一般的に橋台は、竪壁幅が広いために有効幅が全幅となる場合が多いので、現行バージョンでは直角方向張出部を除き、単位幅当りの荷重により照査していました。
Ver.5では、前趾、後趾の照査において、単位幅/有効幅のどちらかを選択して計算できるようになります。これにより、片方のみが大きく張り出す場合に有効幅を考慮した設計が可能になります。
有効幅を考慮する際には、鉄筋の照査入力画面において、有効幅を画面上で確認しながら直接鉄筋本数、鉄筋量を指定することができます。また、フーチング補強の場合には、既設形状と増設後の形状のそれぞれに対して有効幅を指定することができます(図2)。
 ■図2 有効幅の指定
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