■NECネッツエスアイ、ビッグデータを地図上で可視化するソフト
NECネッツエスアイ(NESIC)は、ユビセンス・ジャパン(東京都文京区)と販売代理店契約を締結し、同社の地理情報統合表示ソフトウエア「Ubisense
myWorld」の販売を開始したと発表した。「Ubisense myWorld」は、社内外に存在する様々なデータを地図という1つの画面に統合・表示するソフトウエア。Webおよびモバイル環境からの利用が可能であり、直感的なインターフェイスのため簡単に使うことが可能だ。豊富なオープンAPIにより、既存GISを有効活用することができ、その導入期間は既存GISのリプレースに比べ3分の1と、各システムとの連携と地図上での可視化をユーザーの現行の運用を妨げずに容易かつ短期間で実現する。加えて、地図上で様々な情報を連携させ可視化することにより、気象情報や交通情報等のビッグデータや、装置や設備からのセンサー情報等のIoT連携で、統計・マーケティングなど新たな付加価値を生み出す。(2018.04.20/2面)
■ミライト・ホールディングス/コマツとドローン事業提携合意
ミライト・ホールディングスのグループ会社であるミライト・テクノロジーズ(大阪市西区、畠宏一社長)は、全国規模でのドローン運用サービスを本格化し、ドローンサービス事業者へのサービス提供を拡大する。
第一弾として、ミライト・テクノロジーズはコマツと提携し、5月からサービスを開始する「EverydayDroneエブリデイドローン」の運用を全面的にサポートすることで合意したと発表した。ミライト・テクノロジーズでは、昨年10月にドローン事業部を発足させ、ドローンパイロット育成サービスや運航サービスを展開しており、さらにJUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興競技会)認定パイロットの自社育成も進め、すでにグループ内で150人以上のライセンス保有者を確保した。これらの自社リソースと全国各地の通信建設会社を中心としたパートナー企業との協業により、広域の運用サービス体制を実現した。コマツは工事現場をICTで支援する事業「スマートコンストラクション」を展開している。「EverydayDrone」は、スマートコンストラクションの新サービスで、現場で高速にデータ処理ができる「EdgeBox」と自動運行する専用ドローンを使って、現場の3D点群データが数十分で作成可能となる。これにより誰でも簡単に毎日ドローン測量ができ、現場の進捗管理に革命的な進化をもたらす。(2018.04.25/2面)
■国交省航空局/航空機とドローン相互安全確保/飛行情報共有機能を構築
国土交通省航空局はこのほど、「航空機、無人航空機相互間の安全確保と調和に向けた検討会」での検討内容を踏まえ、飛行情報共有機能の在り方について取りまとめ公表した。飛行情報の共有に際して、無人航空機の機体情報の登録が必要であることから、登録する情報を検討するとともに、航空機及び無人航空機の運航者などが共有する情報について整理した。無人航空機の機体情報として登録する項目は、製造者名、機体の名称、機体の種類、最大離陸重量、製造番号、自作機か否か、改造の有無。機体の色及び大きさは無人航空機を特定するために必要と考えられることから、将来、登録項目に含めることについて検討する。関係者で共有する情報の内容は、▽無人航空機運航者:飛行の日時/飛行の経路/飛行の高度▽航空機運航者:位置情報等/ランデブーポイント等の情報▽地方公共団体:飛行禁止エリア▽国土交通省航空局:航空法上の無人航空機の飛行禁止空域等。(2018.05.07/4面)
■国交省海事局/自動運航船の国際ルール策定
国土交通省海事局は、自動運航船の国際ルールの議論を促進・主導していくため、国際海事機関(IMO)の協力を得て、5月14日に英国ロンドン市のIMO本部において、「自動運航船とIMO規則に関する国際ワークショップ」を開催することになった。今回、交通政策審議会の海事イノベーション部会において、自動運航船の2025年実用化に向けたロードマップ案が提示され、自動運航船の円滑かつ早期実用化の観点から、IMOにおける国際ルールの策定に関して取組んでいく方針が示された。その取組みの一環として、わが国は自動運航船の国際ルールが議論されるIMOの第99回海上安全委員会(MSC99/5月16〜25日開催)に先立ち、国際ワークショップを開催することにした。このワークショップでは、自動運航船の実用化に向けた国際ルールの策定に係るわが国の検討状況の説明の他、各国等の自動運航船プロジェクトの情報共有やIMOでのルール作りに関して、プレゼンテーション及びパネルディスカッションが行われるほか、キータック・リムIMO事務局長がワークショップの開会スピーチを行う予定。(2018.05.09/2面)
■レノボ・ジャパン/PC・スマホ不要の一体型HMD発売、VR180度カメラも新発表
レノボ・ジャパンは世界初のスタンドアロン型のVRHMD「Lenovo Mirage Solo with Daydream」およびVR180対応の4K2眼カメラ「Lenovo Mirage Camera with Daydream」の店頭販売を開始すると発表した。同HMDは、Googleのインサイドアウト式モーショントラッキング技術の「WorldSense」を採用しており、HMD単体で前後左右への動きや上下運動にも対応する。主な仕様は、CPUはQualcomm Snapdragon835を搭載し、ディスプレイはWQHD解像度で視野角が110度。メモリは4GBでストレージは64GB、バッテリーは4000mAhで、駆動時間約3時間。同VRカメラは1300万画素のデュアル魚眼カメラ。視野角は左右・上下ともに180度、4K解像度映像の撮影も可能となっており、GoogleのVR動画向けフォーマットのVR180にも対応することから各種HMDをはじめ、PCやタブレットでも再生できる。(2018.05.21/5面)
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