益事業）にフォーラムが提供されています。
「プログラム・イベント」では、AGCが提供する建設専門家のための会議、イベント、セミナーの情報が記載されています。イベントの一部は、生涯教育の単位が取得できるものもあり、受講者のキャリア向上に役立てることが可能。オンラインにより申し込むことが出来ます。さらに、AGCは個人、会員企業、および建設業界全体の能力とキャリア開発機会の向上を図るための資源と情報の提供を約束しており、「キャリア開発」の項目のもとに具体的な研修や教育機会を紹介。その分野は、上級管理職、プロジェクトマネジメント、監督研修、専門研修、技能研修、安全研修、奨学金制度を含めた大学教育関連、児童生徒向け企画（k-12）、および遠隔教育にわたっています。現在の建設業従事者だけでなく、未就職の若い世代をも視野に入れた構想が覗われます。
「ニュース･メディア」では、業界ニュース速報やビデオ、報道資料や雑誌記事、報告書などを閲覧することが出来ます。経済動向や、建設業に影響を及ぼす法律、安全研修や契約文書などに関する広範囲な問題の解説と分析も提供。上記の大項目以外に、検索機能や、ブックストアも提供されています。
「2008年国立建築博物館賞」受賞
AGCおよびAGC地方支部組織網は、90年にわたる建設業界の形成、明確化、進歩におけるリーダーシップを認められ、国立建築博物館の第22回栄誉賞（Honor
Award）を受賞しました。これは、建設や計画、建築の分野において重要な貢献を果たした卓越した個人や組織を表彰するもの。7月4日の受賞式で上映されたAGCの紹介ビデオをWebサイト上で閲覧することができます。
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この記事は、AGCの許諾により上記サイトの内容に基づいて書かれています。
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| （Up&Coming '08 秋の号掲載） |
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