AP-TIPS ●Acrobat その2 |
●PDF作成時の画質の設定について
PDF変換時、画質の設定方法により画質が極端に落ちてしまったり、ファイルサイズ(容量)が大きくなることがあります。
PDF変換設定で、「画像」タブを選択します。ここで、ポイントとなるのは、「ダウンサンプル」の設定です。
「ダウンサンプル」とは、文書中の画像の大きさ(実際に印刷される大きさ)を、指定された解像度に合わせた画像サイズ(ピクセル数)に変換を行なう設定です。
通常、印刷物などで使用する解像度は300ppiですので、「ダウンサンプル」の設定を「150〜300」ppi、「次の解像度を超える場合」の設定も「150〜300」ppiが電子納品やHP掲載用などに適切です。
「画質」設定は、JPEG形式の圧縮率の設定となります。
この設定は、「中」または「低」などの設定が、ファイルサイズ/画質ともに適切な設定となります。
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
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海外土木ITニュース
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米国鋼構造協会(AISC)
サイト名 : American Institute of Steel Construction, Inc.(AISC)
URL : http://www.aisc.org |
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今回ご紹介する海外の土木IT関連Webサイトは、米国イリノイ州シカゴに本部を置く「American
Institute of Steel Construction, Inc.(AISC:米国鋼構造協会)」です。
80年余にわたり鋼構造の普及向上をリード
同協会のWebサイトによれば、鋼構造に関わる設計・建設業界に資するため、AISCは1921年、非営利の同業者団体および技術研究機関として設立されました。とりわけ、建設市場における鋼構造産業のシェア増大、目的の共有による業界統一、国際建設市場における鋼構造産業の革新性および競争力アップへの支援にフォーカス。その具体的アプローチとして、調査・研究活動から市場開発、教育、コードや仕様の開発、技術支援、品質保証、標準化など鋼構造に関連する技術・市場面での幅広い取り組みをリード。それらを通じた鋼構造の普及促進をそのミッションに掲げます。
AISCは、全米の鋼構造関連業界のトータル的な経験と知見、さらに競争力を反映。これまで80年以上にわたり、高度な知識を持った各分野の専門家らが連携して、良い意味での公的責任から膨大な取り組みを重ねてきた、と自ら振り返ります。
そうした成果として、橋梁はじめさまざまな鋼構造物の、より高品質で安全かつ経済的な建設の実現につながってきたというわけです。
鋼構造に関わる広範な情報・サービスを多彩に提供
このような流れを受けて、AISCのWebサイトでは、鋼構造に関する最新のニュースや技術資源、ソリューションの考え方といった情報を関係者向けにオンラインで提供することに力点が置かれています。
例えば、「Steel Solutions Center」は鋼構造設計をいっそう容易にするための技術支援、革新的な解決策、あるいはツールに関する情報を蓄積。ファブリケーターや構造エンジニア、建築家、発注者、デベロッパーなどが鋼構造の情報源として利用できるよう意図されています。そのため、冒頭の「My
Project」では利用者のニーズや関心事項に応じて最適な情報の提供が可能となるよう構成。「Technical
Resources」は技術文書やFAQ、AISCの開発したツールや出版物などの情報を網羅しており、利用者が自由に閲覧可能。また「Technical
Library」は、集められた技術文書を検索しやすいようトピックスや発表時期ごとに分類するなどの工夫がなされています。
次いで、「Bookstore」はマニュアル・ガイド・仕様やコードに関する出版物/電子ツール、技術ニュースなどのサービスをオンラインで提供。推薦図書やBookstoreについてのFAQ情報も掲載。AISC会員には特別割引の制度もあります。
さらに、「ePubs」は技術出版物やコンテンツのAISCコレクションを電子フォーマットにより提供するサービス。AISC会員、あるいはePubsの購読手続き(有料)をすれば契約期間中、無制限にePubsにアクセス、データをダウンロードすることも可能になります。
AISCでは鋼構造に関するトレーニングや教育の場として、学習メニューも用意。そこでは単に学ぶのみでなく、セミナーやワークショップのプログラムを通じて、エンジニア・建築家・ファブリケーター向けに新しい発想や手順、あるいは人同士を結びつける機会を創出。さらに、鋼構造設計分野の教職者に対しては質的向上を図るためのワークショップや指導支援を、学生に対しては無料出版物や奨学金、特別会員の制度を設定。これらのメニューやサービスについて細かく紹介しています。
また、AISC保証はいまや、鋼構造業界における標準としての地位を確立。設計会社やゼネコン、ファブリケーターなどの多くが取得・利用しています。そこで保証情報の検索をはじめ、検査のための基準・チェックリスト・手順などAISC保証に関するさまざまな情報が目的別に得られるよう構成されています。
そのほか、AISCは鋼構造の設計・建設分野向け雑誌「Modern Steel Construction(MSC)」と、同じく技術ジャーナル「Engineering
Journal」とを発行。いずれも、米国内における各分野向け媒体としては唯一としており、一部記事は同サイトから閲覧することも出来ます。
ただし、全体に会員向けサービスや有料のサービスも含まれているため、サイト利用に当たっては当然のことながら注意事項のチェックも必要です。 |
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▲トップページ: 米国鋼構造協会(AISC)
(AISCの許諾により転載) |
この記事は、AISCの許諾により上記サイトの内容に基づいて書かれています。
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(Up&Coming '06 春の号掲載)
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