Q3−1. |
堤体寸法で一番最初の地層面が斜面になっているモデルを入力できないか? |
| A3−1. |
地表面の始点・終点のY座標の入力と中間点X,Y座標を入力していただくことで傾斜および凹凸をモデル化することができます。 |
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Q3−2. |
浸潤線は入力した水位より自動設定可能だが、任意の浸潤線を入力して使用すること可能でしょうか? |
| A3−2. |
「寸法入力」モデルでは、入力したX座標からY座標を自動計算して表示しますが、Y座標は任意に入力することできます。
「任意座標入力」モデルでは、浸潤線の自動計算は行っていない為に、任意の浸潤線を入力してください。 |
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Q3−3. |
地震時についての検討はどこで行うのか? |
| A3−3. |
本製品の円弧すべり入力画面のケース別設定タブ−安全率タブの「計算種別」計算スイッチを「地震時」に指定して頂きたいと存じます。 |
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Q3−4. |
C(浸出面勾配から算出する係数)の基準を教えて頂けないでしょうか? |
| A3−4. |
「寸法入力」モデルのC(浸出面勾配から算出する係数)は、土地改良事業計画書設計基準「フィルダム」PU-61に記載しているC=Δa/(a+Δa)の値を入力して下さい。
こちらにマイナスの値を入力すると内部計算を行い、プラスの値を入力すると入力した値を計算に用います。
「任意座標入力」モデルでは、C(浸出面勾配から算出する係数)の入力は設けていません。 |
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Q3−5. |
水位ケースで浸潤線の入力を行うが、計算すると背後池側で浸潤線がはみ出してしまうことがあると思う。その場合、どのように修正すればよいか。 |
| A3−5. |
「寸法入力」モデルにおける浸潤線の入力は、水位ケースタブの各ケース毎に入力した「水位高」を用い内部計算した値を浸潤線タブ内の浸潤線表入力に設定しており、この設定した値(X座標、Y座標)を直接修正して頂きたいと存じます。
内部計算における浸潤線の構成は結線していない状態があり、これを防ぐ為に必ず浸潤線の入力が必要となります。
「任意座標入力」モデルでは、浸潤線の内部計算は行っていません。 |
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Q3−6. |
背後池側の堤体外形の入力の方法を教えて頂けないでしょうか |
| A3−6. |
「寸法入力」モデルにおける背後池側の堤体外形の入力は、堤体天端の左端位置の地表面を始点とし、貯水池側の堤体外形の入力と同様に地表面側から1段目(No.1)、2段目(No.2)…となるように入力していただきたいと存じます。 |
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Q3−7. |
地層の入力で計算範囲の始点側と終点側で高さを変更したい場合の入力方法を教えて頂けないでしょうか |
| A3−7. |
地層の中間点座標入力にてX座標を計算範囲の始点X座標、または終点X座標と同値で入力し、Y座標を入力していただくことで始点側、終点側の高さを変更することができます。
ただし、中間点座標がオーバーハングとならないように、始点側の高さを変更する場合には中間点座標の最初の点(No.1)にて、終点側の高さを変更する場合には中間点座標の最終点にて入力していただきたいと存じます。 |
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Q3−8. |
ruを設定するための目安となる参考資料等の文献などはないでしょうか? |
| A3−8. |
過剰間隙水圧比につきましては、「土地改良施設 耐震設計の手引き 平成16年3月」の p.499に記載の以下の式、および図-7.3.3 円弧すべり法の液状化に対する抵抗率と過剰間隙水圧比のグラフを参考にしていただきたいと存じます。
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ru=FL^(-7)(FL>1.0)
ru=1.0(FL≦1.0)
FL : 液状化に対する抵抗率
----------------------------------- |
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Q3−9. |
水位急降下時の設定項目があるが、「ため池整備」に準拠して水位急降下時の計算を行わないことはできるのか |
| A3−9. |
「水位ケース」入力画面−水位ケースタブにて検討する水位ケースを選択することができますので、計算を行わないケースについてはチェックをはずしていただきたいと存じます。 |
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Q3−10. |
均一型の堤体にて、堤体部の透水係数を変更したが浸潤線の計算値が変更されない理由は? |
| A3−10. |
均一型の堤体の場合、浸潤線計算の際に透水係数を用いていないために浸潤線の計算値が変化しておりません。
上記の理由としましては、本製品の浸潤線の計算は土地改良事業計画設計基準 設計「ダム」 技術書[フィルダム編]のp.U-65〜72を参考として計算しておりますが、均一型フィルダムの計算例では浸潤線の放物線計算時には透水係数を用いていないためでございます。 |
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Q3−11. |
水位ケース入力画面の浸潤線タブにある浸潤線開始位置指定はどのような場合に使用するのか? |
| A3−11. |
安定計算に用いる浸潤線の始点を任意の位置に変更する場合にご利用いただきたいと存じます。
浸潤線開始位置が指定されていない場合には、安定計算に用いる浸潤線の始点のX座標は計算範囲の左端、Y座標は水位高となります。 |
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Q3−12. |
水位ケース入力画面の浸潤線タブにある浸潤線終了位置指定はどのような場合に使用するのか? |
| A3−12. |
安定計算に用いる浸潤線の終点を任意の位置に変更する場合にご利用いただきたいと存じます。
浸潤線終了位置が指定されていない場合には、安定計算に用いる浸潤線の終点のX座標は計算範囲の右端、Y座標は浸潤線入力座標の最終Y座標となります。 |
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Q3−13. |
円弧すべり入力画面の設計水平震度の条件選択の出典を教えて下さい |
| A3−13. |
本製品の設計水平震度の条件選択につきましては、地盤種別、地域区分については道示X(H24.3)を参考に算定しております。
地震レベルについては「道路土工 盛土工指針 平成22年4月」P125の解表4-3-3を参考としております。 |
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Q3−14. |
計算時に「水位線が水平でありません」のエラーメッセージが表示されます |
| A3−14. |
ご質問のエラーメッセージは、堤体、および地層の外部に存在する水位線が水平でない場合に計算時に表示されるエラーメッセージでございます。
堤体、および地層の外部に存在する水位線は水平に定義していただく必要がございます。
従いまして、水位ケース入力画面より、堤体、および地層の外部に存在する水位線が水平となるように浸潤線の入力を見直していただきますようお願いいたします。 |
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Q3−15. |
任意荷重入力の分散角度はどのうような場合に入力するのでしょうか? |
| A3−15. |
指定された分散角度で土中分布するものとして、すべり面の荷重として考慮する場合に入力していただきたいと存じます。
φとして入力された場合には、荷重の作用方向に対して2φの角度で土中で分布するものとして計算します。 |
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Q3−16. |
計画安全率が1.20となっていますが、「土地改良施設耐震設計の手引き」(P.497)の計画安全率を1.0として計算することはできますか? |
| A3−16. |
計画安全率1.20は「土地改良事業計画指針「ため池整備」」(平成27年5月)P-53の記述に従った値となります。
耐震設計の手引きの安全率とする場合には、初期値設定入力画面−安全率タブより、各ケースの安全率を直接変更していただきたいと存じます。 |
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Q3−17. |
任意のネバーカットラインを指定することはできますか |
| A3−17. |
「円弧すべり」入力画面|「共通設定」タブ|「特定すべり面の照査」タブ|「ネバーカットライン」タブより入力することができます。
任意のネバーカットラインを指定する場合、ネバーカットライン数を2以上に変更していただき、ネバーカットライン2以降に座標を入力します。 |
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Q3−18. |
「モデル作成補助ツール」にて、CADデータファイルをインポートしましたが正常にインポートできていないようです。回避方法はありますか。 |
| A3−18. |
スケールが異なる場合、正しく読み込めない場合があります。 モデル作成補助ツールの単位は(m)となりますので、スケールを調整の上、インポートをお試しいただきますようお願いいたします。 |
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Q3−19. |
入力画面「初期値設定」の透水係数kの単位ですが、一般的には「m/s」と思いますが、「m/s」と「cm/s」から選択できる理由を教えて下さい。 |
| A3−19. |
本製品の浸潤線の計算は「土地改良事業計画設計基準 設計「ダム」 技術書「フィルダム」」を参考としています。 この資料では、透水係数kの単位は「cm/s」となっているために、「m/s」と「cm/s」の選択を用意しています。 |
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Q3−20. |
入力画面「初期値設定」|タブ「基準対応値」、および入力画面「円弧すべり」|タブ「ケース別設定|基準対応値」の「設計外力|地震時(kh法)」の「地震時慣性力をせん断抵抗に考慮」は、どの基準・指針を適用した場合にチェックすべきでしょうか。 |
| A3−20. |
「地震時慣性力をせん断抵抗に考慮」は「ため池整備」、「フィルダム編」、「防災調節池等技術基準(案)」の何れの基準を選択した場合でも通常はチェックを入れてください。
安定計算の計算式は、以下を参考にしています。
これらの式では、抵抗モーメント(分子)の計算時に地震時慣性力を考慮するためです。
ため池整備、フィルダム編:「土地改良事業計画設計基準 設計[ダム] 技術書 [フィルダム]編」P.II-102から103
防災調節池等技術基準(案):「防災調節池等技術基準(案)」P.34から35
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Q3−21. |
水位ケースの「完成直後」と「空虚時」の違いは何か。 |
| A3−21. |
どちらも水位のない場合の検討ケースです。 「土地改良事業設計指針 ため池整備」(平成27年5月)では完成直後、「土地改良事業計画設計指針 設計 ダム 技術書 フィルダム編」(平成15年4月)では空虚(完成直後)とあります。 「防災調節池等技術基準(案)」p.34のように、完成直後と空虚時で計算条件が異なる場合も考慮して、両方のケースを設けています。 なお、計算条件が同じであれば、完成直後、空虚時ともに同じ結果になります。
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Q3−22. |
入力画面「初期値設定」の「透水係数k」の初期値が「1.0e-007(m/s)」(=1.0e-005(cm/s))になっていますが、根拠はありますか。 |
| A3−22. |
「土地改良事業計画設計基準 設計「ダム」 技術書〔フィルダム編〕」p.U-67 図-9.1.5-参1 均一型フィルダムの「透水係数k=1×10-5(cm/s)」の値を参考としています。
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Q3−23. |
水位急下降時の場合、入力画面「円弧すべり」のタブ「ケース別設定|基準対応値」の「γ・uの扱い」の旧水位線、水位線はどこで入力できますか。 |
| A3−23. |
水位急下降時は、入力画面「水位ケース」のタブ「浸潤線|常時満水位」で入力した浸潤線を旧水位線として使用します。 また、タブ「浸潤線|水位急下降時」で入力した浸潤線を水位線として使用します。
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Q3−24. |
入力画面「円弧すべり」のタブ「ケース別設定|基準対応値」の「計算モデル|水圧の扱い」で選択可能な「体積法」と「水圧法」の相違点はなにか。 |
| A3−24. |
体積法: 水圧を体積力として、土塊の有効重量で扱います。 この場合には、土塊には間隙水の重量は含まれず、基本的には水没部は水中重量(γsat-γw)になります。 「土地改良事業設計指針 ため池整備 平成27年5月」p.54 図−3.3.15では、(d)に該当します。
水圧法: 水圧を表面力として、作用面に対して法線方向に作用する外力として扱います。 この場合には、土塊は間隙水を含む重量で扱い、水没部は一律に飽和重量(γsat)になります。 「土地改良事業設計指針 ため池整備 平成27年5月」p.54 図−3.3.15では、(c)に該当します。
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Q3−25. |
入力画面「初期値設定」のタブ「基準値対応」、および入力画面「円弧すべり」のタブ「ケース別設定|基準対応値」の「液状化時(安定性の評価法)」のそれぞれの違いについて教えて下さい。 |
| A3−25. |
設計水平震度を考慮するかどうかの違いです。
過剰間隙水圧のみ(ΔU法):
「土地改良施設 耐震設計の手引き 平成16年3月」p.496の「(1) 静的解析法(円弧すべり法:Δu法)」を参考に、地震動によって発生する過剰間隙水圧Δuを考慮します。この方法では、設計水平震度は考慮しません。
過剰間隙水圧と設計震度とを考慮(ΔU法とkh法との同時考慮):
「土地改良施設 耐震設計の手引き 平成16年3月」P.377の記載を参考に、過剰間隙水圧Δuと設計水平震度の両方を考慮します。
詳しくは、Q5−1.をご参照ください。
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Q3−26. |
入力画面「水位ケース」のタブ「浸潤線」では、自動計算の際に、貯水池側の水位より計算しますが、なぜでしょうか。 |
| A3−26. |
浸潤線の自動計算では、「土地改良事業設計事業計画設計基準 設計「ダム」 技術書 フィルダム編」P.U-65〜U-72を参考に、貯水池側(上流側)の水位より計算します。
浸潤線の計算の詳細は、ヘルプ「計算理論及び照査の方法|浸潤線の計算|浸潤線の計算」をご確認ください。
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Q3−27. |
入力画面「水位ケース」のタブ「水位ケース」の表の「破壊基準」で選択できる「全応力法」と「有効応力法」の違いについて教えて下さい。 |
| A3−27. |
本製品では、全応力法は「土地改良事業計画設計基準・設計 ダム 技術書 フィルダム編」(以下、フィルダム編)P.II-102の式(9.1.6-1)、有効応力法は同ページの式(9.1.6-2)を使用しています。 なお、「フィルダム編」p.100の図-9.1.6-3 (d)の考え方を採用し、静水圧を無視します。 そのため、式(9.1.6-2)では、N - U = W・cosα(=N)とし、間隙水圧を考慮していません。 したがって、全応力法と有効応力法では、みかけの粘着力、およびせん断抵抗角に全応力表示を使用するか、有効応力表示を使用するかの違いとなります。
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