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Q&A橋台の設計 Q&A

目 次
1.適用範囲・制限条件
2.形 状

Q2−1.翼壁の形状寸法H2に−(マイナス)の値は入力できないか。翼壁天端を路面高に合わせる場合、地覆が必要になるのだが。

Q2−2.胸壁天端の形状はどこで指定したらよいか。

3.自 重、慣性力
4.上部工反力、載荷荷重、その他荷重
5.浮力、土圧・水圧

Q5−1.残留水圧(土圧)に対応する方法。

Q5−2.「形状」−「土砂」−「土圧の仮想背面」で“土とコンクリート”を選んだ場合、後趾の断面計算がされないのはなぜか。

6.安定計算
7.直接基礎
8.杭 基 礎
9.配筋
10.胸壁の設計

Q10−1.胸壁の設計において、常時のみの検討を行う方法。

Q10−2.「落橋防止構造」入力画面における「コンクリート面直径D’」には何を入力したらいいのか。

11.竪壁の設計
12.フーチングの設計
13.突起の設計
14.翼壁の設計

Q14−1.翼壁の設計で道路公団仕様が計算できない。
考え方の翼壁入力で指針の選択があるが、選択できないようになっている。

15.自動計算
16.付属設計

Q16−1.付属設計の橋座の設計で、Pc算出時の係数0.32は道路橋示方書のどこに記載されているか?

17.連 動

Q17−1.杭基礎連動時、作用力が杭基礎に反映されないが?

Q17−2.「UC-win/T&Wu」「橋台の設計」のバージョンが連動可能バージョンであるのに、「連動対象製品のバージョンが異なります。」とのメッセージが出て連動できない。

18.図面作成

Q18−1.道示WP223記載のフーチング端部補強筋はどこで入力するのか?

Q18−2.胸壁開口部の補強筋の作画方法。

Q18−3.「図面作成」→「鉄筋情報」(各鉄筋の鉄筋情報)は、どのタイミングで初期化されるか。

Q18−4.各鉄筋の鉄筋情報(記号など)や配筋情報を変更する方法は?

Q18−5.橋台たて壁のハンチ筋を「なし」に設定しているが、図面を生成すると、ハンチ筋が入った図になっている。

Q18−6.主鉄筋の継ぎ手方法を指定するには?

Q18−7.スターラップのフックの形状を指定するには?

Q18−8.竪壁の水平補強筋の形状をタイプ4(先端フック形状:直角−半円)とした場合、配筋図中の水平補強筋平面図にフックが表記されてないのはなぜか?

Q18−9.橋座面主鉄筋のアンカボルよけ配筋情報のピッチ行数をもっと多くできないか?

Q18−10.作図条件を設定後「確定」しても、反映されないが?

Q18−11.底版下面の斜め鉄筋が表示されないが?

Q18−12.たて壁の配力筋を「継ぎ手あり」とする方法は?

Q18−13.落橋防止装置用の穴は作図できるか?

Q18−14.鉄筋記号を囲む円の形状を変更する方法は?

Q18−15.中間帯鉄筋を「継ぎ手有り」に設定する方法。

19.その他

Q19−1.基礎形式の選択の中に「杭基礎(杭基礎連動)」が無いが、「杭基礎」と連動させる方法は?

Q19−2.スターラップの計算結果は?

Q19−3.初期入力−荷重の項目にて数値を変更すると、それまで設定した荷重データが初期化されてしまうが?

Q19−4.直角方向の検討はできますか?

Q19−5.EPS工法に対応した設計を行うにはどうしたらよいか。


1.適用範囲・制限条件
2.形 状
Q2−1. 翼壁の形状寸法H2に−(マイナス)の値は入力できないか。翼壁天端を路面高に合わせる場合、地覆が必要になるのだが。
A2−1. 本プログラムは、弊社において入力範囲として妥当な考えられる値を指定していますが、設計方法や設計条件等も変化しており、お客様の設計方法によっては不都合な場合もあると思われます。
お問い合わせの内容につきましては、入力範囲外の値を設定された場合は赤色表示としていますが、計算自体は−(マイナス)の値でも可能となっています。しかしながら、入力データによっては範囲外に値を設定しても問題ない場合もありますが、その計算結果については十分ご検証の上、設計者の判断にて適用ください。
また、図面作成時の翼壁内面図・外面図の翼壁天端は、胸壁天端から翼壁先端を直線で結んで作図し、その際の胸壁天端高は、本体の側面胸壁高にH2を加算した高さとしています。従って、翼壁の寸法入力でH2の値に−(マイナス)を入力された場合、翼壁内面図・外面図には本体の側面胸壁天端と翼壁天端高の段差は作図されませんので、その修正が必要な場合は、大変お手数ではございますが、図面生成後弊社のUC−Draw(ヘルプの「Q&A」の「図面作成」を参照)や汎用CADで編集して頂き、目的の図面を作成して頂きますようお願い申し上げます。
 
Q2−2. 胸壁天端の形状はどこで指定したらよいか。
A2−2. 胸壁天端の形状情報は、以下の画面で入力することができます。
 (1) 「入力」→「形状」→「躯体」→「正面形状」(B1,B2,H4〜H7)
 (2) 「図面作成」→「形状」→「橋面工」

この2画面の扱いの違いは、以下のとおりです。
 (1)の画面で入力した場合
  ・図面生成時の胸壁主鉄筋天端側は、この画面の天端形状に沿って作図します(胸壁主鉄筋が歩道内に配筋されます)。
 (2)の画面で入力した場合
  ・(1)の画面で入力した胸壁天端の左端を基点して各部の高さと幅を入力してください。
  ・この画面で入力した歩道部/車道部には「橋面工鉄筋」を配筋する事ができます。
  ・「橋面工鉄筋」は、「図面作成」→「鉄筋」→「橋面工鉄筋」で設定してください。
   (なお、橋面工に配筋しない鉄筋は、鉄筋径に「なし」を設定してください。)
3.自 重、慣性力
4.上部工反力、載荷荷重、その他荷重
5.浮力、土圧・水圧
Q5−1. 残留水圧(土圧)に対応する方法 。
A5−1. 本製品では直接項目としての入力は用意しておりませんが、その他の荷重として荷重項に集中加重の入力をサポートしております。
この機能を利用し残留水圧(土圧)を別途計算頂き該当値を直接設定頂くことで可能と存じます。
 
Q5−2. 「形状」−「土砂」−「土圧の仮想背面」で“土とコンクリート”を選んだ場合、後趾の断面計算がされないのはなぜか。
A5−2. 一般的に、仮想背面よりも後方に作用する荷重については躯体には作用しないと考えるため、仮想背面を「土とコンクリート」とした場合、後趾の部材設計は行っていません。また、仮想背面を「土とコンクリート」とし後趾が長い場合には設計者において判断が必要となりますので、ご注意ください。
6.安定計算
7.直接基礎
8.杭 基 礎
9.配筋
10.胸壁の設計
Q10−1. 胸壁の設計において、常時のみの検討を行う方法。
A10−1. 胸壁の設計では、通常踏掛版の有無により設計方法が異なります。

■踏掛版が無い場合(胸壁タイプ1)
 胸壁の背面に対して、常時で設計を行います。

■踏掛版が有る場合(胸壁タイプ2、胸壁タイプ3)
 胸壁前面に対して常時で設計を行い、胸壁背面に対して地震時で設計を行います。
 
Q10−2. 「落橋防止構造」入力画面における「コンクリート面直径D’」には何を入力したらいいのか。
A10−2. 緩衝材の支圧応力度の照査を行う際のAc(局部載荷の場合のコンクリート面の全面積)算出時のコンクリート面の直径を入力してください。
11.竪壁の設計
12.フーチングの設計
13.突起の設計
14.翼壁の設計
Q14−1. 翼壁の設計で道路公団仕様が計算できない。
考え方の翼壁入力で指針の選択があるが、選択できないようになっている。
A14−1. 翼壁設計時の適用基準は、「初期入力」画面における「適用基準」によって自動的に決定し、計算します。
翼壁の計算方法を変更したい場合には、「初期入力」画面の「基準準拠」のチェック(レ点)を外し、「考え方」→「胸壁設計・翼壁設計」画面の「翼壁設計」を変更して下さい。
15.自動計算
16.付属設計
Q16−1. 付属設計の橋座の設計で、Pc算出時の係数0.32は道路橋示方書のどこに記載されているか?
A16−1. 道路橋示方書平成8年については、ご存じのように従来単位での表記になっています。
ご指摘の係数αにおける0.32については、「道路橋示方書・同解説SI単位系移行に関する参考資料」(H10.7)のW−15に記載されておりますので、この資料をご確認頂きますようお願い致します。
17.連 動
Q17−1. 杭基礎連動時、作用力が杭基礎に反映されないが?
Q17−1. 連動の仕組みとしては、杭基礎プログラムが起動後、橋台側で「計算確認」ボタンをクリックすることにより、作用力が杭基礎側に反映されます。
反映された作用力で杭基礎側で安定計算が行われた後、自動的に橋台側で部材設計を実行します。

連動用のツールバーにおいて、作用力及び杭反力の文字の左側に連動状況を示すマークを表示しています。このマークの状態が紫の場合は、該当する項目が実行されていないことを示し、実行後は紫→緑に変化しますのでこの状態をご確認ください。
 
Q17−2. 「UC-win/T&Wu」「橋台の設計」のバージョンが連動可能バージョンであるのに、「連動対象製品のバージョンが異なります。」とのメッセージが出て連動できない。
A17−2. 差分ファイルのインストールまたはネットアップデートでバージョンアップをした場合、連動に必要な情報が不足し、指定のバージョン以上であっても連動が有効にならない場合があります。
不足している情報につきましては、「橋台の設計」起動時に追加される仕様となっておりますので、下記手順にて操作をお願い致します。
  1. T&Wuが起動していないことをご確認下さい。
  2. 「橋台の設計」を単体で起動します。起動後は、そのまま終了して下さい。
  3. T&Wuからの連動をお試し下さい。
18.図面作成
Q18−1. 道示WP223記載のフーチング端部補強筋はどこで入力するのか?
A18−1. 「図面作成」→「鉄筋」→「底版鉄筋」の「配力筋(腹部前趾)」「配力筋(腹部後趾)」に鉄筋径を入力した後、図面生成をする事で底版腹部に配筋します。
 
Q18−2. 胸壁開口部の補強筋の作画方法 。
A18−2. 胸壁開口部の補強筋は、「図面作成」→「基本条件」で「開口部」を「作図する」として頂き、開口部の形状(「形状」→「開口部」)・かぶり(「かぶり」→「開口部・穴よけ」を指定した後、図面生成を行う事で、開口部補強筋を配筋します。
なお、開口部補強筋の鉄筋径は、胸壁の前背面主鉄筋を使用します。
 
Q18−3. 「図面作成」→「鉄筋情報」(各鉄筋の鉄筋情報)は、どのタイミングで初期化されるか。
A18−3. 計算結果と図面データに矛盾が生じないように、「入力」情報を変更し「計算確認」をした段階で初期化しています。
また、以下の場合には各鉄筋の鉄筋情報を破棄し再度生成し直します。    
  • (1)「図面作成」→「鉄筋生成」ボタンを押した場合。
  • (2)「鉄筋生成」ボタンが見えていない状態で「図面生成」ボタンを押した場合。
従いまして、「図面作成」は、計算側の「計算確認」がある程度収束した段階で操作し、上記の「各鉄筋の鉄筋情報の初期化」のタイミングに注意して目的の図面を作成して頂くことをお奨めいたします。
 
Q18−4. 各鉄筋の鉄筋情報(記号など)や配筋情報を変更する方法は?
A18−4. 「図面生成」や「鉄筋生成」で生成した鉄筋の鉄筋情報や配筋情報は、以下の手順で変更する事ができます。

 1)「基準値」->「図面生成条件」で図面生成条件画面を開く。
 2)「図面生成時に、鉄筋情報の確認・修正を行う」のチェックボックスにチェックをつける。
 3)「図面作成」ボタンを押して図面作成モードにする。 
 4)「鉄筋情報」ボタンを押して鉄筋情報画面を開く。
 5)変更を行う部分 (例えば「橋台本体」)のボタンを押下し、鉄筋情報画面を表示する。
 6)「鉄筋グループ名称一覧」から目的の鉄筋グループ名称(例えば「底版主鉄筋」)を選択する。
 7)「鉄筋一覧」から目的の鉄筋名称(例えば「底版主鉄筋組鉄筋」)を選択し、「編集」ボタンを押す。 
 8)表示される入力画面で鉄筋情報や配筋情報の変更を行う。
 9)「図面生成」を行う。

但し、この操作で鉄筋の鉄筋情報や配筋情報の変更を行う場合は、計算結果と矛盾が生じない程度の変更に留めてください。
 
Q18−5. 橋台たて壁のハンチ筋を「なし」に設定しているが、図面を生成すると、ハンチ筋が入った図になっている。
A18−5. 「図面作成」モードにおいて「鉄筋生成」ボタンが見えている状態で「鉄筋」→「たて壁鉄筋」画面の「鉄筋径・記号」の「ハンチ筋」の鉄筋径を「なし」に変更し、そのまま「図面生成」ボタンを押し図面生成を実行した場合にご指摘の現象が発生します。(上記情報の変更を行っただけでは鉄筋情報の再生成が行われないため、「ハンチ筋」の鉄筋情報が残ったままとなっています。)
「図面作成」モードにおいて「鉄筋生成」ボタンが見えている状態で「形状」「かぶり」「鉄筋」情報を変更した場合は、「鉄筋生成」ボタンを押して鉄筋情報を再度生成し直した後に「図面生成」ボタンを押し、図面生成を実行してください。
なお、「鉄筋生成」ボタンを押して鉄筋情報を再度生成した場合は、押下する前に「鉄筋情報」ボタンを押して入力した各鉄筋情報が破棄されますのでご注意ください。
 
Q18−6. 主鉄筋の継ぎ手方法を指定するには?
A18−6. 主鉄筋の継ぎ手方法は「図面作成モード」−「鉄筋」の各入力画面で設定が行えます。
以下に各鉄筋の指定箇所を示しますので、適切な値を入力した後「図面生成」または「鉄筋生成」を行ってください。

本体:たて壁主鉄筋
「鉄筋」−「たて壁鉄筋」−「主鉄筋寸法入力」の継ぎ手方法

本体:底版主鉄筋
「鉄筋」−「底版鉄筋」−の主鉄筋継ぎ手方法

翼壁:内面垂直主鉄筋
「鉄筋」−「左(右)翼壁鉄筋」−「内面垂直主鉄筋寸法入力」の継ぎ手方法
 
Q18−7. スターラップのフックの形状を指定するには?
A18−7. スターラップのフック形状は「図面作成モード」−「鉄筋」の各入力画面で設定が行えます。
以下に各鉄筋の指定箇所を示しますので、適切な値を入力した後「図面生成」または「鉄筋生成」を行ってください。

本体:胸壁スターラップ
「鉄筋」−「胸壁鉄筋」−「スターラップ」のフック形状

本体:中間帯鉄筋
「鉄筋」−「たて壁鉄筋」−「中間帯鉄筋」のフック形状

本体:底版スターラップ
「鉄筋」−「底版鉄筋」−「スターラップ」のフック形状

翼壁:底版スターラップ
「鉄筋」−「左(右)翼壁鉄筋」−「組立筋」のフック形状
 
Q18−8. 竪壁の水平補強筋の形状をタイプ4(先端フック形状:直角−半円)とした場合、配筋図中の水平補強筋平面図にフックが表記されてないのはなぜか?
A18−8. 竪壁の水平補強筋の形状をタイプ4とした場合、水平補強筋平面図に作図する水平補強筋の先端形状は、作図しておりません。これは、参考図面として使用致しました建設省の各地方建設局の図面の水平補強筋平面図には水平補強筋の先端端形状が作図されていなかったため、同様の仕様としています。
水平補強筋平面図に作図する水平補強筋の先端形状が作図された図面が必要な場合は、大変お手数ではございますが、図面生成後、UC−Drawで編集して頂きますようお願い申し上げます。
 
Q18−9. 橋座面主鉄筋のアンカボルよけ配筋情報のピッチ行数をもっと多くできないか?
A18−9. 現状では、橋座面主鉄筋のアンカボルよけ配筋情報のピッチ行数の最大は「49行」としています。
これより多くのピッチ行数を必要とする場合は、お手数ですが、以下の操作により橋座面主鉄筋を複数種類に分割して配筋しアンカボルよけ配筋情報をトータルで49行以上とし目的の図面生成して頂きますようお願い申しあげます。
1) 「基準値」->「図面生成条件」で図面生成条件画面を開く.。
2) 「図面生成時に、鉄筋情報の確認・修正を行う」のチェックボックスにチェックをつける。
3) 「図面作成」ボタンを押して図面作成モードにする。
4) 「鉄筋情報」->「橋台本体」ボタンを押下し、橋台本体に配筋された鉄筋情報画面を表示する。
5) 「鉄筋グループ名称一覧」から目的の鉄筋グループ名称(橋座面鉄筋)を選択する。
6) 「鉄筋一覧」から目的の鉄筋名称(橋座面主鉄筋1)を選択し、「編集」ボタンを押す。
7) 表示される入力画面で鉄筋情報(配筋情報等)の修正(例えば半分の情報に変更)を行う。
8) 「鉄筋一覧」の「追加」を選択し、鉄筋選択画面を開き「橋座面主鉄筋」を選択する。
9) 橋座面主鉄筋1と同じ鉄筋情報(記号や鉄筋径など)とし、橋座面主鉄筋1の配筋情報を削除した分の配筋情報を入力し「アンカボルトよけ処理」を行う。
(必要に応じて「アンカボルトよけ配筋情報」を調整する。 )
10) 「図面生成」を行う。
 
Q18−10. 作図条件を設定後「確定」しても、反映されないが?
A18−10. 作図条件は図面生成時に反映されます。従って、作図条件を変更した場合は、「図面作成」→「図面生成」ボタンを押して変更した作図条件で図面を再度生成してください。
 
Q18−11. 底版下面の斜め鉄筋が表示されないが?
A18−11. 底版下面の「杭よけ斜め鉄筋」は、図面作成モードの「鉄筋」−「底版鉄筋」−「鉄筋・記号」の右端のスクロールバーを下側へ下げることにより表示される「杭よけ左斜め鉄筋」および「杭よけ右斜め鉄筋」の鉄筋径が「なし」以外の場合に作図されます。従って、鉄筋径を「なし」以外の値に変更した後「図面生成」または「鉄筋生成」を行ってください。

また、以下の手順で斜め鉄筋を追加することも可能です。
1)「基準値」->「図面生成条件」で図面生成条件画面を開く。
2)「図面生成時に、鉄筋情報の確認・修正を行う」のチェックボックスにチェックをつける。
3)「図面作成」ボタンを押して図面作成モードにする。 
4)「鉄筋情報」->「橋台本体」のボタンを押下し、橋台本体に配筋された鉄筋情報画面を表示する。
5)「鉄筋グループ名称一覧」から「底版下面A法鉄筋」を選択する。
6)「鉄筋一覧」の「追加」をクリックし、目的の鉄筋を選択し「追加」ボタンを押す。
7)表示される入力画面で鉄筋情報を入力する。
8)「図面生成」を実行する。
 
Q18−12. たて壁の配力筋を「継ぎ手あり」とする方法は?
A18−12. たて壁配力筋の継ぎ手位置は、図面生成時に「基準値」→「図面作図条件」→「計算基準」画面の「継ぎ手長」と「鉄筋最大長」を使用して自動で作成します。
但し、この画面の値は、他の配力筋でも使用しています。

「図面作成」→「鉄筋」→「たて壁鉄筋」→「配力筋フック形状」を「半円」として鉄筋情報を作成した場合、たて壁配力筋の継ぎ手長や鉄筋最大長には上記の画面の値が使用されますが、作成された鉄筋情報(継ぎ手長や鉄筋最大長)を以下の方法でが調整する事が可能ですので、たて壁配力筋の「継ぎ手長」や「鉄筋最大長」を他の配力筋と変更したい場合は、お手数ではありますが、以下の手順でたて壁配力筋の鉄筋情報を修正して頂き、目的とする図面を作成して頂きますようお願い申し上げます。

1)「基準値」->「図面生成条件」で図面生成条件画面を開く。
2)「図面生成時に、鉄筋情報の確認・修正を行う」のチェックボックスにチェックをつける。
3)「図面作成」ボタンを押して図面作成モードにする。 
4)「鉄筋情報」->「橋台本体」のボタンを押下し、橋台本体に配筋された鉄筋情報画面を表示する。
5)「鉄筋グループ名称一覧」から目的の鉄筋グループ名称(たて壁配力筋)を選択する。
6)「鉄筋一覧」から目的の鉄筋名称(たて壁前面配力筋やたて壁背面配力筋)を選択し、「編集」ボタンを押す。
7)表示される入力画面で鉄筋情報(継ぎ手長や鉄筋最大長)の修正を行う。
8)「図面生成」を行う。
 
Q18−13. 落橋防止装置用の穴は作図できるか?
A18−13. 「落橋防止装置用の穴」が存在する場合、以下の処理が可能です。

・前背面図に「落橋防止装置用の穴」を作図。
・「落橋防止装置用の穴」をよけた胸壁主鉄筋の配筋情報を自動作成。
・「落橋防止装置補強筋」の配筋。

なお、落橋防止装置用の穴の各情報は、以下の画面で設定してください。

・落橋防止装置用の穴の有無と各寸法(1セット分)情報
 「入力」→「部材」→「落橋防止構造」
・落橋防止装置用の穴の配置情報
 「図面作成」→「形状」→「落橋防止装置用穴」
・落橋防止装置用の穴の穴よけ処理に使用するかぶり情報
 「図面作成」→「かぶり」→「開口部・穴よけ」
・落橋防止装置用の穴の補強筋径情報
 「図面作成」→「鉄筋」→「胸壁鉄筋」→「落橋防止装置補強筋」
 
Q18−14. 鉄筋記号を囲む円の形状を変更する方法は?
A18−14. 鉄筋記号を囲む円の形状を変更するには、メニュー[基準値]−[図面作図条件]の[線属性]−[引出線]−[X文字属性]にて[文字高さ]と[文字幅]を調整してください。
[文字高さ]:[文字幅]の値を『2:1』で設定していだだくと通常の円として作図されます。
 
Q18−15. 中間帯鉄筋を「継ぎ手有り」に設定する方法。
A18−15. 中間帯鉄筋は、先端フック形状が「半円−半円」の場合のみに「継ぎ手有り」とする事が可能ですが、たて壁厚が小さく中間帯鉄筋の継ぎ手が「40Φ」を確保できない場合は、継ぎ手を設けることはできません。

継ぎ手のある中間帯鉄筋を配筋するには、「図面作成」→「鉄筋」→「たて壁鉄筋」画面の「中間帯鉄筋」で「フック形状:半円−半円」「継ぎ手:あり」と設定した後に「図面生成」を行って頂きますようお願い申し上げます。
なお、「図面生成」ボタンの下に「鉄筋生成」ボタンが表示されている場合は変更した「鉄筋」画面に応じた鉄筋情報を「鉄筋生成」ボタンを押して生成した後に「図面生成」を行って頂きますようお願い申し上げます。
19.その他
Q19−1. 基礎形式の選択の中に「杭基礎(杭基礎連動)」が無いが、「杭基礎」と連動させる方法は?
A19−1. 本プログラムと別売の「杭基礎の設計計算」の連動時は、UC-1「COM Server」(I/Fツール)の適切なバージョンがインストールされている必要があります。
未インストールの場合は、「初期入力」画面では「杭基礎連動」の項目は表示されず、「基礎」の項目においても「連動する」の項目は表示されないことになります。
インストールは、オプションメニューを選択するか、製品インストールフォルダ下のToolフォルダの「Uc1comsv.exe」を起動することにより行ってください。

尚、UC-1「COM Server」がインストールされているかどうかの確認には、以下の4つの方法があります。
(2.3.は、処理モードの選択が「入力」モードの場合のみ確認ができます。)
  • 1.オプションメニューの「UC-1 COM Server for Windows」のインストール項目がグレイに表示
  • 2.「初期入力」画面の基礎形式に「杭基礎連動」が表示
  • 3.「基礎」の選択時に、メイン画面上に「連動する」ボタンが表示
  • 4.[スタート]メニューの[設定]−[コントロールパネル]を選択し、[コントロールパネル]を開き、[アプリケーションの追加と削除]を起動して「UC-1 COM Server for Windows」が表示
 
Q19−2. スターラップの計算結果は?
A19−2. スターラップの計算は、「考え方」−「部材共通」画面において、照査する間隔数を1つ以上指定してください。
また、計算結果については、旧「逆T式橋台の自動設計計算」とは若干表示位置や表示方法が異なっており、詳細結果において各部材毎に表示しています。
例えば、後趾の場合は「計算書作成」モードの詳細結果の下記項目で確認できます。

・後趾の設計−断面計算−せん断応力度の照査の(2)スターラップの計算

但し、せん断応力度の照査がOUTになるケース(スターラップの計算が必要なケース)のみ結果を表示しておりますので、せん断応力度の結果によっては表示されないこともありますので、せん断応力度の計算結果とあわせてご確認ください。
 
Q19−3. 初期入力−荷重の項目にて数値を変更すると、それまで設定した荷重データが初期化されてしまうが?
A19−3. 「初期入力」画面において設定に変更があった場合は、各入力画面における関連データの一部または全てを設定値に合わせて初期化します。
現在、荷重の設定値を変更した場合は、各荷重のケースと荷重の組み合わせとの兼ね合いから、荷重ケース数を含めて初期化を行っています。
そのため、上部工反力等の数値のみを変更したい場合には、「荷重」の各画面において直接値を設定頂きますようお願い致します。
 
Q19−4. 直角方向の検討はできますか?
A19−4. 本プログラムでは、フーチングに橋軸直角方向の張出部がある場合のみ下記(1)〜(3)の直角方向の照査を行うことができます。
また、橋軸直角方向の張出部がある場合は、照査の可否を選択できますので、「考え方」→「底版設計」画面において「直角方向の断面照査」を「照査有り」として計算を実行してください。

(1)直接基礎の安定計算(地盤反力の算出のみ)
(2)杭基礎の安定計算(杭反力の算出のみ)
(3)橋軸直角方向張出部の断面計算
 
Q19−5. EPS工法に対応した設計を行うにはどうしたらよいか。
A19−5. EPS工法における盛り土指定は、以下の手順で行ってください。あわせて、各入力画面のヘルプをご参照ください。

■EPS形状の指定
 (1) 「形状」→「土砂形状」画面の「一般土砂」で、「その他の盛土ブロック数」を1つ以上指定します。
 (2) 同画面で「その他」を選択し、EPSブロックを座標で指定します。

■EPS単位重量の指定
 (1) 「材料」→「土砂・水」画面の「土砂重量」におきまして、EPSのブロックで指定した名称を表示していますので、該当するEPSの単位重量を指定します。

■主働土圧の指定
 (1) 「荷重」→「主働土圧」画面で、任意の土圧係数か土圧強度を指定します。
例としてEPS部分が土圧強度で与えられている場合は種類として「土圧強度」を選択し、土圧形状の上下の土圧強度を指定します。EPS以外について「土圧係数」で算出されている場合は、種類を「土圧係数」を選択し、同様に上下の土圧係数を指定します。

■荷重の組み合わせの指定
 (1) 「荷重」→「組み合わせ」画面で、「D主働土圧」の左側の「□」をチェック(レ)し、前述「主働土圧の指定」で設定した主働土圧を選択します。

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