Civil Engineer's Forum-FORUM8
このページをスタートページに設定する QR

Facebook - FORUM8

Twitter - FORUM8

instagram - FORUM8

YouTube - FORUM8

 サイトマップ | ご利用条件 | お問い合わせ | 英語翻訳サイト | Japanese | English | Korean | CHS/CHT | Vietnam | Francais

最新デバイス 拡張バス IOシリアルインターフェース HARDWARE INFORMATION
2013-No.6

 ■ I/Oインターフェースの方式

インターフェースを用いて装置間でデータ転送する手段は、信号線を複数本束ねて並列にデータ転送するパラレル通信と、信号線1本で直列にデータ転送するシリアル通信の2種類があります。インターフェースカード登場の初期時代ではパラレルは近距離高速通信用途、シリアルは遠距離低速通信用途となっていました。ところがシリアル通信技術が進歩し従来のパラレル通信を凌ぐ速度がでるようになりました。今日ではギガビット越のデータ通信は一般的になり多くの機器やアプリケーションで利用されています。

 ■ 高速通信インターフェースの必要性

フォーラムエイトはドライブシミュレータを開発販売しています。このシステムにおける通信部分で重要なことは大容量高速データ通信と低遅延通信の2つです。クラスターシステムではマスターPCから大量のデータが送信されますし、HILSやモーション連携では100〜1000Hzで運動モデル計算やモーション制御が必要になり低遅延通信が重要になります。また、一般的にDS上で遅延が大きくなるとシミュレータ酔いが起きやすくなることが知られています。

 ■ 製品紹介

インターフェースは拡張ボードタイプ、PC本体内蔵タイプなど様々あります。以下に高速シリアル通信デバイスを簡単に紹介します。

USB 3.1 現在のPCで各種デバイスを接続するのに最も普及しているインターフェース。電源供給が規格化されており接続がシンプルなのが特徴。2013年8月にUSB3.1が策定され10Gbps高速通信を可能としている。
Thunderbolt インテルとアップルが共同開発。Macシリーズに標準搭載。WindowsPCにも拡張カードやオンボード製品がある。2013年10月にThanderbolt2が発表され転送速度は20Gbpsに向上した。主にストレージデバイスとの接続に使用される。
リフレクティブメモリ コンカレント日本(株)等で販売。RealTimeOS、Windowsに対応し高速通信が行える。光ファイバケーブルでネットワークを構築可能で最大ケーブル長は300m。ボードに128MB のメモリを搭載する。
SCRAMNET+
dSPACE Japan(株)が販売。SCRAMNet+ネットワークに接続し高速通信が行える。MATLAB/Simulinkとの連携を意識している。拡張ボード単体での販売はなく、システムとして導入することが前提。
Giga CHANNEL (株)アバールデータが販売。スパコンなどのノード間を接続するインターフェースとして使用されている。光ファイバケーブルでループ状に接続し、独自の通信プロトコルをハードウェア処理して安全に高速通信が行える。


 ■ リフレクティブメモリ

リフレクティブメモリ(以下RM)はネットワークで高度な時間的制限が要求される分散シミュレーションシステムや産業用システムに、必要十分なパフォーマンスを提供する製品です。近年の分散処理は各ノードにスーパーコンピュータ並みの性能がありますが、ノード間応答の遅延がしばしば問題になります。このような状況のタイムレスポンスを改善するのにRMを活用するメリットがあります。RMにより一般に使われているLANでの通信遅延を減らし、システムを効率的に動作させることができます。特にリアルタイムで機器を制御する場合では遅延時間の短さが最も重要になります。

RMの仕組みはデバイス上にSRAMを搭載し、このメモリ内容をネットワークで同期して各デバイスで同じ内容になるように通信しています。ネットワークは光ファイバケーブルで接続されており、デバイス間の同期反映完了まで2.1マイクロ秒しか要しません。またこのSRAMはCPUからメインメモリと同じ空間でアクセス可能になっており、通信パケットやプロトコルによる時間のオーバーヘッドが無いのも大きな特徴です。ネットワークはRM同士を接続するRing型と、RMと専用HUBを接続するStar型の両方に対応します。

■図1 リフレクティブメモリ
(左からPCI用、PCI Express用、PCI Express LowProfile用、8ポートHub)
 ■ 検証

DSにおいてリフレクティブメモリを導入した事例がありますので紹介致します。ここでリフレクティブメモリを使用した最大の目的は通信遅延を最小限にすることでした。一般的なLAN通信とRM通信で速度比較を行った結果が(図2)です。どのデータサイズ領域でもRMのほうが高速であることが確認できました。

■図2 データサイズあたりの速度比較 (LAN通信は水色線、RM通信は赤線)

※1 社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
※2 カスタマイズにはRM対応の他にレンダリング性能改善も含まれます。

前ページ インデックス 次ページ
(Up&Coming '14 新年号掲載)
戻る
Up&Coming

FORUM8


お問合せ窓口




[ ユーザー紹介 ]
国土交通省 中部地方整備局 木曽川下流河川事務所
愛媛大学 工学部
株式会社C.P.O設計
[ イベントレポート ]
FORUM8 Design Festival2024+EVE レポート






>> 製品総合カタログ


>> プレミアム会員サービス
>> ファイナンシャルサポート

最近リリースした製品
揚排水機場の設計計算 Ver.5
UC-1 Engineer's Suite® 概算・事業費計算
矢板式河川護岸の設計・3DCAD
電子納品支援ツール Ver.18
GSS「情報共有システム(オンライン電子納品)」

キャンペーン実施中
新製品特別価格キャンペーン
過去レンタルキャンペーン
地方創生・国土強靭化セミナーフェアキャンペーン
Shade3D・F8VPS 20%OFF

セミナー・イベントカレンダー
開催間近のセミナー
1/6  ジュニア・ソフトウェア
1/15  建設DX/Web4.0入門
1/16  熱応力・ソリッド
  FEM解析
1/17  斜面の安定計算

ソフトウェア/支援サービス
VRソフト(バーチャルリアリティ)
《UC-winシリーズ》
・道路・シミュレータ
・ドライブ・シミュレータ
・マイクロ・シミュレーション
・避難解析・シミュレーション
>>その他VRソフト
FEM解析ソフト
・3次元プレート動的非線形解析
・2次元動的非線形解析
・総合有限要素法解析システム
>>その他FEM解析ソフト
土木・建築・設計ソフト
《UC-1シリーズ》
・構造解析/断面
・橋梁上部工
・橋梁下部工
・基礎工
・仮設工
・道路土工
・港湾
・水工
・地盤解析
・CAD/CIM、建設会計
・維持管理・地震リスク
・建築
・船舶/避難
>>その他土木・建築・設計ソフト
クラウド
《スパコンクラウド®》
・スパコンクラウドサービス
《VR-Cloud®》
・リアルタイムVRシステム
解析支援サービス/サポート
・UC-win/Roadサポートシステム
・設計成果チェック支援サービス
・Engineer's Studio®解析支援
・地盤解析支援サービス
・EXODUS/SMARTFIRE解析支援
・xpswmm解析支援サービス
・建物エネルギーシミュレーション
・3Dレーザスキャン・モデリング
・3D模型サービス
・3D報告書・図面サービス
>>その他支援サービス
各種ソリューション
・耐震診断/解析
・鋼橋設計
・橋梁新工法
・建築設計
・自治体
・医療系VRシステム
・パーキングソリューション
・ECOソリューション
>>その他ソリューション