日本機械学会2012年度年次大会 主催:(社)日本機械学会
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●日時 : 2012年9月10日〜12日 ●会場 : 金沢大学 |
(Up&Coming 2012年10月号) |
2012年9月10日〜12日の3日間、石川県の金沢大学で日本機械学会の年次大会が開催されました。フォーラムエイトは大会委員長である山崎光悦理工学域長よりワークショップのセッションを依頼され、9月11日に計算力学部門企画のシミュレーション・システムセッションとしてワークショップを開催しました。
山崎先生からは、機械工学とは力学、材料工学、流体、宇宙、自動車、水工、ロボット、海洋、地盤、熱などなど全てを網羅する物で有り、FORUM8
製品のUC-win/Road、Engineer's Studio® など、全て興味深いとのご感想を頂いています。
日本機械学会へは初めての参加であり、3日間の大会期間中、合わせて企業展示も行っています。ワークショップでは7 つの講演とディスカッションが行われました。座長でもある茨城大学・道辻准教授から「危険予測運転メカニズム研究におけるシミュレーションの活用」と題しまして、危険予測運転の有効性について実際の動画像も交えて効果的で説得力のあるプレゼンが行われ、VR化によってさまざまな視点から歩行者の行動分析が行えることが示されました。
大阪大学・福田准教授からは「クラウドコンピューティング型VRによる分散同期型検討会議の実現」という題目で、VR-Cloud®の複数ユーザーが同期参加できるメリットを大阪大学の研究室と実際に接続して遠隔プレゼンを実施することによって伝えて頂きました。
関西大学の倉田准教授からは「車いすシミュレーションシステムの開発と活用」という題目で、車いすの使用で事故が起きる可能性があることを積極的に伝える手段として車いすシミュレータが有効であるというご説明がありました。
群馬大学の蔡助教からは「地盤液状化解析技術の船舶積荷動揺解析への応用」という題目で、船舶に積載した積み荷が揺れによって液状化し、沈没に至る現象について地盤の動的有効応力解析プログラムUWLCを用いた検証の報告がありました。
フォーラムエイトからは3つの講演が行われています。「バーチャルリアリティによるシミュレーションの実行と可視化技術」ではUC-win/Roadの基本機能の説明のほか、様々な機械研究開発への応用、総合的なシミュレーション、機器設備・ロボットの管理制御システムへの発展、可視化など将来への発展性、応用性について紹介いたしました。
「自律飛行ロボット開発におけるシミュレーションの効果的活用」では、AR.Droneを用いた自律飛行システムの提案の中で、VRを用いた飛行計画、自動操縦システムを紹介いたしした。
「釜石モデルによる津波解析・避難シミュレーションとその可視化」では、釜石モデルを使い、UC-win/Roadとxpswmmの連携をベースに東日本大震災で得られた知見とハード対策による限界、ソフト対策の必要性について発表いたしました。
今回、陸・海・空と広い分野をテーマにシミュレーション技術の広い応用性、可能性を示すことができましたが、それぞれのニーズに応じた効果的なVRの活用がポイントになるので、UC-win/Road を初めとするフォーラムエイトの製品群を是非有効活用していただきたいと思います。
講演内容パネル
▼「危険予測運転メカニズム研究におけるシミュレーションの活用」 茨城大学 道辻 洋平 氏
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▼「クラウドコンピューティング型VRによる分散同期型検討会議の実現」 大阪大学 福田 知弘 氏
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▼「車いすシミュレーションシステムの開発と活用」 関西大学 倉田 純一 氏
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▼「バーチャルリアリティによるシミュレーションの実行と可視化技術」 FORUM8 ペンクレアシュ
ヨアン
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▼「自律飛行ロボット開発におけるシミュレーションの効果的活用」 FORUM8 ニニス ハフィド
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▼「釜石モデルによる津波解析・避難シミュレーションとその可視化」 FORUM8 羽田 誠
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