Ver. |
日付 |
内 容 |
3.02.01
↓
(Ver.4)
4.00.00 |
'10.01.13 |
■プログラムの機能改善
- 節点に表形式で質量を直接与えることができるようになりました。今まで1節点だけの剛体要素を用意して個別に入力していましたが、その必要がなくなりました。
【License】この機能を利用するには「UC-win/FRAME(3D) V4」のライセンスが必要です。
- 部材やばね要素に初期断面力を設定できるようになりました。
【License】この機能を利用するには、「動的・非線形解析オプション V4」のライセンスが必要です。
- 幾何剛性を考慮した固有値解析ができるようになりました。
【License】この機能を利用するには、「動的・非線形解析オプション V4」のライセンスが必要です。
- インストール時に、旧バージョンのUC-win/Frame(3D)をアンインストールしないようにしました。これにより、旧バージョンをインストールしたまま新バージョンもインストールでき、両方のバージョンを使用できます。
- ファイバー要素のセル分割で、縦と横を別々に設定できるようにしました。
- 部材の時刻歴結果で曲率の応答値(φyp、φzp)を確認できるようにしました。
- メイン画面3Dモデルから呼び出す「視点位置の編集」画面において、「マルチアングルの作成」ボタンを押すと、自動的に6方向からみた視点リストを作成するようにしました。
- 荷重テーブル画面で、荷重タイプを変更したり、アクションを変更したり、対象となる節点や部材名称を変更したり等、列の内容をすると、行の並びが変わっていました。列の内容を変更しても行の並びが変わらないようにしました。ただし、「荷重ケース」の列だけは内容を変更すると行の並びが変わります。
- ファイバー要素の損傷結果のレポート出力時に、出力形式を統一するため、損傷が生じていない部材についても「最初のステップ」を表示するようにしました。
- 幾何学的特性を大変位として解析した場合でも、微小変位理論によるポスト処理を強制的に実行させるオプションをモデル設定画面に追加しました。このオプションを使用すると、変位図を倍率変更してみることができます。ただし通常は「自動」(従来どおり)をご利用ください。また、大変位理論によるポスト処理が実行されているときは、変位倍率を変更する箇所をグレー表示にして、それが変更できないことを明示するようにしました。
- 剛体要素の従節点の上限を100個から1000個に変更しました。
- 節点数5000、要素数6500、ファイバー要素3700、ヒステリシス170のように大規模なモデルを動的解析させて、ファイバー要素の損傷タブを開こうとしたり、レポート出力を行うとメモリ不足になる問題を改善しました。
- 入力データのレポート出力で、モデル設定画面の出力内容をみやすく改善しました。同時に、レポート設定画面「入力データ|モデル|モデル設定」をシンプルな構成にしました。
- M−φ要素の曲率分布を線形分布から一定分布へ変更しました。従来までは、i端とj端の回転角から線形分布として求めていましたが、M−φ要素は要素中央で非線形特性を評価していること、初期断面力の結果表示で整合がとれなくなること、等の理由によって、部材中央での曲率で一定分布としました。この変更により、メイン画面でのM−φ要素の曲率分布の形、「部材の結果」画面での曲率の値と分布形状、部材中央以外の着目点位置の曲率の値が変わります。「M−φ要素・ファイバー要素の結果」画面の曲率は従来版と同じ値のままです。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
- 断面からばね特性を作成する方法で自動的にM−θ特性を求めるとき、L’が負という警告メッセージがでる場合がありました。不要なメッセージなので削除しました。
- 荷重ケース名称に半角「=」があると「’***’は正しい論理型ではありません」というエラーメッセージが表示される問題を修正しました。
<計算>
- Ver3.02.00において、ファイバー要素(1次、2次)のせん断剛性低減係数の上限を1から10000に緩和しましたが、1より大きい値を入力して計算させるとエラーが生じて計算できない問題を修正しました。また、ヘルプ改訂履歴の上限値は1万ではなく10万(100000)の誤りでした。係数は10万まで入力可能ですが、過度に大きな値を与えると数値計算誤差が生じる可能性がありますのでご注意ください。
- 「減衰定数と固有値解析」の画面で、「固定支点の質量を除く全体質量」のほうが「全体質量」よりも大きい数値になる場合がありました。
<レポート出力>
- ばね特性のレポート出力で、タイプに印字されるばね要素の名称が入力された名称になっていませんでした。
- モデル図のレポート出力で、「現在選択の表示」オプションを選択したときに、グループ登録されている図が小さい問題を対策しました。
- M−φ特性のグラフのレポート出力で、zp軸回りとyp軸回りとでグラフの横軸と縦軸スケールを合わせているために、扁平な断面では極端に横長となったり縦長になったりしてトリリニアなどの形がみえなくなる問題を修正しました。
- 鉄筋名称が長い場合に、入力データのレポート出力「断面(詳細)|[断面名称]|せん断オプション|せん断計算パラメータ」の表罫線が壊れてしまう問題を対策しました。
<ヘルプ、サンプル>
- 初期断面力と幾何剛性を考慮した固有値解析を行うサンプル「SteelReversedLohseBridge.f3d」を追加しました。ラン1は、従来の設定例であり、「死荷重+幾何剛性無しの固有値解析」です。ラン2は、初期断面力と幾何剛性を考慮した固有値解析を行う例です。どちらも、レベル1地震動を与えて許容応力度照査までを行った例となっています。
- 下記トピックの「モデル設定(フレーム計算用)」を「モデル設定(基本設定)」に、「モデル設定(断面計算用)」を「モデル設定(オプション設定)」に変更しました。
「はじめに|改定履歴|Ver 2.01.00」
「はじめに|改定履歴|Ver 3.00.00」
「目的別ガイド|フレームモデルを作成するには(基本)」
「目的別ガイド|ファイバー要素を使用するには」
「目的別ガイド|M−φ要素を使用するには」
「目的別ガイド|活荷重の計算を行うには」
目的別ガイド|分布ばね部材とするには」
「目的別ガイド|水平震度khを与えるには」
「目的別ガイド|収束しない場合は」
「目的別ガイド|断面計算の実行」
「目的別ガイド|曲率による照査を行うには」
「目的別ガイド|限界状態設計による照査を行うには」
「目的別ガイド|照査一覧の見方」
「目的別ガイド|最小鉄筋量の照査を行うには」
「操作方法|メインメニュー」
「操作方法|メインツールバー」
「操作方法|解析条件|モデル設定(フレーム計算用)」
「操作方法|解析条件|モデル設定(断面計算用)」
「操作方法|解析条件|固有値解析と減衰マトリクスの設定」
「操作方法|モデル作成|シンプルエディタ(5)〜活荷重領域〜」
「操作方法|モデル作成|ロードセレクター(1)〜荷重ケースリスト〜」
「操作方法|モデル作成|M−φ特性(2)〜M−φエディター〜」
「操作方法|モデル作成|ヒステリシス(1)〜リスト一覧〜」
「操作方法|モデル作成|ばね特性(2)〜ばね特性エディター〜」
「操作方法|モデル作成|ばね特性(5)〜M−θ特性〜」
「操作方法|モデル作成|地震波(1)〜リスト一覧〜」
「操作方法|モデル作成|部材の定義・編集(2)〜断面割り当て〜」
「操作方法|モデル作成|ばね要素の定義・編集(2)〜M−θモデル〜」
「操作方法|荷重|荷重ケースの作成」
「操作方法|荷重|基本荷重ケース」
「操作方法|荷重|組合せ荷重ケース」
「操作方法|荷重|抽出荷重ケース」
「操作方法|荷重|抽出キー」
「操作方法|荷重|シーケンス荷重」
「操作方法|荷重|ランの定義」
「操作方法|荷重|平均の定義」
「操作方法|荷重|節点荷重」
「操作方法|荷重|部材荷重」
「操作方法|荷重|荷重テーブル」
「操作方法|計算|フレーム計算の実行」
「操作方法|結果|固有値解析結果」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(1)〜モデル全体〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(2)〜節点の結果〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(3)〜部材の結果〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(4)〜M−φ要素・ファイバー要素の結果〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(5)〜ばね要素の結果(抽出)〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(6)〜時刻歴結果(節点)〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(7)〜時刻歴結果(部材)〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(8)〜時刻歴結果(ばね要素)〜」
「操作方法|結果|フレーム計算結果(9)〜活荷重の結果〜」
「操作方法|断面計算|断面計算結果(1)〜照査一覧(共通)〜」
「計算理論|フレーム計算関連|部材変位結果について」
「計算理論|フレーム計算関連|固有値について」
「計算理論|断面計算関連(一般)|許容曲率と許容回転角」
- 「はじめに|プログラムの概要|UC-win/FRAME(3D)とは(2)〜機能概要〜」
→説明を追加
- 「はじめに|プログラムの概要|UC-win/FRAME(3D)とは(1)〜製品構成〜」
→説明を追加
- 「操作方法|モデル作成|節点質量の設定」
→新規追加
- 「操作方法|モデル作成|初期断面力の設定」
→新規追加
- 「操作方法|モデル作成|剛体要素」
→「質量を節点に直接与える場合」を追加
- 「操作方法|メインメニュー」
→メニュー − モデルに「初期断面力の設定」を追加
→「節点質量の設定」を追加
- 「操作方法|解析条件|モデル設定(基本設定)」
→「質量マトリクスの作成方法」、「固有値解析オプション」を追加
→「■整合質量とは」を追加
→参考文献を追加
- 「計算理論|フレーム計算関連|固有値について」
→「◆幾何剛性を考慮した固有値解析」を追加
→「◆参考文献[3]」を追加
- 「操作方法|モデル作成|断面(3)〜断面要素の追加/編集〜」
→「ファイバー要素用のメッシュの設定」に「矩形グリッド」を追加し画面を変更
- 「操作方法|結果|フレーム計算結果(7)〜時刻暦結果(部材)〜」
→表示する成分を指定する右クリック画面を変更
- 「操作方法|モデル作成|モデル(4)〜拡大・縮小・回転〜」
→「視点位置の編集」に「マルチアングルの作成」を追加
- 「操作方法|解析条件|モデル設定(オプション設定)」
→「大変位解析時のポスト処理方法」を追加
- 「操作方法|結果|フレーム計算結果(11)〜照査一覧〜」
→説明を追加
- 「操作方法|モデル作成|損傷基準」
→説明を追加
- 「操作方法|結果|フレーム計算結果(3)〜部材の結果〜」
→説明を追加
- 「操作方法|モデル作成|ばね特性(3)〜線形、バイリニア、トリリニア、テトラリニア〜」
→説明を追加
- 「操作方法|モデル作成|M−φ特性(2)〜M−φエディター〜」
→説明を追加
- 「目的別ガイド|M−φ要素を使用するには」
→体裁を整えました
- 「操作方法|断面計算|断面計算結果(1)〜照査一覧(共通)〜」
→体裁を整えました
- 「操作方法|断面計算|断面計算結果(6)〜照査一覧(曲率)〜」
→M−φ要素の曲率分布を線形分布から一定分布へ変更
|
4.00.00
↓
4.00.01 |
'10.04.13 |
■プログラムの機能改善
- モデル設定で整合質量を選択していると、節点質量で与えた質量は動的解析時の質量として考慮していませんでした。本版より節点質量は付加的な質量としての役割を持ち、モデル設定の整合質量や集中質量の設定に依存しないようにしました。
- 従来の節点質量の設定をモデル質量の設定へ機能を拡張しました。モデル質量の設定画面では、各節点に付加する質量の追加と編集、各部材の質量を数値で表示、剛体要素の質量を追加と編集、が可能です。また、与えた質量から死荷重や水平震度荷重を生成する/しないの設定や動的解析時に慣性力として考慮する
/しないの設定も可能になりました。これらの設定は、各節点、各部材、各剛体要素にそれぞれあります。また、この機能追加に整合するように、部材の編集画面や剛体要素の編集画面にも同様な設定を追加しました。
- モデル設定にあった固有値解析オプション「幾何剛性を考慮」というスイッチを初期断面力の設定画面に移動して、各ランに対して設定できるようにしました。
Ver 4.00.00以前のデータを読込む時は、計算結果が同じになるように変換されます。たとえば、旧データにおいて、初期断面力の設定画面「初期断面力を使用する」がオンのときは、本版の「ランで初期断面力を使用」がオンになります。このとき、本版の「固有値解析で初期断面力を使用」は、旧スイッチ「幾何剛性を考慮」がオンのときオンに、オフのときオフになります。旧データにおいて、初期断面力の設定画面「初期断面力を使用する」がオフのときは、旧スイッチ「幾何剛性を考慮」がオンでもオフでも本版の「固有値解析で初期断面力を使用」はオフになります(計算結果が同じになるように変換するため)。
- 固定成分を持つばね要素に初期断面力があると収束しない問題を改善しました。ばね要素の固定成分に初期断面力が与えられている場合は、エラーメッセージを出すようにしました。荷重ケースを選択して自動算出させる場合は、ばね要素の固定成分にはゼロを自動的にセットするようにしました。
- 小判形状に切り欠きがある断面のM−φグラフ、M−φ特性の計算が非常に長くかかっていた問題
(断面によっては約30分)を改善しました。
- レポート設定画面で「現在選択の表示」によって出力したモデル図の画質(印刷プレビュー)を改善しました。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
- 断面から生成したM−φ特性を任意設定で定義するとき、バイリニア型から線形へ変更して
φcやMcのセルにクリップボードから貼り付けることができない場合がありました。断面に定義されている曲げ計算用準拠基準やせん断計算用準拠基準が設定されていると、貼り付けることができますが、本来その条件に依存する必要がないので、修正しました。
- モデル設定画面「オプション設定」タブで詳細一覧での抽出判定を「ランから」に設定している状態で、平均荷重ケースの照査を行った場合に、断面詳細結果画面左側ツリーの「部材」または「着目点」をクリックするとエラーが生じていました。
- 断面エディターで断面要素を右クリックし、プロパティを選択したときに表示される画面で、Iz,
Iyと表示するところをIx, Iyと表示していました。
- モデル設定画面「オプション設定」タブで「限界状態荷重ケースを使用する」というスイッチがオンになっていて、i端とj端とに異なる断面を割り当てた部材に着目点が部材中間に配置されていると、限界状態設計法による照査の処理でエラーが生じていました。変断面部材に対しては部材中間部に着目点があっても断面計算を実施しないようにしていますが、限界状態荷重ケースに対しては無理に実施しようとしていたことが原因でした。限界状態荷重ケースに対しても実施しないように修正しました。
- 静的荷重のランと動的荷重のランが混在しているとき、節点の結果画面にある「絶対加速度」ボタンが有効にならない場合がありました。
<計算>
- 初期断面力を与えてランに使用する設定にしている時の固有値解析において、M−φ要素とファイバー要素の部材剛性は初期断面力を考慮して計算していました。その結果、部材剛性が低減されていました。初期断面力による部材剛性の変化をしないように変更しました。
- 幾何剛性を考慮した固有値解析を行う設定にしても、M−φ要素とファイバー要素にはその影響が反映されていませんでした。弾性梁要素には問題なく反映されていました。
- 曲げモーメントがゼロのときは、有効高さdはyp(-Mzp)のときを採用しており、対象となる鉄筋量はyp(+Mzp)としたときを取得してCpt
を計算していましたが、有効高さもyp(+Mzp)を採用するようにしました。これにより、曲げがゼロのときは曲げが正のときと同じ答えになります。
<レポート出力>
- 照査一覧でNGだけの部材を表示させてレポートへ追加し、レポート出力をさせるとNGだけの部材になっていませんでした。
- レポート出力の限界状態、総合表出力で、複数の部材を選択しても、表が1部材分しか出力されていませんでした。
- レポート出力で、ソリッド表示のモデルの一部が切断されているような絵になる場合がありました。
- 入力データのレポート出力で、鉄筋材料の異形鉄筋を異型鉄筋と表示していました。
- レポート出力時に「断面計算標準出力」タブ「応力度・耐力等(一覧)」、「応力度・耐力等(詳細)」にチェックを入れ、プレビューするとエラーが表示される場合がありました。
■ヘルプ、サンプル
- 「はじめに|使用許諾/必要システム|必要システムおよびプロテクト」
→説明変更
- 「操作方法|モデル作成|節点質量の設定」
→「モデル質量の設定」に変更
- 「操作方法|モデル作成|断面(2)〜断面エディター〜」
→説明変更
- 「操作方法|モデル作成|断面(3)〜断面要素の追加/編集〜」
→設定項目変更
- 「操作方法|荷重|抽出キー」
→説明変更
- 「操作方法|モデル作成|モデル質量の設定」
→設定項目変更
- 「操作方法|モデル作成|初期断面力の設定」
→設定項目追加
- 「操作方法|モデル作成|部材の定義・編集(2)〜断面割り当て]
→設定項目追加
- 「操作方法|モデル作成|剛体要素]
→設定項目追加
- 「操作方法|荷重|部材荷重]
→<傾斜した部材の死荷重>追加
- 「操作方法|結果|フレーム計算結果(4)〜M−φ要素・ファイバー要素の結果〜」
→誤字修正
- 「操作方法|解析条件|モデル設定(基本設定)」
→説明追加
- 「参考資料およびサンプルデータ|資料」
→リンク修正
- 「参考資料およびサンプルデータ|サンプルデータ」
→リンク修正
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4.00.01
↓
4.00.02 |
'10.10.29 |
■プログラムの機能改善
- 9万ステップの解析モデル(ファイバー要素数40個、1断面当たりのセル数4000個程度)を計算して、ファイバー要素の結果画面を開くとメモリ不足が生じていた問題を改善しました。
- メイン画面3Dモデルから呼び出す「視点位置の編集」画面で「マルチアングルの作成」による6方向視点リストで、From+Y1とFrom-Y1の向きを全体X軸が右になるように改善しました。4.00.01より古いデータを読み込んだときは自動的に修正しませんので、再作成が必要です。
- 自動作成する荷重ケースの名称をシステム予約として処理するようにしました。通常の荷重ケースにはシステム予約名称と同じ名称を付けられません。4.00.01より古いデータを読み込む時は、システム予約名称と同じ名称を通常の荷重ケースに使用している場合がありますので、その場合は自動的に名称変更し、インフォメーションメッセージを表示します。
- バージョン情報画面にある"DLLs"タブの情報は使用しないため、取り除きました。
- 静的シーケンス荷重の適用回数が10000回を超える値が入力できるようにしました。
■プログラムの不具合修正
<入出力画面>
- 断面ジェネレータで「鋼製橋脚」を作成し、完成した断面に対して「編集|断面ジェネレータで新規に置換」を行うとアドレス違反が生じる不具合を修正しました。
- *.msファイルがない状態で計算結果を含む*.f3dファイルを読み込み、固有値解析だけを実行すると、編集モードのままとなるべきにもかかわらず、結果モードの状態になる不具合を修正しました。
- 「断面|断面諸量と断面計算オプション|その他」において、型枠算出オプション「全周を考慮」にチェックをオン/オフすると、それとは無関係な主軸座標系zp-ypの位置が移動していました。移動しないように修正しました。また、同画面の「図心から断面右端までの距離」と「図心から断面左端までの距離」の数値が正しく表示されない場合がある不具合を修正しました。
- 「部材の編集|重量」において、死荷重生成用データのFYなどにマウスカーソルを移動したときにでてくるヒントの数値が正しくない場合がありました。
- 曲げ計算用準拠基準の設定がないまま、道示IVに基づく最小鉄筋量の照査をする設定にして断面計算をさせると、レポート出力や照査一覧画でアドレス違反が生じる不具合を修正しました。
- 部材の結果画面でモデル図内または数値表の上で右クリックするとアドレス違反が発生していた不具合を修正しました。
- 断面を構成する断面要素が、コンクリート、材料なしの数値断面(ヤング係数等は数値指定)、鉄筋、という順番で配置されている場合に、部材の編集画面を呼びだすとアドレス違反が生じる不具合を修正しました。
- 連続分布荷重の設定に誤りがあるとき、シーケンス載荷の解析(ラン)を実行すると、アドレス違反エラーが生じる不具合を修正しました。
- 限界状態荷重ケースのレポート出力を行うとアドレス違反エラーが発生する場合がある不具合を修正しました。
- 限界状態荷重ケースが作成されていても中身がない状態で計算を実施し、断面力をレポート出力しようとするとエラーが生じていました。また、限界状態荷重ケースの中身がランのときでも、そのランが計算されていない場合にも断面力をレポート出力しようとするとエラーが生じていました。この不具合を修正しました。
- 3D Studio形式(*.3ds)でのエクスポートにおいて、メイン画面で材料色表示にしているときは材料の色で3dsファイルを生成されるようにしました。
<計算>
- PC鋼材を配置した部材に初期断面力を与えて断面計算をすると、断面計算用の断面力として「プレストレス1次力+2次力」となっていました。1次力は断面計算側で考慮するので、断面力から1次力を控除して2次力だけにする処理を追加しました。
- 限界状態設計基準「H11鉄道、H16鉄道」を指定してねじりに関する終局限界状態設計を行ったとき、断面詳細結果画面で照査する安全率を1.0にすべきところを0.5で照査していました。これに関連して「断面照査結果|限界状態設計法による照査|γi*Mtd/Mtud」では、ねじり補強筋がある場合とない場合のいずれか厳しい方の照査結果を選んで表示していますが、照査する安全率は選択された厳しい方の数値になっていませんでした。
<レポート出力>
- 限界状態設計の標準出力で、有効高さの記号にhを使用していた箇所がありました。dに変更しました。
- 活荷重の結果には12個の抽出キーの結果があるが、断面力タブからレポート出力してもx
MAXの行しか出力されない不具合を修正しました。
- 入力データのレポート出力「ばね特性|タイプ」において、ばね要素が多い場合にページの横幅をはみ出してしまう問題を修正しました。
- レポート設定画面「入力データ|モデル」で「初期断面力パラメータ、節点質量」にチェックを入れて「レポート選択の保存」ボタンを押しても実際にはf3dファイルに保存されていない不具合を修正しました。
■ヘルプ、サンプル
- 「操作方法|モデル作成|新規モデルとマージ機能(3)〜座標系の定義〜」
→画像変更
- 「操作方法|モデル作成|ばね要素の定義・編集(1)〜一般〜」
→画像変更
- 「操作方法|モデル作成|断面要素(2)〜鉄筋〜」
→誤記訂正
- 「計算理論|断面計算関連(一般)|ウエブ圧壊に対する耐力(H14道示V)」
→誤記訂正
- 「操作方法|モデル作成|断面計算の入力(4)〜せん断オプション〜」
→CFRPをFRPに変更
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