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Q&A集 Q&A集
Ver. 日付 内  容
9.00.00 '10.04.30 ■要望対応
  • 『道路土工カルバート工指針(平成21年度版)平成22年3月 (社)日本道路協会』に記載の従来型カルバートの設計に対応しました。検討対象=通常設計または門形カルバートの場合、「初期入力」画面−「適用基準」に『土工指針(H.21)』を新たに追加し、これまでの『土工指針』は『土工指針(H.11)』に変更しております。以下に改訂内容を示します。
    1. スターラップ計算を含めたせん断照査方法の変更(道示IVの方法)
    2. 土かぶり4m未満の場合、活荷重による水平土圧を無視
    3. 断面力計算時の地盤反力度の算出方法の変更(軸線幅)
    4. 最大鉄筋量照査の追加
    5. 門形カルバート(一体型モデル)の支持力に対する安定照査の追加
  • 入力:適用基準がNEXCOで2連ボックスで「定型活荷重=考慮する」の場合、初期入力画面の自動設定または詳細設計実行時に、単ボックス時と同方法で算出した衝撃係数を適用した活荷重を自動セットできるようにしました。
  • 計算:検討対象が門形カルバートの場合に、底版の外側または内側の張出部が無い形状に対応しました。「形状」−「本体形状」画面で張出部の寸法を0にすることで可能です。
  • 計算:検討対象が門形カルバートで計算モデルが底版分離の場合に、底版の無い形状に対応しました。「初期入力」画面で「底版=無し」に設定することで可能です。なお、底版の無い形状時は図面作成を行うことは出来ません。
  • 計算:検討対象が門形カルバートで計算モデルが底版分離の場合に、側壁下端の支点条件に「バネ支点」を新たに設け、「バネ支点」設定時は鉛直、水平、回転のバネ値を設定できるようにしました。「荷重」−「基本」画面で設定してください。
  • 計算:せん断照査方法が道示IVで「せん断照査の有効高=曲げの向きに応じる」の場合、引張側に鉄筋が存在しない場合はメッセージを表示し計算を中断するよう変更しました。
  • 出力:詳細計算書の「荷重」−「死荷重」項の外力集計において、算出過程の出力に対応しました。「計算書作成」−「結果詳細」−「出力項目選択」画面で「断面方向:死荷重−外力集計の算出過程出力=する」に設定することで可能です。
  • 図面作成:検討対象が「門形カルバートの設計」において、底版の外側または内側の張出部が無い形状に対応しました。

■NEXCOレベル2地震時照査オプション
  • 本体断面方向の計算において、「設計要領第二集カルバート編(H.18.4)」に記載されている「3-4-5 地震の影響 U)地震応答解析による照査方法」に準じた計算に対応しました。部材は非線形として解析します。なお、地盤解析は含まず解析結果(バネ値)を直接入力していただきます。
    ≪重要≫
    上記は、「BOXカルバートの設計 NEXCOレベル2地震時照査オプションキー」が必要であり、別途、BOXカルバートの設計製品と異なるライセンスキーを購入して頂く必要がございます。

■不具合修正
  • 表示:剛域有りで隅角部曲げ応力度照査位置=ハンチ端および対角線断面で照査する場合に、断面力図の描画において隅角部の曲線が正しく表示できない場合があり、これを修正しました。なお、この問題は表示のみの問題で、計算には影響ありません。
  • 出力:検討対象が地震時検討(NEXCO)で3連の場合に、詳細計算書の「荷重」−「荷重の組合せ」−「地震時組合せ」項や「検討ケース」−「地震時」項において不正なケース数で出力される場合があり、これを修正しました。なお、この問題は出力のみの問題で、計算には影響ありません。
  • 出力:検討対象が地震時検討(NEXCO)で地震の向きを左右とも考慮する場合、右向き、左向きの順で照査を行いますが、詳細計算書の「検討ケース」−「地震時」項で出力している名称において逆順で出力している不具合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.00.00〜」→「Ver.9.00.00」
  • 「概要」→「プログラムの機能概要」→「概要」
  • 「概要」→「プログラムの機能概要」→「機能および特長」
  • 「概要」→「プログラムの機能概要」→「道路土工カルバート工指針(H.21年度版)対応について」 ※新規追加
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「ファイル」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「初期入力(通常設計・サイロ土圧)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「初期入力(通常設計・3連BOX)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「荷重」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「考え方」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「レベル2」 ※新規追加
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「門形カルバート」→「初期入力」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「門形カルバート」→「荷重」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「門形カルバート」→「考え方」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「限界状態設計」→「荷重」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「計算確認」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「ヘルプ」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「設計断面の照査」→「最大鉄筋量照査」 ※新規追加
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「レベル2地震時照査(オプション)」 ※新規追加
  • 「計算理論及び照査の方法」→「門形カルバートの計算」→「支持力照査」 ※新規追加
  • 「計算理論及び照査の方法」→「参考資料」→「適用基準ごとの既定値」
  • 「Q&A」→「 I .断面方向」→「Q11−3」
  • 「Q&A」→「V.その他」→「Q33−3」
9.00.01 '10.05.28 ■要望対応
  • 入力:レベル2地震時照査(オプション)の断面力算出において、地震荷重を10分割に固定して漸増載荷しておりましたが、分割数の直接指定に対応しました。「レベル2」−「基本条件Lv2」画面の「計算分割数 地震荷重」で設定してください。
  • 入力:検討対象が門形カルバートで地震の影響を考慮する場合に、初期入力画面の「常時水平土圧」の初期値を『含む』から『含まない』へ変更しました。

■不具合修正
  • 計算:レベル2地震時照査(オプション)の断面力算出モデルにおいて、基礎形式が地盤反力度の場合に底版に不要な支点を設けてしまう不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:土留壁の計算のみを行う場合に計算実行時にファイルが見付からないエラーメッセージが表示される不具合があり、これを修正しました。
  • ヘルプ:「計算理論及び照査の方法|ウイングの計算|土工指針・標準設計タイプの計算|(2)矩形部分の断面力|A)天端勾配がある場合」のMA算式中のHsはHBの誤りだったため、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.00.00〜」→「Ver.9.00.01」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「レベル2」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「レベル2地震時照査(オプション)」→「計算モデル」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「ウイングの計算」→「「土工指針」「標準設計」タイプの計算」
9.01.00 '10.07.20 ■要望対応
  • 入力:適用基準がNEXCOの場合、「配筋」−「スターラップ」画面−「スターラップの計算方法=鉄筋情報入力」時は、鉄筋径以外の値は図面に反映されないことが分かるよう画面およびヘルプに説明を追加しました。
  • 入力:2,3連BOXで土被り厚≧GHのとき、任意活荷重が1ケースも無ければ分布活荷重を載荷できませんが、「初期入力」画面に「分布活荷重自動設定:する/しない」のスイッチを用意し、する設定時は自動的に任意活荷重を1ケース追加し分布活荷重が載荷されるよう対応しました。
  • 計算:杭基礎の負の周面摩擦力(ネガティブフリクション)に対する検討に対応しました。「基礎」−「基本」画面の「負の周面摩擦力に対する検討:しない/する」にて設定してください。
  • 計算:直接基礎の許容支持力計算において、外水位が0.0mの場合、支持地盤の土の単位重量にこれまで湿潤重量を用いておりましたが水中重量として扱えるようにしました。「考え方」−「基本」画面にて「水位0mのときγ'を用いる」がチェックされてる場合は水中重量として取り扱います。
  • 計算:検討対象が門形カルバートで杭頭固定の場合に方法Aでの杭頭結合計算に対応しました。「基礎」−「基本」画面の「結合方法:方法A/方法B」により設定してください。
  • 計算:検討対象が限界状態設計時の曲げひび割れの照査において、コンクリートの引張応力度がコンクリートの曲げひび割れ強度より小さい場合は曲げひび割れの影響を考慮しない方法に対応しました。「考え方」−「限界設計法・その他」画面の「ひび割れ照査の必要判定:しない/する」により設定してください。
  • 表示:「結果確認」−「断面方向」での総括表および「計算書作成」−「結果一覧」での一覧計算書において、隅角部は外側引張、支間部は内側引張を対象に抽出しておりましたが、隅角部,支間部とも外側引張,内側引張のうち厳しい結果を抽出するよう変更しました。
  • 出力:詳細計算書の「安定計算」−「結果一覧」において、作用力V,H,Mが奥行き1m当りの値であることが分かるよう出力単位を改善しました。
  • 図面作成:3次元配筋生成及びその表示機能に対応しました。
  • 図面作成:SXF出力Ver3.1に対応しました。
  • 図面作成:AutoCAD 2007形式のDXF,DWG出力に対応しました。

■不具合修正
  • 入力:「配筋」−「自動配筋」実行時、本来せん断照査は関連しませんが、せん断照査に対するエラーメッセージが表示される場合があり、これを修正しました。
  • 入力:検討対象が門形カルバートで計算モデルが底版分離で底版無しの場合、計算実行時に「配筋データが未入力です。」とのエラーメッセージが表示される場合があり、これを修正しました。
  • 入力:翼壁が片側のみの場合に「形状」−「翼壁正面」画面にて土留壁高HW(m)を変更しても土留壁の計算に反映されない場合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象がサイロ土圧(NEXCO)の場合において、土圧算出ピッチによる分割数が多く、外水位を設定した場合に断面力の算出が正常に行われない場合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が門形カルバートでせん断照査方法=道示W,土工指針(H21)の場合に、ストラット部のせん断照査において、部材断面の有効高に関する補正係数Ceが正しく算出されない不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が斜角付きBOXの設計でせん断応力度照査位置に部材内面が選択されていて、コンクリートが負担するせん断力と設計せん断力との交点位置が部材内面からH/2点の位置より隅角部側にあった場合にスターラップ補強範囲が正しく算出されない不具合があり、これを修正しました。
  • 表示:検討対象が門形カルバートで、「配筋」−「スターラップ」画面にて「スターラップの計算方法=鉄筋情報入力」の場合に、底版の結果にNGが存在しないにも関わらずボタン色が赤色となる場合があり、これを修正しました。
  • 出力:水平土圧係数が2ケース設定され、「考え方」−「荷重」画面で「活荷重による側圧の考え方=分布荷重に係わらず一定値」の場合に、詳細計算書の「設計条件」−「活荷重」−「活荷重による水平土圧」の出力においてCASE-2の値が正しく出力されない不具合があり、これを修正しました。
  • 出力:2連BOXで右内空に水位を設けた状態から単BOXに変更した場合に、詳細計算書の荷重図において不正な図を描画してしまう不具合があり、これを修正しました。
  • 出力:詳細計算書の「荷重」内の内空活荷重に対する「活荷重」出力において、地盤反力度qの算出式に誤って「活荷重の地盤反力度による低減係数」を乗じているよう出力されており、これを修正しました。なお、これは出力のみの問題で、計算には影響ありません。
  • 出力:詳細計算書の「構造解析モデル」−「部材分布バネ」にて、剛域部材の場合は部材分布バネが設定されていてもバネを考慮出来ないことが分かるよう注釈文を出力するよう修正しました。
  • ヘルプ:「操作方法|メニューの操作|オプション|骨組みデータの確認・修正|(4)FRAME 荷重データ」内の荷重種類毎の入力表について、荷重種類=13,14のDの説明文に誤りがあり、これを修正しました。
  • 図面作成:門形カルバート底版主鉄筋先端かぶりが入力できない点を修正しました。
  • 図面作成:段落ち防止用枕内面主鉄筋の加工図、鉄筋径が正常でない場合があった点を修正しました。
  • 図面作成:左右連結翼壁の土留壁背面主鉄筋(水平途中止め鉄筋)が躯体外に配筋される場合があった点を修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.01.00〜」→「Ver.9.01.00」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「初期入力(通常設計・サイロ土圧)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「初期入力(通常設計・3連BOX)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「形状」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「基礎」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「配筋」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「考え方」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「斜角付きBOX」→「配筋」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「門形カルバート」→「基礎」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「門形カルバート」→「配筋」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「限界状態設計」→「考え方」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「計算確認」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「オプション」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「設計断面の照査」→「応力度計算」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「直接基礎許容支持力」→「直接基礎の許容鉛直支持力(道示W)」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「直接基礎許容支持力」→「土地改良基準による許容地盤反力度(土地改良)」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「杭基礎許容支持力」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「限界状態設計」→「使用限界照査」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「門形カルバートの計算」→「杭頭結合計算」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「門形カルバートの計算」→「杭基礎許容支持力」
9.01.01 '10.08.04 NEXCOレベル2地震時照査オプション使用時の注意点
≪重要≫
本製品の動作可能なCPUは、PentiumV以上としていましたが、本製品バージョンよりNEXCOレベル2地震時照査オプションを使用時のCPUは、Pentium4(Athron64,PentiumM以降のSSE2機能を備えたCPU)以上が必要となります。
なお、NEXCOレベル2地震時照査オプションを使用しない場合には、PentiumV以上のCPUで問題ありません。

■要望対応
  • ヘルプ:限界状態設計法での使用限界状態に対する検討において、ひび割れ必要判定を行う場合の判定元となるコンクリート引張応力度σtおよびコンクリートの曲げひび割れ強度fbckの算出式をヘルプに記載しました。「計算理論及び照査の方法|BOX本体断面方向の計算|限界状態設計|使用限界照査」に記載しております。

■不具合修正
  • 計算:検討対象が斜角付きBOXの設計で1-1断面に活荷重を考慮する場合及び地震時検討(NEXCO)の場合に、スターラップ補強範囲の計算において一部のケースを無視して算出する不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:2連BOXの底版部材において、「せん断応力度照査位置=隅角部格点と隅角部格点より2×有効高」で2×有効高の位置が軸間中央位置を超えてしまう場合に計算実行時の照査位置自動変更の処理に不具合があり、これを修正しました。
  • 図面作成:頂版・底版に継ぎ手を設けた本体外面主鉄筋の継ぎ手長が基準値より短い場合があった点の対策を行いました。
  • 図面作成:本体平面端部に斜角がある場合に端部沿い主鉄筋が配筋されない場合があった点の対策を行いました。
  • 図面作成:踏掛版の合成図形作図が正常に行われない場合があった点の対策を行いました。
  • 図面作成:空白(枠線-タイトル版のみ)の図面が印刷される場合があった点の対策を行いました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.01.00〜」→「Ver.9.01.01」
  • 「概要」→「必要システム及びプロテクト」→「必要システム」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「限界状態設計」→「使用限界照査」
9.02.00 '10.09.03 ■要望対応
  • 計算:「共同溝設計指針」「駐車場設計施工指針」「下水道施設の耐震対策指針」を参照した応答変位法による地震時の検討に対応しました。1連〜3連ボックスカルバートを対象に、常時、レベル1地震時、レベル2地震時の検討を可能とします。「検討対象」画面の「地震時検討」指定により上記検討を行います。

■不具合修正
  • 計算:対角線断面での最大鉄筋量照査について、本来外側引張のケースのみを対象に照査を行うべきところで内側引張も対象としていた不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が門形カルバートで計算モデルが底版分離で底版無しの場合、剛域ありでせん断応力度照査位置に「部材内面より部材高/2の位置」が選択されていると計算実行時に不要なチェックに掛かる場合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が門形カルバートで計算モデルが底版分離で杭基礎の場合、安定照査において水平変位量の符号に関わらず許容変位量以下であるか否かを判定すべきですが、正の水平変位量のみを対象に判定していた不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が限界状態設計での任意死荷重において、格点集中荷重の鉛直・水平の載荷方向を逆に載荷してしまう不具合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.00」
  • 「概要」→「プログラムの機能概要」→「概要」
  • 「概要」→「プログラムの機能概要」→「機能および特長」
  • 「概要」→「プログラムの機能概要」→「適用基準」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「検討対象」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「初期入力(通常設計・サイロ土圧)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「初期入力(通常設計・3連BOX)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「形状」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「荷重」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「基礎」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「配筋」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「考え方」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「設計調書」
  • 「計算理論および照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「地震荷重(地震時検討)」→「設計水平震度」 ※新規追加
  • 「計算理論および照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「地震荷重(地震時検討)」→「地盤バネ」 ※新規追加
  • 「計算理論および照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「地震荷重(地震時検討)」→「地震荷重」 ※新規追加
  • 「計算理論および照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「設計断面の照査」→「耐力照査」 ※新規追加
9.02.01 '10.09.24 ■要望対応
  • 計算:「考え方」−「荷重」画面−「活荷重による側圧の考え方」において「分布活荷重が作用しても無視」が選択されている場合でも、制限土被り以上の場合に載荷する分布活荷重の側圧を考慮できるようにしました。「考え方」−「荷重」画面に「分布活荷重(制限土被り以上)の側圧は考慮」のスイッチを用意しています。

■不具合修正
  • 入力:3連BOXでバネ基礎で剛域を考慮する場合に、「骨組みデータの確認修正」画面において「断面データ」の断面積、断面二次モーメントを変更すると底版剛域部材が一般部材に変更されてしまう不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:1、2連BOXで2段配筋の場合の最大鉄筋量照査において、引張側が1段配筋で圧縮側が2段配筋の場合に釣合鉄筋量を正常に算出できない不具合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.01」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「考え方」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「門形カルバート」→「考え方」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「限界状態設計」→「考え方」
  • 「Q&A」→「X.その他」→「Q33−3」
9.02.02 '10.10.12 ■要望対応
  • 出力:詳細計算書の「安定計算」において、左右の水平荷重が相殺される場合は算出過程を省略して出力していましたが、算出過程を出力できるようにしました。「結果詳細」ボタン押下にて開く「出力項目選択」画面に「水平力相殺時の算出過程:出力しない/出力する」スイッチを用意しています。

■不具合修正
  • 計算:検討対象が地震時検討でレベル2地震時の検討を行い且つ温度荷重を考慮する場合に、温度荷重を含めた検討ケースの断面力が正常に算出されない不具合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.02」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「計算書作成」→「出力項目選択」
9.02.03 '10.11.11 ■要望対応
  • 計算:設計要領タイプのウイングの計算において、風荷重(方法2)および任意荷重による断面力は、「ボックスカルバート標準設計図集(平成11年5月)日本道路公団」の「図5-4-4 ウイング付根での曲げモーメント」(P.3672)の内容より、ウイング長<4.0m,8.0m<ウイング長の場合は計算せず断面力を0として取り扱いますが、計算実行時にこれに該当した場合が分かるよう警告メッセージを表示するようにしました。
  • 図面作成:3次元配筋生成機能の拡張(Allplan形式、およびIFC形式のファイル出力)を行いました。

■不具合修正
  • 入力:「基礎」−「杭配置」画面確定時の杭間隔≧最小杭中心間隔を満たしているかのチェックにおいて、例えば千鳥配置の場合でも格子状のすべての杭が配置されていることを前提にチェックを行っていたため、実際に配置されている杭のみを対象としてチェックを行うよう修正しました。
  • 出力:「計算書作成」−「結果一覧」での一覧計算書において、単BOXで「出力設定=全断面」として出力した場合に、BOX本体断面方向の照査位置図が正常な描画領域からはみ出て出力されてしまい、その結果、WORDファイル(*.doc)出力を行った場合に照査位置図が見切れてしまう不具合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.03」
9.02.04 '11.01.13 ■要望対応
  • 入力:連結部の照査を行う場合の「形状」−「本体形状」画面−「分割位置D」の入力上限値を10.000mに拡張しました。
  • 入力:躯体慣性力の算出に用いる設計水平震度の入力上限値を9.99に拡張しました。
  • 計算:断面力算出用の骨組荷重の鉛直力の合計が負となる場合のチェックは死荷重のみを考慮していましたが、任意死荷重も含めてチェックするようにしました。

■不具合修正
  • 入力:検討対象が地震時検討の場合、衝突荷重には対応していませんが、2,3連BOXのときに初期入力で衝突荷重を考慮/無視が選択可能となっていたため選択できないようにしました。
  • 計算:NEXCOレベル2地震時照査において、任意地震荷重Lv2で設定した2ケース目の荷重が正常に載荷されない場合があったため、これを修正しました。
  • 表示:「骨組みデータの確認修正」でデータを変更し再計算した場合に、結果ボタンの色判定が正常に更新されない場合があったため、これを修正しました。
  • 出力:安定計算の出力において、土被り無しで左右水平土圧が異なる場合に、死荷重の集計表の上載荷重に不正な値が出力される不具合があり、これを修正しました。なお本現象は出力上のみの問題で計算結果への影響はありません。
  • 出力:NEXCOレベル2地震時照査において、任意地震荷重Lv2で集中荷重のみ設定した場合に、詳細計算書の任意地震荷重Lv2の書式が正常に出力されない不具合があり、これを修正しました。
  • 図面生成:翼壁かぶりの入力画面で確定ボタン押下時に、範囲チェックエラーが発生して値を変更できない不具合を修正しました。
  • 図面生成:翼壁補強筋の配筋情報が正しく設定されない場合がある問題を修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.04」
9.02.05 '11.02.04 ■不具合修正
  • ファイル:Ver.9.02.01からABIW形式の旧データファイル読み込みが正常に行えない不具合があり、これを修正しました。
  • 入力:検討対象が地震時検討(NEXCO)で杭基礎の場合に、地盤の特性値TGが不正な場合があり、これを修正しました。なお、本件により地盤種別の判定結果および設計水平震度kHにこれまでと相違がありますが、地震時の計算に用いる「表層地盤に作用する設計水平震度kH'」は式の内容から最終的に地盤種別の判定は影響しないため、結果的に計算結果に影響はございません。
  • 計算:杭基礎で杭頭固定の場合に、底版支間部の断面力の抽出が不十分な場合があったため、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が地震時検討(NEXCO)で杭基礎で、死荷重が複数ケース存在し、地盤のせん断強度を算出するに設定し、周面せん断力を考慮する場合に、杭体照査の検討ケースに不要なケースが含まれる不具合があり、これを修正しました。
  • 出力:検討対象が地震時検討(NEXCO)の場合に、詳細計算書の「設計条件」−「地震時検討条件」において、地盤の特性による補正係数2の表中に誤って1として出力している不具合があり、これを修正しました。
  • 出力:検討対象が地震時検討で、レベル2地震時の設計応答速度Svを下水道施設の耐震対策指針に準拠した計算値を扱うと設定している場合に、詳細計算書の「設計条件」−「地震時検討条件」において、Ts-Sv表の2列目のTs値が不正な不具合があり、これを修正しました。
  • 図面作成:ハンチ縦鉄筋の加工図、および寸法表が生成できない不具合を修正しました。
  • 図面作成:縦断勾配があり配筋タイプが2の場合に、段落ち防止用枕配筋図の側面の傾きが逆になる不具合を修正しました。
  • 図面作成:縦断勾配がある場合に、段落ち防止用枕配筋図の側面のかぶりを修正しました。
  • 図面作成:3D配筋データのファイル出力機能を改善しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.05」
9.02.06 '11.03.09 ■不具合修正
  • 入力:検討対象が地震時検討または地震時検討(NEXCO)の場合に、地盤種別の判定が不正な場合があり、これを修正しました。なお、地震時検討(NEXCO)の場合、設計水平震度kHにこれまでと相違があっても地震時の計算に用いる「表層地盤に作用する設計水平震度kH'」は式の内容から最終的に地盤種別の判定は影響しないため、結果的に計算結果に影響はございません。一方、地震時検討の場合で設計水平震度kHに相違が生じる場合は計算結果に影響がありますので、該当するデータファイル読み込み時には確認メッセージを表示します。
  • 入力:検討対象が門形カルバートの場合、「初期入力」画面で基礎形式=杭基礎選択時は滑動照査の入力を無効にしていますが、杭基礎として「初期入力」画面確定後、同画面を再度開いた際に滑動照査の入力が有効となってしまう不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:基礎形式がバネ基礎で衝突荷重を考慮する場合に、衝突荷重による不要な地盤反力がFRAMEモデルに載荷されてしまう不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が門形カルバートで適用基準が土工指針(H21)の場合に、杭基礎で杭の本数が比較的多い際に計算実行時にエラーが発生することがあり、これを修正しました。
  • 計算:主鉄筋かぶりの自動設定を行う場合に、計算実行時に不要なかぶりのチェックに掛かる場合があり、これを修正しました。
  • 出力:NEXCOレベル2地震時照査での結果一覧書出力において、2,3連BOXのときに中壁、隔壁の下端の結果が正常に出力されない不具合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.06」
9.02.07 '11.04.07 ■要望対応
  • 計算:検討対象が門形カルバートの場合、側壁下端の曲げ応力度照査で許容曲げ圧縮応力度σcaに「隅角部(ハンチ無)」の値を用いていましたが、「一般部」の値を用いるよう改善しました。

■不具合修正
  • 計算:適用基準がNEXCOの3連BOXで主鉄筋かぶり自動設定を行う場合に、曲げ応力度照査における底版の有効高が正しく算出されないことがあり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が地震時検討の3連BOXでレベル2地震時の照査を行う場合に、主鉄筋定着位置の計算が不正となる場合があり、これを修正しました。
  • 表示:「結果確認」−「断面方向」での総括表および「計算書作成」−「結果一覧」での一覧計算書において、検討対象が地震時検討の場合に頂底版の中壁、隔壁のせん断耐力の抽出が正しくない不具合があり、これを修正しました。
  • 表示:3連BOXの場合に「結果確認」−「対角線断面」が正常に開けない場合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.07」
9.02.08 '11.08.03 ■不具合修正
  • 入力:検討対象が地震時検討の場合に、一旦計算後、許容値画面で入力を変更しても結果データがクリアされないために不正な結果となる場合があり、これを修正しました。
  • 入力:杭種がPHC杭のとき、「基礎」−「基本」画面で杭の種類(A,B,C種)を変更しても、地震時の杭の許容引張応力度が種類に応じた値に変更されない不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:スターラップの計算方法=間隔ごとに計算の場合に、頂版のスターラップ断面積Awの算出において、頂版用の鉄筋許容引張応力度σsaではなく頂版以外用のσsaを参照して算出していた不具合があり、これを修正しました。
  • 出力:計算確認のFRAME解析結果において、最大抽出ケース(M-Max等)の結果出力時に断面力図が正常に出力されない場合があり、これを修正しました。
  • ヘルプ:「計算理論及び照査の方法|BOX本体断面方向の計算|杭基礎時のバネ|(3)回転バネ値,水平方向と回転の連成バネ値」および「計算理論及び照査の方法|門形カルバートの計算|杭基礎時のバネ値|(3)回転バネ値,水平方向と回転の連成バネ値」のバネ値算出式が誤っていたため、これを修正しました。
  • 図面作成:適用基準がNEXCOの場合に、ハンチ筋と内面主鉄筋の交点付近に配筋する内面配力筋が作図されない場合があり、これを修正しました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.08」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「BOX本体断面方向の計算」→「杭基礎時のバネ値」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「門形カルバートの計算」→「杭基礎時のバネ値」
  • 「サポート」→「ご購入についてのお問い合わせ」
9.02.09 '12.01.10 ■不具合修正
  • 入力:連結部の照査を行う場合の「材料」画面−「PC鋼棒」の入力において、径を36と指定した場合に35として断面積Apを自動設定してしまう不具合があり、これを修正しました。また、詳細計算書でもφ35で出力していたため、φ36で出力するよう修正しました。
  • 計算:2段配筋で頂底版の左端および右端に1段目のみかぶりを入力し、2種類の鉄筋が入力されている場合に、対角線断面の照査で応力度が不正となる場合があり、これを修正しました。
  • 計算:多層盛土で頂版上の盛土厚が0の場合に、左右の水平土圧係数が等しくても安定計算の集計において水平力が生じてしまう不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が地震時検討(NEXCO)でのレベル1地震時のFRAMEモデルにおいて、入力の無い側壁せん断バネが考慮される不具合があり、これを修正しました。
  • 計算:検討対象が門形カルバートで計算モデルが一体時のFRAMEモデルにおいて、右底版の分布バネに左底版の分布バネを考慮してしまう不具合があり、これを修正しました。
  • 出力:検討対象が門形カルバートで計算モデルが底版分離の場合に、詳細計算書の滑動照査の出力において、一般式の不等号が逆向きで出力される不具合があり、これを修正しました。
  • ヘルプ:「計算理論及び照査の方法|門形カルバートの計算|応力度照査|(1)底版」のせん断スパンaの算出方法について、杭基礎時の内容に誤りがあり、これを修正しました。
  • ヘルプ:「計算理論及び照査の方法|ウイングの計算|設計要領タイプの計算|風荷重および任意荷重による断面力|1)方法1」のウイング付根上端の曲げモーメンMWAの算出式に誤りがあり、これを修正しました。
  • 図面作成:頂底版厚が大きく隅角部に垂直領域が存在する場合、頂底版外面配力筋の3D配筋ビューワでの表示位置が正常でない場合がある点を修正しました。
  • 図面作成:適用基準をNEXCOとした場合に、門型外面主鉄筋の継ぎ手長が正常でない場合があった点の対策を行いました。
  • 図面作成:適用基準をNEXCOとした場合に、翼壁鉄筋の純かぶりが調整できない場合があった点の対策を行いました。
  • 図面作成:本体長が短く、平面形状が平行四辺形の場合に、配力筋の引出線が鉄筋から外れる場合があった点の改善を行いました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.02.09」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「門形カルバートの計算」→「応力度照査」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「ウイングの計算」→「設計要領タイプの計算」→「風荷重および任意荷重による断面力」
9.02.10 '12.08.17 ■要望対応
  • 入力:「考え方」→「荷重」画面→「活荷重による側圧の考え方」のガイド図および「PH=Ko・Pl+i(kN/m2)にて考慮」スイッチ名に使用している記号Pv,Pl+iが計算書の出力内容と沿っていなかったので、計算書の出力内容と沿うよう変更改善しました。「PH=Ko・Pvl(kN/m2)にて考慮」スイッチ名に変更しています。
  • 入力:入力画面サイズが解像度1024×768ドット内に収まるよう画面サイズの見直しを行いました。
  • 計算:検討対象=地震時検討/限界状態設計でのせん断耐力の算出において、コンクリート標準示方書2007年版の内容を元に純曲げ耐力Mudは部材係数を1.0として算定するよう改善しました。
  • 計算:レベル2地震時照査(オプション)の計算実行時において、Mc<My<Muの関係が成立しない場合に表示するエラーメッセージに、エラー箇所を示す隅角部からの距離(m)を表示するようにしました。
  • 図面作成:翼壁が平面で折れる場合、水平鉄筋が外形外に作図される場合があった点を改善しました。
  • 図面作成:踏掛版の角度(度分秒)が1秒ずれる場合があった点を改善しました。
  • 図面作成:踏掛版の縦断勾配桁数を拡張しました。

■その他
  • 入力:レベル1地震時の許容せん断応力度τa1の初期値設定について、せん断照査方法=道示W,土工指針H21でσck>40の場合は、道示Wの表-5.2.1を元に線形補間で算出していましたが、σck=40の時のτa1(=0.41)を設定するよう変更しました。

■不具合修正
  • 入力:検討対象=通常設計で多層盛土を考慮する場合の「形状」→「盛土」画面において、地盤反力度の低減係数、活荷重の低減係数後輪、活荷重の低減係数前輪の入力上限値は100であるにも関わらず整数2桁までしか入力できない不具合があり、これを修正しました。
  • 入力:「形状」→「地盤」画面において地質条件の表入力時に、入力する項目列によって地盤の動的変形係数EDの自動セット値が異なる場合があり、これを修正しました。
  • 計算:複鉄筋で、ハンチの影響を考慮することで外側または内側の鉄筋が断面図心を超えて位置する場合に必要鉄筋量の計算が正常に行えない場合があり、これを修正しました。
  • 計算:計算書の主鉄筋定着位置の抵抗曲げモーメント、設計曲げモーメントの表の出力において剛域を考慮している場合に最後の点(頂底版の右端、側壁の下端位置)が出力されない不具合がありこれを修正しました。なお、今回の修正により、剛域を考慮する場合は修正前より着目点位置に若干のずれが生じるため、支間部位置の曲げ応力度照査結果に若干の相違が生じます。
  • 計算:任意地震荷重で始点側または終点側のどちらかのみが軸線外となる場合に、正常に荷重を考慮できない場合があり、これを修正しました。
    • 始点側が軸線外、終点側が軸線内で格点集中荷重を考慮する場合に荷重強度が不正
    • 始点側が軸線内、終点側が軸線外の場合に載荷終点位置が不正
  • 計算:検討対象=地震時検討でのレベル2地震時照査において、引張側鉄筋有無のチェックが正常に行えない場合があり、これを修正しました。
  • 出力:安定計算の詳細計算書出力において、死荷重や定型2活荷重の水平力が相殺されないにも関わらず、相殺されるものとして算出過程を省略して出力する場合があり、これを修正しました。
  • 出力:ウイングのみの計算を行う場合でウイングは土留壁のみとして計算したとき、「計算書作成」→「結果一覧」で結果が出力されない不具合があり、これを修正しました。
  • ヘルプ:「操作方法|メニューの操作|入力|通常設計・サイロ土圧|レベル2|基本条件Lv2」の地盤変位および周面せん断力の応答速度から算出時の説明において、「レベル1時と同方法で算出」の内容が不適切なため削除しました。
  • 図面作成:DXF/DWG出力の際に文字フォントが正常時設定できない場合があった点の対策を行いました。
  • 図面作成:翼壁水平鉄筋が天端かぶり内に作図される場合があった点の対策を行いました。

■ヘルプの修正(変更)内容
  • 「概要」→「バージョン及び改良点」→「Ver.9.02.00〜」→「Ver.9.2.10」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「通常設計・サイロ土圧」→「レベル2」
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