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3Dデジタルシティ・GIS
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都市情報を3次元の都市モデルに移行し、これを基盤にした管理とシミュレーションを行う「都市シミュレータ」の構築を提案。
大規模な空間をマルチユーザ環境で共有できます。 |
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サービス開始日 : '09.04.01
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ユーザ紹介 自治体ソリューション活用事例
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■ユーザ紹介 Up&Coming ユーザ紹介抜粋
(多くのユーザで高度活用されています) |
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市の総合計画および情報化計画に沿って全庁的IT活用環境の整備に力
―3D空間シミュレーションの可能性に着目、
世界文化遺産・姫路城はじめ歴史的資源に関わる多様な事業検討の支援を展開
システムの導入検討から調達、研修、運用の流れ
姫路市では「姫路市総合計画」および「姫路市情報化計画」をベースにGISをいち早く導入するなど、各種社会資本整備における情報技術(IT)の有効活用を積極的に進めています。そのような流れの中で同市はまた、VR(バーチャルリアリティ)・CG(コンピュータグラフィックス)技術を駆使した3次元空間でのシミュレーションやプレゼンテーションの可能性に注目。2006年に3DリアルタイムVRソフト「UC-win/Road」を導入し、複数の事業担当部署と連携してさまざまな都市空間創造シーンで具体的な活用が図られています。
システム導入後は職員自らデータ作成するための研修に続き、姫路駅から姫路城周辺の現況、さらに姫路城周辺地区の歴史的なみちすじの整備(通称「歴みち事業」)の一部「東部中濠(なかぼり)線」の3D・VRデータ整備が取り組まれました。
「歴みち事業」など複数事業に適用、新たな期待も
「歴みち事業」は歴史的市街地に特有な交通量の集中と複雑な地区内道路網がもたらす問題に対し、安全性と生活環境に配慮した整備を図ろうというもの。姫路城周辺地区にはとくに歴史的・文化的遺産が多く存在することから、中濠沿いの散策ルートを中心に歴史的なみちすじをネットワーク化する「歴史の道」が整備されています。「東部中濠線」はその主要対象区域の一つ。姫路城の中濠に沿った現道を活かし、「内京口門跡」周辺から「久長門跡」を通り、城東線に至るみちすじを散策空間として再整備しました。その際、昔のみちすじをイメージした石組側溝や地道風の舗装材が用いられたほか、電線類を地中化、各種遺構について路面標示するなどの配慮もなされています。
そこで、同事業の景観検討において3D空間シミュレーションが有効な手法になり得るのではということで、初めに当該区間の現況を3D・VRで再現し、それを基に無電柱化や周辺建物の改築、姫路城への眺望確保などの改修ポイントをシミュレーションしました。これについてはその後、2006年10月に地元姫路市で開催された「歴みち事業」に関する全国規模の協議会(歴史的地区環境整備街路事業推進協議会)で発表。3D空間シミュレーションの映像が「分かりやすい」という感想とともに、予想以上に質問が集中する結果になったといいます。
同市ではこれ以外にも、「大塩学園通り」プロジェクトにおける計画案の比較検討、家老屋敷跡公園および美術館での景観シミュレーション、岡田交差点の交通シミュレーションなど、同システムの可能性を探るさまざまな試みも実施。それらを通じ、庁内や協議会など行政関係者向けプレゼンテーションでは一定の成果を上げてきたと振り返る一方、今後は住民説明会など市民サービスにこれをどう繋げていくかが課題と位置付けます。そのためにも、システム管理課ではより多くの職員が本来業務と並行して同システムを有効活用できるような環境を提供していきたいとしています。
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▲【東部中濠線】無電柱化、姫路城への眺望を確保 (無電柱化、高木の移設) |
▲記念樹を植樹した場合の
景観検討(家老屋敷跡公園) |
デザイン都市・神戸の景観形成に向けた合意形成のためのVR活用
神戸市の景観まちづくりの取り組みと1/1000都市模型とVR
神戸市では昭和53(1978)年の都市景観条例の制定以来、30年以上にわたり、市民との協働と参画による景観まちづくりに取り組んでいます。すべての市民が神戸の持つ強みを活かし、デザインによって新たな魅力を創造する『デザイン都市・神戸』の実現に向けて、市民一人ひとりの「わがまち」に対する関心・愛着が高まるよう、様々な取り組みがなされています。そうした取り組みの一環として、市民が「神戸のまち」をもっとよく知り、興味を持っていただくよう、神戸市都心部の模型とバーチャルリアリティ(VR)が制作されました。
VRデータと都市模型は相互利用のため、ほぼ同時期に制作され、制作過程においても、取材や撮影写真加工など相互協力が行われました。模型は神戸大学大学院工学研究科建築・都市設計研究室の学生40名により制作されています。VR、模型とも制作して終了ではなく、継続して、市民参加ワークショップによるモデル増設などの活用が行われています。
「神戸のまちの模型をみんなで作ろう!」
参加者は、市内の小学生と保護者10組(競争率2倍だったそうです)。参加者は順番にスタイロフォームを1/1000の建物外形にカットし、写真を建物の面に合わせて画像処理を行った後、用紙に印刷します。画像を切り取って模型に貼り付けると完成です。完成品は、順次、1階の都市模型の該当位置に小学生自身の手により配置されました。
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第9回 3D・VR シミュレーションコンテスト
審査員特別賞 デザイン賞
「デザイン都市・神戸の景観形成に向けた合意形成のためのVR活用」
第9回 3D・VR シミュレーションコンテスト レビュー |
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こうべまちづくり会館(神戸市中央区)1階ロビーに展示されている「神戸市都心部1/1000 都市模型」
(制作協力:フォーラムエイト) |
大阪大学福田知弘准教授からの依頼により、豊前田・細江夢づくり会議のワークショップで使用するための街並み模型を作成いたしました。
豊前田・細江夢づくり会議とは、山口県の下関豊前田で行われている、地域文化の継承・地域文化の活性化を目的としたワークショップです。これからのまちの将来像といったイメージから、道路やアーケードを今後どのように整備していくべきかといった具体的なまちづくりについて、活発な議論が交わされています。 福田准教授は環境デザインの立場からこのワークショップに関わっており、国内外のまちづくりの事例を講演で紹介し、UC-win/Roadで作成したVRを検討に用いています。
VRは、商店街のまちなみのアイディアを話し合う際に、まちの現状を把握し、さらに将来のイメージを共有・検討するために活用されています。アーケードがかけられた既存の商店街、電線地中化やアーケード撤去を行った状態、さらに並木を配置しオープンカフェをイメージした将来像が瞬時に切り替えられるようなVRデータが作成されました。画像は、それぞれ現況イメージと将来像の提案イメージになります。配置する並木の樹木にも複数の種類を用いるなどして、多様な検討が行われています。
>> VRで作成した豊前田細江地区の商店街をZprinterで出力 http://y-f-lab.jp/fukudablog/index.php?e=1046
現状 |
地中化 |
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▲豊前田・細江夢づくり会議ではVRデータで作成された豊前田細江地区の
現況提案イメージを活用して検討が行われている |
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