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新製品紹介

●調節池・調整池の計算 Ver.3
防災調節池および大規模宅地開発に伴う調整池の設計を支援するプログラム

●はじめに
  • 調節池・調整池の計算」は、2007年1月の初版リリース後、2009年6月にVer.2としてオリフィス形状種類の追加等の対応を行い、今回「林地開発基準」に対応したVer.3をリリースしました。
    今後は、「調節池・調整池の計算Ver.3」において「計算機能」の充実を図ってまいりますので、「調節池・調整池の計算Ver.2」をお持ちのお客様も「調節池・調整池の計算Ver.3」への改訂をご検討くださいますようお願いいたします。
    今回は「調節池・調整池の計算Ver.3」で追加または、拡張した機能を紹介させて頂きます。


●新しい機能の紹介
  林地開発基準対応
  • 「林地開発基準」については、「林地開発許可基準」を主たる適用基準としており、流域毎(排水施設)に調節池・調整池の設置が必要か不要かの検討および、調節池・調整池の設置が必要な場合は、設置する調節池・調整池の容量計算を行うことができます。
  • 施設配置
    • 流出制御施設(流域、排水施設、貯留施設)数は、制限を設けていません。
    • 流出制御施設(流域)の施設設置は、簡単な表形式で入力することができます。
    • 流域制御施設の全体図をグラフィカルに描画します。
    ▲施設配置入力画面

  • 流域
    ▲降雨強度式入力画面 ▲流出係数、面積入力画面

    • 降雨強度式は、タルボット型、クリーブランド型、シャーマン型、久野・石黒型、山梨県1、2型の6種類から選択することができます。
    • 流出係数、面積は形態別に表形式で流出係数、土地利用状況定数、流域面積を入力することができます(入力数に制限を設けておりません)。
    ▲ピーク流量計算結果確認画面 ▲ハイドログラフ確認画面

    • 流域毎に開発におけるピーク流量およびピーク増加量を確認することができます。
    • 流域毎にハイドログラフを確認することができます。

  • 排水施設 (流域入力数分設置されます)
    ▲スイッチ制御入力画面 ▲降雨強度式入力画面

    • 排水施設毎に調節(整)池等の集水区域流出係数、面積等の情報を入力することができます。
    • 現況流下能力の確率年を算出するときに用いる降雨強度式を一覧表形式で入力することができます(基準値に登録した降雨強度式より取得できます)。
    ▲計算結果画面 ▲ハイドログラフ

    • 全ての排水施設の現況流下能力、開発におけるピーク流量、貯留施設の設置の有無を一覧表形式で確認することができます。
    • 各計算結果(流下能力、許容放流量、水害防止の調整容量、災害防止の調節(整)池からの許容放流量)を詳細に確認することができます。
    • 貯留施設に流入するハイドログラフを詳細に確認することができます。

  • 貯留施設(排水施設の計算で貯留施設の設置が必要と判断された個数分)
    • 貯留施設毎に放流施設としてオリフィス形状(放流管(矩形、円形)、小型(矩形、円形)、大型(矩形、円形))、せきの放流(四角せき、三角せき、台形せき)、ポンプ放流を設置することができます。
    • 貯留施設毎に詳細な計算結果を確認することができます。
    • 貯留施設毎に流入量、流出量をグラフ表示形式で確認することができます。
    • 貯留施設毎に総括表示形式で計算結果を確認することができます。

  • 洪水吐き(貯留施設で洪水吐きの計算を行う個数分)
    • 貯留施設毎に設計洪水流量、洪水吐きおよび非越流天端高、余裕高の他に、新たに越流量の入力、計算および、詳細な結果確認を行うことができます。

●おわりに
  • 以上、調節池・調整池の計算Ver.3における機能を説明させていただきました。
    今後もユーザ様からのご要望を取り入れ、改良・改善を加えてまいります。

下水道体験セミナー

 ●日時 : 2010年 8月 6日(金) 13:30〜16:30   ●参加費 : 無料
 ●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催

■調節池・調整池の計算Ver.3.00.00 リリース日:2010年 6月 7日
(Up&Coming '10 盛夏の号掲載)
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