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ユーザー紹介第34回
 (株)テクノプラン 
 今回は新潟県の建設コンサルタント株式会社テクノプランをご紹介いたします。

 株式会社テクノプランは平成元年に道路防災構造物(スノー&ロックシェッド)の設計業務を主とした建設コンサルタントとして発足しました。その後徐々に業容を拡大され現在では橋梁上下部工設計を中心とした委託業務を日本道路公団、新潟県、その他市町村等から数多く受注されています。会社設立初期に新潟県標準設計「雪崩予防防護柵標準設計」の編纂に携わり設計された防護柵は、一体型の基礎の採用により従来の防護柵と比較して高い強度を有し、雪国新潟での雪崩防護に貢献されています。
 同社は新潟駅から車で約10分の郊外に在り、社屋は窓面積が広い建物で室内が大変明るく開放的な雰囲気を感じました。また、コンピュータの多さも印象に残りました。

 今回インタビューにお応えいただいた藤岡敏雄社長は、若くして橋梁メーカーの設計課長から独立して同社を設立されました。パソコンが出現する前から「骨組解析」や「シェッドの設計計算」等のプログラムを自ら作成してこられたとの事で、入院中も医者に隠れて夜中までプログラミングする程熱中されたそうです。社長自らがプログラミング経験があることからコンピュータソフトを見る目も確かで、会社設立当初からコンピューターソフトの導入には大変積極的でした。資金繰りの厳しい時期にも使えると判断したソフトは他社に先駆けて導入されており、これまで当社製品では「UC-BRIDGE」「任意形格子桁の計算」「MightyBridge」をはじめとして約40ライセンスの製品をご導入いただいています。最近ではUC-winシリーズの開発コンセプトである「設計を考え、楽しむ」に共鳴いただき、2製品導入いただいています。本製品をフルに活用して工期の短いラーメン橋脚の設計に対処されるとの事です。また、ラーメン橋の設計については現在適当なソフトが無いためUC-win/3Dにも期待をされています。設計計算と連動するUC-CAD製品の導入もご検討いただいています。

 今後は、核となる橋梁技術を更に伸ばしていく方針でPC橋梁メーカーとの技術提携や大学との共同研究を進めることにより更に高度な技術水準を目指しておられます。大学からは技術顧問を迎え社員に対する教育も実践されています。優秀な人材の採用にも積極的で本年は県内の長岡技術科学大学等から3名の採用が決定しているとのことです。
 「自然の中の未来」を目指す同社の理念には、地方にあり社会基盤整備の一翼を担う藤岡社長の技術者としての強い誇りと意志が感じられました。

 最後にお忙しい中、今回の取材にご協力いただきました藤岡社長、 清水副社長、津野技術部長、高沢技術顧問、宮沢技術設計課長他の皆様に御礼申し上げます。今後の株式会社テクノプランのますますの発展をお祈りいたします。

     
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