●日時 :2012 年12 月 7 日 |
(Up&Coming 2013年4月号) |
「仕事おこしワークショップ 〜VR活用型 ソーシャルビジネスを企画しよう!」
講師:傘木宏夫 (NPO地域づくり工房代表理事)
フォーラムエイトでは、自治体ソリューションの中に位置づけられるコンサルティングVRサービスとして、「VRまちづくりシステム」を提供しています。そのファシリテーターを務める傘木宏夫氏(NPO地域づくり工房代表、環境アセスメント学会理事)をお招きして昨年より開催している本セミナーでは、参加型まちづくりにおけるVR活用の意義や手法・事例について紹介してきました。
今回は、同氏の新刊著書である『仕事おこしワークショップ』(自治体研究社、2012年10 月)をベースとし、VRの特徴を活かした社会貢献とそのビジネスモデル化をテーマに、ワークショップ形式での参加者間の対話が試みられました。
「演習1」では、参加者からさまざまな意見が集まり、UC-win/Roadのツールとしての課題に「リアリティ」「機能拡充」「操作性」が挙げられ、また、UC-win/Roadを活かしたいこと/社会の課題としては、「災害・事故対策」「学校教材」「物流コストシミュレーション」「観光ビジネス」などの大項目に括られるさまざまな意見が出てきました。
「演習2」では、これらのなかから、最終的に「VRの学校教材としての利用」がビジネスモデルのテーマとして選択され、クライアントを「文部省」「学校・子供たち」に設定。それぞれに対する「アクション」と「VR活用」というマトリクスを用いて、参加者の意見が書き込まれた付箋をはって議論を整理して行く過程は非常に興味深い内容となり、TV会議で開催の他会場も含めて積極的な参加が見受けられま
した。
VRは、見えない可能性や危険を可視化する手段として優れ、さまざまな分野でのソリューションに役立ちます。VRの市場を開拓する上でも、ソーシャルビジネスとしての仕事おこしは有効なアプローチであるといえ、VRを活用した新たなイノベーション(革新)の芽が生れる可能性もあります。
こうした「仕事おこしワークショップ」を体験することで、参加者の方々にとって、これからのビジネスや社会活動に何らかのヒントになることを期待しています。
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