|
電波タイムズダイジェスト Vol.6
2016.1〜3
このコーナーでは電波タイムズ紙で掲載されたニュースより、U&C読者の皆様に関連の深い画像・映像、情報通信、建設土木、自動車など各分野の注目トピックをピックアップしてご紹介いたします。 |
|
■国土地理院/28年度関係予算総額95億円超/地理空間情報の整備強化等促進
国土交通省国土地理院の平成28年度関係予算は、対前年度比0.98%増の95億1000万円となっている。この予算では、大規模地震・火山災害等に対して、防災・減災に役立つ地理空間情報の整備強化と防災関係機関などが保有する地理空間情報の活用の推進に取組み、国民の安全・安心を確保する。地殻変動の監視と災害規模の迅速な把握等に必要な経費に4億9800万円を充てる。自然災害への防災・減災対策に役立てるため、地域変動を詳細かつ面的に把握し、そのデータを地震予知連絡会へ検討資料として提供する。また、地方公共団体の防災計画の策定の基礎情報として、土地の自然条件に関する防災基礎情報を整備する。更に、災害規模の迅速な把握のため、発災時に撮影した空中写真等を防災関係機関等に提供する。火山周辺の地理空間情報の整備(優先課題推進枠分)に5500万円を充てる。多様な自然災害のうち、火山災害に対して防災・減災の取組みを推進するため、火山特有の地形等を詳細に表した火山基本図の整備や、火山周辺のさらに広域な空中写真、正射画像及び地図情報の整備・更新を行う。地理空間情報ライブラリーによる地理空間情報の活用促進に2億2500万円を充てる。国民が地理空間情報を利活用することができる環境を整備するため、国・地方公共団体等が整備した地理空間情報の統合的な検索・閲覧・入手を可能とする地理空間情報ライブラリーを運用し、利便性向上のための拡充を行う。(2016.01.15/4面)
■海洋空間データ基盤の構築推進(海上保安庁)
海上保安庁海洋情報部は、笹川平和財団海洋政策研究所の協力を得て、1月25日及び26日の2日間、日本科学未来館7階・未来館ホール(東京都江東区青海2-3-6)で、海洋空間データ基盤(MSDI:Marine Spatial Data Infrastructures)の構築推進を目的とした国際会議をアジアで初めて開催する。参加費無料、定員300名(参加登録不要:先着順)で、日英同時通訳付き。MSDIとは、水深や海潮流等の自然情報、航路や漁業区域等の社会経済情報、藻場や環境保全区域等の環境情報といった海洋の種々の空間データを視覚的に分かりやすい形で提供する情報基盤のこと。この国際会議は、アジアでは初開催となり、アジア及び大洋州地域におけるMSDIの構築を促進するため、国際水路機関やアメリカ、イギリス、日本等の海洋先進国の専門家によるMSDI整備の取組みや利用例等の紹介、国内外関係企業によるMSDIを利用した製品のデモンストレーションやポスター展示などが行われる。(2016.01.22/4面)
■三次元地形モデル作成に適した観測用ドローン(エンルート)
エンルートは、GPS自動航行機能搭載で、指定したエリアを自動飛行で撮影でき、三次元地形モデル作成に適した、観測用ドローンパッケージ「三次元地形モデル作成用QC730セット」を展示紹介する。 自動航行可能な長距離飛行対応機体をベースに、キャリングケース、充電器、プログラム用ノートPC、トレーニングなど、すべてをワンパッケージにした。ノートPCには、飛行プログラムを行うソフトはもとより、飛行状態をリアルタイムにモニターできるテレメトリーシステムも設定済みだ。
機体は、エンルートが設計を行い、日本国内で生産している。機体は、全数自動飛行での調整と飛行性能の確認作業を行い出荷する。さらに実業務の運用を行いながらのトレーニング(OJT) も行っている。(2016.02.03/5面)
■迫力ある映像を投影する新しい演出空間(東京スカイツリー)
東武タワースカイツリーが運営する東京スカイツリーでは、3月18日(金)から、夜間の天望デッキ フロア350において、横幅約110m、高さ約2mの窓ガラスを巨大スクリーンに仕立て、展望台から見える夜景を背景に、18台のスピーカーによる臨場感あふれる音響とともに34台のプロジェクターで迫力のある映像を投影する新しい演出空間「SKYTREEROUND THEATER(スカイツリー ラウンド シアター)」をオープンする。こちらは同日より常設となる。
さらに3月18日(金)より始まる「SKYTREE ROUND THEATER」の第一弾プログラムとして、「天望デッキの窓ガラスを窓拭きする清掃員チーム」をテーマにした「WIPE
UP!」を公演する。これは、実際に展望デッキの窓を清掃員が窓拭きしているかのように見える映像を投影。また、来場者の目の前に清掃員に扮したリアルなパフォーマーや音楽隊が登場し、トランペットやサックスなどのリズム感溢れる生演奏を繰り広げる。
(2016.02.29/3面)
■対角約56インチの大型空中映像「空中ディスプレイ」(三菱電機)
三菱電機の「空中ディスプレイ」は、対角約56インチ(幅886_×高さ1120_)の大型空中映像により、人型サイズの映像を使った遠隔コミュニケーション用途から公共性の高い表示まで幅広い分野で近未来的な映像表現を実現する。ビームスプリッターと再帰性反射シートにより空中に浮遊映像を表示する仕組み。ビームスプリッターから空中映像の映像中心部の距離を1b以上にすることで、人が空中映像を通り抜けられる。空中映像の大型化によって、パーソナルな用途から公共サインの表示まで利用範囲を拡大できる。空中映像の両サイドの壁面にプロジェクターで表示したガイド映像により、目の焦点を空中映像に自然に誘導する。空中映像とガイド映像をシームレスに表示することで、対角約90インチのエンターテイメント性の高い映像表現を実現する。(2016.03.02/2面)
|
■協力・記事提供:株式会社電波タイムス社 HP:http://www.dempa-times.co.jp/ |
|
(Up&Coming '16 春の号掲載) |
|
|
>> 製品総合カタログ
>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート
|