最近出展した国内イベントから、土木・建築・測量系イベントとして「岩崎トータルソリューションフェア2019」「テクノシステムフェア2019」「第2回
建設・測量生産性向上展 CSPI-EXPO」「EE東北’19」の4イベントと、情報系イベント「情報処理学会 第81回全国大会」、自動車・システム系イベントとして「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」をピックアップしてご紹介します。
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土木・建築・測量系
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土木・建築・測量系イベントでは、地方創生・国土強靭化をテーマに、フォーラムエイトが進めるIM&VR、i-Construction による幅広いソリューション提案を行っています。この分野では、かなり以前から人材不足の問題が顕在化してきており、今後も高年齢化や労働人口の減少に伴い、マンパワーだけでは補えない状況となってきている中、生産性向上が急務となっています。首都圏で、業界最大規模の展示会が開催されたのをはじめ、東北、北海道で地域のインフラとも密着した展示会が開催されています。 |
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建設・測量業界の最新の製品、新技術やサービスが一堂に
第2回 建設・測量生産性向上展 CSPI-EXPO
●日時:2019年 5月22日〜24日 ●会場:幕張メッセ ●主催:リードエグジビションジャパン株式会社 |
経済産業省、国土交通省、および関連協会や学会など16団体が全面的にバックアップする業界最大規模の展示会として、今年第2回目を迎え、昨年を大幅に上回る盛況ぶりでした。
来場者は建設・測量関係者で、建設業関連ではICT施工向けのセンサー、カメラなどの開発会社の方が多く、その他、工期短縮や人材不足解消がポイントの一つとなっているためとも思われますが、特に現場サイドの来場者は、作業時短に関心を持つ方が多かったと思います。一方、測量関係者ではドローンや3Dスキャナで計測した点群データをどのように活かすかを課題にお持ちで、VRを活用した展開を検討されている方が多かったと思います。
フォーラムエイトは「VRで3次元空間情報活用 デジタルシティ構築を支援」する観点からVR-Design Studio UC-win/Road
を中心に各種ソリューションをご案内、計測データを3次元VRに展開、活用したいという多くのニーズに対し、個別提案を行っています。施工計画、道路計画、仮設計画、解析結果の可視化などのご相談も多数ありました。また、シミュレータとして体験展示していたドライビングシミュレータ、鉄道シミュレータの引き合いもあり、重機や鉄道でのシミュレータの需要も高まっているようです。
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北海道におけるサステイナブルな社会インフラへの取り組み
第52回岩崎トータルソリューションフェア2019
●日時:2019年 4月11日〜12日 ●会場:札幌コンベンションセンター ●主催:株式会社岩崎 |
北海道で長年にわたり開催されている本展示会も第52回を迎えました。今回は「サステイナブルな社会インフラの実現に向けて 〜i-Constructionで生産性革命〜」というテーマでの開催です。i-Construction
が推進される中、国土交通省や各企業から、北海道における具体的な事例を交えながら、実施状況、導入施策、今後の展望がセミナーで講演されたほか、各社の企業展示、来場者の興味からも業界全体の大きな流れを実感しています。
フォーラムエイトは、国土強靭化支援というメインテーマのもと、企業展示コーナーで、UC1シリーズ、Engineer’s Studio®,
UC-win/Road を中心にご紹介、CIM導入に向けたご相談を数多く頂き、各種ご提案を行いました。Ver.14で対応予定の4Dシミュレーションへの関心も高く、多くの引き合いがありました。 |
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i-Constructionの取り組みに関わる最新技術・情報が集結
建設ICTソリューション展2019 テクノシステムフェア
●日時:2019年 5月15日〜16日 ●会場:夢メッセみやぎ ●主催:株式会社テクノシステム |
建設ICT関連のイベントとして、毎年開催され今年は「見る・触れる・広がる世界」をテーマに、測量機器、ドローン、情報化施工をはじめ、i-Constructionに関わる機器やシステムの展示・紹介が行われました。基調講演では「土木分野におけるBIM/CIM,
AI, IoT, xR(VR/AR/MR)などの活用の現状と展望」、特別セミナーでは「i-Construction取組事例」の講演が行われ、各社の展示と合わせ、実用段階に入ったi-Constructionの最新情報を体感できるイベントとなりました。来場者数も過去最高で、BIM/CIM,
i-Construcionへの関心の高まりが伺えます。
全体的には、CADや測量系の展示が多い中、フォーラムエイトは、企業展示とセミナー「VR-Design Studio UC-win/Road 〜IM/VR
フォーラムエイトの進めるi-Construction〜」を実施し、フォーラムエイトが進める国土強靭化支援のもと、設計技術、FEM解析、VR技術をベースに展開するi-Constructionを紹介しました。
測量データのUC-win/Roadでの活用、シミュレータとしての活用、交通解析、ほかVRでの表現について来場者の方から引き合いをいただいています。 |
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建設技術に関わる新技術を通して東北の地域発展を目指す
建設技術公開 EE東北’19
●日時:2019年 6月5日〜6日 ●会場:夢メッセみやぎ ●主催:EE東北実行委員会 |
建設技術に関わる新技術を公開し、その普及と地域発展を狙いとするイベントで、今回は5技術分野(「設計・施工」「維持管理・予防保全」「建設副産物・リサイクル」「防災・安全」「その他」)891技術が紹介されました。フォーラムエイトが掲げる地方創生&国土強靭化というテーマに沿って「防災・安全」の側面から製品・サービスの展開、案内を行いました。
来場者は、建設関連のメーカー、施工会社だけでなく、建設コンサルタントも多く、VRによるハザードマップや災害のシミュレーション、体験型シミュレータとしての導入、土量計算を含む仮設工事の検討、4Dシミュレーション、施工管理への利用などのほか、Engineer’s
Studio®による解析など、幅広くご相談を受けています。その他、UAVによる定点観測や橋梁点検への応用に関する引き合いもあり、UAVプラグインをご提案しています。 |
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情報系
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情報系のイベントとして、学会が主催するイベントに3次元プラットフォームとしてUC-win/Roadを展開しています。 |
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ビッグデータやAIへの取り組みとIT人材の育成
情報処理学会 第81回全国大会
●日時:2019年 3月14日〜15日 ●会場:福岡大学 七隈キャンパス ●主催: (一社)情報処理学会 |
「ITが支える超情報化社会」というテーマのもと、「コンピュータシステム/ソフトウェア科学・工学/データとウェブ/人工知能と認知科学/ネットワーク/セキュリティ/インターフェース/コンピュータと人間社会」について一般、学生別のセッションが開催されました。
5本の特別講演では、ビッグデータやAIに関連する話題、方向性がいろいろな側面から取り上げられ、社会的に重要な取り組みとして、研究開発を進めていく必要があることを改めて感じました。フォーラムエイトではビッグデータやAIとも連携可能な、CG・VRによるモデリング技術、シミュレーション技術を用いた展開を進めています。
今回の展示ではUC-win/Roadを中心に、データベースと連携したVRシミュレーションや、実験環境としての活用、災害のシミュレーションへの可視化などをご提案しています。今回より、2020年度の学習指導要領改訂におる高校「情報科」新カリキュラムを見据えて、高校の「共通教科情報科」と中学校の「技術・家庭科」の「情報に関する技術」に基づく「中高生ポスターセッション」が開催、42本もの発表が行われ非常に盛況でした。特別講演でもSociety5.0時代のIT人材の育成の必要性を訴えていましたが、フォーラムエイトでも学生向けコンペのサポート、ジュニア・ソフトウェア・セミナーなどを通じて、IT人材育成に貢献したいと思います。来年は、金沢工業大学で開催予定です。 |
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自動車・システム
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自動運転など、最新の技術開発に適用できる3次元プラットフォームをベースとしたシステム提案を行っています。 |
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最新の自動車技術・製品が一堂に!CASEと社会インフラの結合
人とくるまのテクノロジー展2019横浜
●日時:2019年 5月22日〜24日 ●会場:パシフィコ横浜 ●主催:公益社団法人自動車技術会 |
UC-win/Roadは自動車技術開発のプラットフォームとしてメーカーやサプライヤー様に導入いただいています。本展示会でも、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)関連技術が多数展示れ、中でも自動運転関連の注目度は高く、関連する講演や展示などが多数行われ、弊社ブースでも自動運転デモをはじめ、ドライビングシミュレータやVRモーションシートなどの体験デモを実施しています。
高精度な3次元地図情報をVRで再現し、環境や、ITSの先読み情報などの動的情報のシミュレーションを行いながら、センサーやカメラ、HILS連携による制御アルゴリズムの検証が可能な研究・開発環境を提案しています。AIやビッグデータの活用も進めており、今回は阪神高速株式会社との共同開発中の、高速道路における定点観測カメラ画像から画像処理で抽出した車両挙動情報DBをVR空間で可視化するデモを行いました。シミュレーションでは実現の難しい偶発的な事象の解析、可視化の手段として評価されています。また、株式会社プレミアムアーツの協力展示で、画像認識により3DCGを表示させるAR技術を紹介しており、Shade3DによるCGモデリングと併せVR連携やCVへの展開を提案しています。
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(Up&Coming 2019年7月号) |
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