Ver. |
日付 |
内 容 |
2.00.00 |
'13.08.08 |
■プログラムの機能追加・改善
- 断面形状の入力と断面定数の自動算出に対応しました。入力可能な断面形状は、矩形、小判(横)、小判(縦)、円形、I桁、T桁、ダブルT桁、箱桁、円孔ホロー桁です。
- 主に道路橋示方書に準拠したRC断面に対する許容曲げ応力度照査、曲げ耐力照査、平均せん断応力度照査等、せん断耐力照査、最小鉄筋量の照査、および、土木学会コンクリート標準示方書(H8制定,2002年制定、2007年制定、2012年制定)の終局限界、使用限界、疲労限界、耐久性(鋼材腐食-ひび割れ)、断面破壊に対する安全性、疲労破壊に対する安全性、使用性(応力度制限、外観ひび割れ)の各照査を行う機能を追加しました。
- 連行荷重に分布荷重を考慮するようにしました。列車荷重「EA荷重」の牽引分布荷重に対応したものです。
- 入出力レポート内の形状寸法を持つ断面に寸法線を表示するようにしました。
■プログラムの不具合修正
- 「ホーム|ウィンドウ|新規モデルビュー」ボタンを押して別のモデル画面を呼び出し、右クリックメニューから「モデル表示設定」をクリックするとエラーが発生する不具合を修正しました。
- 分布ばねが設定された部材に温度荷重が載荷されているときは温度荷重を無視していますが、その部材に対して温度荷重以外の荷重が載荷されたとき、分布ばね部材に発生する断面力の数値は間違っていました。分布ばねを設定していない部材、節点の結果、ばね要素の結果等には問題がありません。
- 組合せ荷重ケースの分布ばね反力図の表示が間違っていましたので修正しました。分布ばね反力の数値自体は問題ありませんでした。
■サンプル
- RailwayLiveLoad_Trailing5m.e2d を追加しました。列車荷重「EA荷重」の牽引分布荷重の例です。
- LiveLoad-4SpanBeam-SFHBIII.e2d を追加しました。不等3径間連続梁に活荷重を載荷し、道路橋示方書の曲げ応力度照査とせん断応力度照査を実施した例です。
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2.00.01 |
'13.11.07 |
■プログラムの機能追加・改善
- 断面計算「曲げ応力度」のときに圧縮側に配置されている鉄筋の応力を無視するオプションを追加しました。単鉄筋断面として算出するか複鉄筋断面として算出するかを選択できます。
- 解析設定で「フレーム要素着目点間Mmax算出」を行う設定にしているときに、その位置で断面照査を行うことができる機能を追加しました。従来はフレーム計算後の結果より手動で着目点を配置するトライアル操作が必要でしたが不要になり、便利になりました。
- ケース載荷時の抽出荷重ケースに対して断面照査を行うようにしました。
- モデルをDXF/DWG形式でエクスポートするときは、グループ名称がDXF/DWG形式のレイヤ名に使用されますが、レイヤ名の文字には 「\<>/?":;*|,=`」が使用できないため、グループ名称にそれらの文字が含まれていると「致命的なエラーです」と表示されていまし
た。エラーメッセージを表示してエクスポートを中止するようにしました。
■プログラムの不具合修正
- 下記の条件をすべて満たすとき、断面計算に用いる断面力が間違っていました。
・組合せ荷重に対する全体割増の係数が1.0以外
・プレストレス荷重等の内力荷重があるとき
・内力によるフレーム要素断面力算出が「2次力のみ」のとき
- Ver.1.06.00において活荷重1本棒解析オプションがない状態でも着目点を入力できるようにしましたが(任意の位置で断面力を得るために必要)、Ver.2.00.00ではできなくなっていましたので可能にしました。
- 活荷重(影響線解析)の結果を組合せ荷重ケースに含み、抽出荷重ケースを設定した場合に、抽出荷重ケースの結果数値テーブルにおいて、列「選択したケー ス」の表示ができずに「List index out of range error」エラーが発生する不具合を修正しました。
■ヘルプ
- ヘルプ「レポート出力」の説明(図を含む)が、旧バージョンの説明のままでしたので更新しました。
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2.00.02 |
'14.09.02 |
■プログラムの機能追加・改善
- レポート出力設定(入力と結果)に「項目毎に改ページを行う」オプションを追加しました。
- 入力データのレポート出力「荷重ケース(基本・組合せ荷重ケース)」に荷重値テーブル画面の名称を出力するようにしました。
- 日本語と英語の切り替えに応じて自動命名された荷重ケース名称や荷重名称も切り替わるようにしました。切り替わるタイミングはプログラムを再起動したときです。
- 入力データのレポート出力を出力するかどうかのスイッチを追加しました。
■プログラムの不具合修正
- 形状断面と数値断面とが混在している場合に、形状断面のサムネイルに表示される断面と断面名称が一致しない不具合を修正しました。
- Engineer's Studio面内でUC1/FRAME(面内)のデータを読み込み、Engineer's Studio面内で追加した数値断面をフレーム要素に割り当てると計算ができなくなる不具合をVer2.0.1で修正しましたが、Ver2.0.0で上記 作業を行い、保存したデータをVer2.0.1で読み込んでも同様のエラーが発生していましたので対策しました。
- ケース載荷時の抽出荷重ケースの結果で、フレーム要素の変位結果が間違っていました(解析設定で部材変位の座標系を全体座標系あるいは要素座標系の場合)。部材変位の座標系が主軸座標系のときは正しい結果を表示していました。
- 分布ばねが設定されている部材の断面力結果において、断面力図に表示される最大最小の値と、数値テーブルに表示されるMzlmaxおよびMzlminの表示が一致していなかったので一致するようにテーブルを修正しました。
- 弾性梁要素に分布ばねを設定して温度荷重を載荷した解析では、弾性梁要素に曲げモーメントが発生していませんでしたので修正しました。この修正によるその他の部材への結果には影響がありません。また、解析全体の結果にも影響しません。
- 活荷重の入力画面「衝撃係数」タブにおいて、各グループに対して衝撃係数を入力する部分が正常に動作していなかった不具合および当該入力のレポート出力が間違っていた不具合を修正しました。
- 活荷重の定義画面「連行荷重」タブにおいて、連行荷重の先頭が左側になっていましたので右側へ変更しました。全体X軸と一致するようにフレーム要素のi端とj端を配置したときに、連行荷重は右側(j端側)へ進むので入力と結果の向きが一致するようになりました。
- 節点質量を入力し、死荷重をOnにした後に荷重値テーブル内をスクロールすると エラー「Invalid 2D Action」が発生する不具合を修正しました。
- 解析設定で水平震度荷重(X')をオンにしてフレーム要素の質量から水平震度荷重を自動生成させる設定にしているとき、入力データのレポート出力「要素|質量(フレーム要素)」の「水平震度荷重」欄が「---」表示になってしまう不具合を修正しました。
- 限界状態照査「2012コン示」の「せん断|3編2.4.3.2」の照査で「γi*Vd/Vdd」のみ照査を行った場合、Vddの詳細内容がレポート出力に出力されない不具合を修正しました。
- 入力データのレポート出力「分布ばねケース」で、分布ばねケースに含まれる分布ばねの個数が間違っていました。具体的には面外成分のKzpもカウントしていました。KxpとKypの数だけをカウントするようにしました。
- 荷重合計一覧で表示している「Xo,Yo」の数値は、合力作用位置ではなく、荷重合計ベクトルが通る点でした。ヘルプの説明が間違っていましたので修正し
ました。具体的には、Xo:荷重合計ベクトルが通る点のX座標、 Yo:荷重合計ベクトルが通る点のY座標、が正しい説明です。荷重合計ベクトルが通る点
は、原点から荷重合計ベクトル(直線)に直交するように選ばれています。
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2.00.03 |
'14.10.27 |
■プログラムの機能追加・改善
- UC-1 FRAME(面内)のFMDファイルの中の個別モデルを選択して読み込む機能を追加しました。
- UC-1 RC断面計算Ver6形式のファイル(*.rc6)の断面形状をインポートする機能を追加しました。
- UC-1 FRAME $O1 ファイル形式にエクスポートする機能を追加しました。
■プログラムの不具合修正
- 着目点の設定にフレーム要素が指定されていない状態でリボン「モデル|編集|着目点」コマンドを実行するとアドレス違反が発生する不具合を修正しました。
- 形状断面で断面を作成するときに、鉄筋やPC鋼材などの断面要素に対して「断面定数として考慮」という設定がありませんでした。その結果、ひび割れモーメ
ント Mc の計算結果が鉄筋を無視した結果となっていました。形状断面に「断面定数として考慮」を追加しました。旧データを読み込むときはMcの数値が変わらないよ
うに 「断面定数として考慮」をオフとして取り込みます。新規に形状断面で作成するときは、「断面定数として考慮」のスイッチはオンがデフォルトです。
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2.01.00 |
'16.05.25 |
■プログラムの機能追加・改善
- 示方書条項が「道示-IV H14 [5.1.3]」、「道示IV H24 [5.1.3]」、「土工指針 H11 [3.2.2(2)]」、「土工指針 H22 [5.4.3]」のときの許容せん断応力度照査において、「τm≦τa1」の照査結果が常にOKと表示される不具合を修正しました(「断面照査|τm≦τa1」のとき)。「総括表」や「断面照査|一覧」は正しく表示されています。
- 断面照査の標準レポート出力「道示IV H24 [5.1.3]|許容応力度法 - せん断」において、せん断スパンa、せん断補強筋の間隔s、Sca式が間違っていた不具合を修正しました。計算自体は正しく実施されており、照査結果は問題ありません。
- 標準出力レポート「断面照査|道示IV H24 [5.1.3] 」の平均せん断応力の照査「τm≦τa2」において、τm/τa2の数値が正しくなかった不具合を修正しました。レポート出力の問題であり、結果画面や照査結果は問題ありません。
- 支点ばねの設定で対角成分だけに正のばね値があり、連成項を無視する設定のときに、計算後に不要な警告メッセージがでることがありましたので修正しました。この警告メッセージは使用しない連成項も考慮して行列式をチェックしていました。連成項を使用しない場合は対角成分が正であることをチェックするよう にしました。
- 照査用詳細入力プロパティ画面で断面要素をクリックするとアドレス違反エラーが発生する不具合を修正しました。
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2.02.00 |
'16.07.06 |
■プログラムの機能追加・改善
---入力項目追加---
- 断面照査用詳細入力プロパティ画面で示方書条項が許容応力度法の曲げの場合、従来は鉄筋の断面要素に対しては許容応力度を手動で設定する必要がありましたが、鉄筋の種類や降伏点を判別して自動的に道路橋示方書の許容値を設定する機能を追加しました。鉄筋の降伏点を自動的に識別できない場合は従来どおり、手動で設定する必要があります。
- H24道路橋示方書V耐震設計編10.4に規定されるLp算出用の軸方向鉄筋の直径φ'の上限値を緩和しました。デフォルトは40mmですが、それよりも大きい値を入力できます。φ'は入力された鉄筋の径と上限値のいずれか小さい方になります。これは弊社製品「橋脚の設計Ver.12 REED工法オプション」に呼応したものです。
- 断面照査用詳細入力プロパティ画面で示方書条項が「道示-VH14[Mu,Ma]」のときに、タイプIに対するコンクリート応力ひずみ曲線の設定に「Edesを考慮する」スイッチを設けました。道路橋の耐震補強設計の場合に便利です。
- 道路橋示方書V耐震設計編のせん断耐力Psを求める際、部材の種類を「橋脚」とした場合でもせん断スパン比の影響を考慮する補正係数CdcとCdsを考慮できるように拡張しました。通常はこれらを考慮しませんが、「(財)海洋架橋・橋梁調査会、既設橋梁の耐震補強工法事例集、平成17年4月」の参考資料3にディープビーム効果を考慮する考え方が示されているため、これに対応しました。
- 道路橋示方書の耐震設計編Vおよび下部構造編IVのせん断耐力Psを算出するときの正負交番作用に関する補正係数Ccを任意入力する場合にタイプI用とタイプII用の2種類を入力できるようにしました。従来は1種類のみでした。
- 軸方向引張鉄筋比に関する補正係数Cptを任意入力するときは、1個の数値を与えることができましたが、正の曲げ時と負の曲げ時を考慮できるように、2個を設定できるようにしました。該当する場所は、許容応力度法-せん断-土工指針H22、許容応力度法-せん断-道示IV、終局強度法-せん断-道示IV、終局強度法-せん断-道示Vです。
- 照査用詳細入力プロパティ画面のせん断照査に関する有効高さと有効幅の入力場所に軸方向鉄筋量Astをコピーできるように列を追加しました。ただし、有効高さdと有効幅bを「直接入力」とした場合はAstは表示されません(計算後の標準レポート出力で確認できます)。
- アプリケーションメニュー「システムオプション|描画オプション」に節点が重複しているとみなす閾値を定義できるようにしました。入力された閾値より小さな範囲にある節点に対してくさびの記号を表示して重複していることを明示します。閾値以上の範囲にある節点はくさびの記号は表示されません。
---モデル作成補助機能---
- 二重、三重に重なった節点をを自動的に1つの節点にして、要素の接続状態も自動的に1つの節点を各要素が共有するようにマージする機能を追加しました。
- 断面照査用詳細入力プロパティ画面で示方書条項が許容応力度法のせん断7種類、終局強度法のせん断7種類および付着応力度3種類は、「有効幅と有効高さ」に関する設定、斜引張鉄筋の断面積・間隔・角度が共通なので、それら17種類の間で切り替えた場合に入力された値を保持するようにしました。せん断から曲げなどのように関連のない示方書条項に切り替えた場合は破壊されます。
- ナビゲーション「照査設定|断面照査用詳細入力」から呼び出す「照査用詳細入力プロパティ」画面の内容を他の「照査用詳細入力プロパティ」にコピーする機能を追加しました。「照査用詳細入力プロパティ」画面においてツリーの最上段にある断面に設定されているデータは、同じ示方書条項が設定されている他の「照査用詳細入力プロパティ」に複数同時にコピー可能です。ツリーの2段目以降にある断面要素に設定されているデータは、同じ示方書条項かつ同じ材料が設定されている他の「照査用詳細入力プロパティ」に複数同時にコピー可能です。
- ナビゲーション「照査設定|断面照査」とナビゲーション「限界状態照査|限界状態照査」に行を複製するボタンやクリップボードにコピーするボタンを追加しました。
- 選択した要素(フレーム要素、剛体要素など)をある平面に対して鏡像の位置に移動またはコピーするコマンド「ミラー」を追加しました。
- ナビゲーション「節点と要素|グループ」の表内をクリックするとそのグループに含まれる節点や要素を選択状態にする機能(ボタン)を追加しました。表内を右クリックしても同様に選択状態にするメニューが表示されます。
- ナビゲーション「節点と要素|節点座標」の表内を節点が所属するグループでフィルタする機能を追加しました。
- リボン「モデル|編集|変換|移動・回転」は、選択した節点や要素を移動するコマンドでしたが、コピーするオプションを追加しました。
- 表形式入力の画面で1つのセルの内容を複数のセルに対して貼り付けることができるようにしました。複数のセルを選択状態にした後にCtrlキーを押しながらVキーを押すと同じ内容が多数ペースト可能です。
- 節点や要素を位置でソートする機能を追加しました。位置は、直交座標系、球座標系のいずれかを指定できます。ソートした後に名称変更も行うことも可能です。
- グループ化コマンドに節点や要素をグループ対象から除外する機能を追加しました。モデル内で複数の節点や複数の要素を選択した後にグループ化コマンドを呼び出して除外を指定するとグループ対象から除外されます。
- 要素を選択してリボン「モデル|編集|グループ化」を呼び出したときに、要素に接続している節点を自動的にリストアップしてグループに追加できるオプションを追加しました。
- モデル上で節点や要素を選択したときに各表入力画面でも選択状態になるように改善しました。範囲選択した場合も同様です。これにより、集める機能、リナンバリング(名称の自動付け替え)、表中での上移動や下移動、複数行の削除などがモデル選択後に表中で実施できます。モデル上で選択を解除(何もないところをクリック)すると表中の選択状態も解除されます。
- 要素をコピーしておき、クリップボードから貼付けるときの画面「貼付けオプション|コンフリクトオプション」に同一節点とみなす閾値を定義できるようにしました。入力された閾値より小さな範囲にある節点を共有します。閾値以上の範囲にある節点は追加されます。この閾値のデフォルト値はシステムオプション「描画オプション」で設定されている値です。
- 交差する複数のフレーム要素を選択状態にすると交差点に節点を新たに設け、フレーム要素を自動的に分割する「交差点の生成」コマンドがありますが、交差しているかどうかの判定を従来は1E-6(m)の精度で実施していました。判定はアプリケーションメニュー「システムオプション|描画オプション」に入力されている閾値を考慮するように変更しました。閾値内であれば交差点位置に節点を設置することができます。ただし、閾値を大きくすると意図しない解析結果が得られる可能性はあります。
- メイン画面でモデル内の節点や要素を選択状態にした後にDeleteキーで削除できるようにしました。
---結果表示---
- リボン「照査|断面|断面照査」の照査結果一覧において、せん断耐力の照査結果では、曲げモーメントの数値を符号付きでコメント欄に表示するようにしました。
- リボン「照査|限界状態設計法|限界照査」において、左側パネルの一覧より下の項目を指定したときに比率の値だけが右側表の列に表示されていましたが、比率算出時の分子と分母の値も列に追加しました。
---入出力画面---
- メイン画面のリボンから「結果レポート」と「照査レポート」を1つの「レポート」にまとめ、その中で、入力データレポート、標準出力、ユーザ定義の3つへ再構成しました。各レポート出力の内容はツリー構造として一覧表示されます。ユーザ定義リストでは出力する項目数が表示されます。全てのレポート出力をする/しないを一度に制御できるほか、ユーザ定義リストを一度に削除するボタンも配置しました。ユーザ定義リストの図をプレビューすることも可能です。これらの再構成によりレポート出力の内容の確認や管理が容易になりました。
- 結果レポートを作成するときの利便性が向上しました。リボン「結果レポート|結果リスト」において、複数のリストをShiftキーやCtrlキーを押して選択状態にした後、右側パネルの設定を変更すると、変更した内容が選択されたリストに一度に反映されます。
- 任意設定のレポート出力リストが多数ある場合に、複数同時に選択した状態でカメラ位置タイプ「ユーザビュー」による設定を反映できるようにしました。
- FEM解析後の変位図において、変形したソリッドを選択できるようにしました。
- 限界状態照査の照査用詳細入力プロパティ画面にある「次へ」と「前へ」ボタンを使って次々に切り替えるときに、常に最初のタブ「示方書条項」が表示されていました。設定していたタブを維持したまま切り替えられるように改善しました。
- FEM解析後の変位図において、変形したソリッドにマウスカーソルを当てると節点や要素の名称を画面下部のステータスバーに表示するようにしました。
- 標準出力レポート「断面照査|断面照査結果詳細」中の「結果抽出オプション|全結果|示方書条項選択」ボタンを押して呼び出される「示方書条項の選択」画面では、従来照査結果の有無に関係なくオン/オフを設定する必要がありましたが、照査されていない結果をグレー表示にし、結果のあるセルだけをオン/オフの対象となるように改善しました。
- 形状断面のサムネイル表示データを名称変更をする時に、[BackSpace]キーは使用可能でしたが、[delete]キーが使用できませんでしたので使用できるようにしました。
- FEM解析後の変位図において、変位倍率の文字の色が赤で固定色でしたが、システムオプションのカラー設定で文字色を変更できるようにしました。
- 「ナビゲーション|照査設定|断面照査用詳細入力|照査用詳細入力プロパティ」画面で設定する「有効高さd、有効幅b、横拘束筋の間隔s、せん断スパン、斜引張鉄筋間隔a、FRP間隔aなどの入力単位のデフォルトをメートル(m)からミリ(mm)に変更しました。
- 同一座標に複数の節点がある場合に節点名称を表示させると名称が重なって描画されていました。重ならないように調整しました。
- ナビゲーション「節点と要素|フレーム要素|フレーム要素」のi端側断面とj端側断面を選ぶ「断面選択」画面の大きさを変更できるようにしました。これに伴い、従来あったOKボタンとキャンセルボタンは廃止されました。断面を選択することで確定されます。
- メイン画面のリボン「結果」タブや「照査」タブの左側パネルを取り外し可能なドッカブルインターフェースに変更しました。
- リボン「ホーム」内に「問合せ支援ツール」呼び出しボタンと「FORUM8ホームページ」へジャンプできるボタンを配置しました。
---レポート出力---
- ナビゲーション「照査設定|断面照査用詳細入力」から呼び出す終局強度法の曲げの「照査用詳細入力プロパティ」画面に表示される断面要素の応力ひずみ曲線図を入力データのレポート出力に表示するようにしました。
- 入力データのレポート出力にグループ毎のモデル図を出力するスイッチを追加しました。また、ユーザ定義のレポート出力「モデル図」において生成ボタンを追加しました。生成ボタンを押すとソリッド表示、節点名称図、要素名称図をそれぞれモデル全体と各グループで図化するレポートリストが追加されます。
- 標準出力レポート「照査用断面力」の上に圧縮軸力が正であることを注記しました。
---ファイル・エクスポート---
- プログラムのデータファイル形式に新しい拡張子e2xを追加しました。e2xファイルは圧縮ファイルなので、従来のe2dファイルで保存するよりもファイルサイズが小さくなります。
- モデルをDXF/DWGモデルエクスポートするときに節点を点とするオプションを追加しました。
- フレーム要素結果のCSVエクスポート(節点と要素)で保存されるCSVファイルのヘッダの記号をわかりやすく変更するとともに単位を表示するようにしました。
- 入力状態のモデルに着目点を表示させた状態でCADファイルエクスポート(DXF/DWG)を行うと着目点もCADデータとしてエクスポートするようにしました。
- 大きな結果付きデータをファイルに保存するときに進捗状況がわかるプログレス画面を表示するようにしました。従来は入力データを保存するプログレス画面が表示されていましたが、結果付きファイルの保存は対象外でした。
- フレーム要素のケース載荷モデルのCSVエクスポートに組合せ荷重ケースと抽出荷重ケースの結果を含めるようにしました。
---その他---
- 本製品を複数起動してそれぞれを個別に同時に計算実行できるようにしました。
- モデル「新規作成」を行うショートカットキー「CTRL+N」を削除しました。
■プログラムの不具合修正
---計算---
- 解析設定「ポストプロセスオプション|部材変位の座標系」が全体座標系のと向きが異なる要素座標系に設定されているときに、道路橋示方書の活荷重p2荷重または鉄道基準の牽引分布荷重による座標変換処理が間違っている不具合を修正しました。
- せん断耐力算出にて補正係数Cptを任意入力していても、計算結果では内部計算にて求められた補正係数Cptが使用されていいた不具合を修正しました。
- 終局荷重作用時のせん断照査において、部材の斜引張破壊に対する耐力Susは、Sus=Sc+Ss+Sp+Sfrpで算出しますが、繊維シートが負担するせん断耐力Sfrpが算出されていなかった不具合を修正しました。
- 道路橋示方書V耐震設計編のせん断耐力Psの算出において、せん断補強鉄筋が負担するせん断耐力Ssを算出するときに、せん断スパンaがd/1.15より小さいときにd/1.15の代わりにaを用いる処理が欠落していた不具合を修正しました。
- 道示IVH147.3(1)に準拠した最小鉄筋量の照査では、1.7M≦McがNGでもMc≦MuがOKであれば、Mc≦Muが最終的な照査結果となるべきですが、照査結果の一覧表示では1.7M≦Mc(NG)が表示されていました。
- 組合せ荷重ケースの中に活荷重結果が含まれているとき、全体割増や部分割増が活荷重結果に考慮されていない不具合を修正しました。
- コンクリートの許容斜引張応力度σIの算出では、各断面要素の「断面定数として考慮」設定にチェックが入っていると、換算断面としての有効幅bや断面二次モーメントIを用いてτが算出されていましたので、断面に鉄筋やFRPが配置されているときに断面定数として考慮した有効幅bが断面幅よりも大きな数値になることがありました。道路橋示方書IIIコンクリート橋編では、全断面有効として算出すると解説されていますので、鋼板やFRPによる換算断面定数を使用しないように変更しました。各断面要素の「断面定数として考慮」設定に関係なくコンクリートの断面要素だけを対象としてσIを算出するようにしました。
- せん断照査に必要な有効高さbと有効幅dを自動算出する処理で小判型を指定し、かつ、設計基準強度が異なるコンクリートが断面内に複数ある場合に、算出される有効高さbと有効幅dがゼロになってしまう不具合を修正しました。
- 道路橋示方書IV、Vのせん断耐力Psを算出するときの軸方向引張鉄筋比ptに関する補正係数Cptについて、引張鉄筋比ptが0.1%未満の場合では「Cpt=2*pt+0.5」により算出するようにしました(平成8年度道路橋示方書・同解説に関する質問回答集(1)、平成9年9月、建設省土木研究所、質問NO.70(4.4.3))。
- 終局強度法曲げに対する照査用詳細入力画面プロパティ画面の「断面要素で変更」ボタンを押して呼び出される設定画面において、示方書条項を変更して応力ひずみ曲線を局所的に変更しても限界曲げモーメント(終局曲げモーメント)の算出に正しく反映されていなかった不具合を修正しました。
- 示方書条項が「道示-IIIH8[2.3.1(1)]」のせん断力による部材軸方向必要鉄筋量の照査(Asreal>As)が一番厳しい結果となっても総括表や断面照査に表示されなかった不具合、示方書条項が「H14/H24道示-IVH14[5.1.3]、土工指針H11[3.2.2(2)]、土工指針H22[5.4.3]」の平均せん断応力度の照査(τm<τa2)が一番厳しい結果のときに数値はτa2の値を表示していましたが、表示する文字列が「τm<τa1」となっていた不具合、示方書条項が「土工指針H11[3.2.2(2)]、土工指針H22[5.4.3]」の斜引張鉄筋量の照査(Awreal>Aw)の照査結果が表示されなかった不具合をそれぞれ修正しました。
- ゼロでない有効プレストレスのPC鋼材を断面に配置したフレーム要素に対して「My0min<M<My0max」の照査を行うときに、My0minの値が正しく算出されない場合がありました。具体的には、3次元My0-N相互作用図を水平面内で切り取った平面内の曲線と原点から作用断面力(Mzp,Myp)へ向かう直線との交点2個が原点からみて同じ側にあるときに原点に近い方の値(My0min)が正しく算出されていませんでした。
- 道路橋示方書IIIコンクリート橋編の斜引張破壊に対する耐力Susを算出するときにPC鋼材のプレストレスによる鉛直力Spを常に符号付きで加算して考慮していました。応答せん断力の正負とPC鋼材の配置角度に応じてせん断耐力が増加・減少するようにしました。
- 道路橋示方書IIIコンクリート橋編の斜引張破壊に対する耐力Susを照査した結果画面で、Susの値がゼロのときに照査比率がゼロでNGと表示され、一覧表示にNGの結果が表示されない問題がありました。Susがゼロのときは無限大「∞」の表示にして、一覧表示に表示されるようにしました。
- 道示IIIの最小鉄筋量の照査で有効幅bと有効高さdを「直接入力」とした場合に、軸方向引張主鉄筋の断面積Astがゼロで固定されているため、照査結果が常にNGになる不具合を修正しました。「直接入力」とした場合はAstを入力できるようにしました。
- 初降伏曲げモーメントの照査結果で、My0の解がみつからない場合に照査の比率(安全率)がゼロと表示され、一覧表示にその照査結果が厳しいとして表示されない問題がありました。My0の解がみつからない場合は比率を無限大「∞」の表示にして、一覧表示に表示されるようにしました。
- 部材の種類が「フーチング」の場合のせん断耐力Psにおいて、断面照査用荷重定義でせん断用荷重タイプが「交番繰返し載荷」の場合にせん断スパン比による割増係数Cdcとせん断スパン比による低減係数Cdsがどちらも1.0となっていました。Cdcは正しいですが、Cdsは間違いなので修正しました。
- ケース載荷モデルで組合せ荷重ケースに温度荷重を設定した基本荷重ケースを含めている場合に、組合せ荷重ケースの断面力値に温度荷重ケースの数値が反映されていませんでした。
- ナビゲーション「照査設定|断面照査用詳細入力」から呼び出す「照査用詳細入力プロパティ」画面の「道示IIIH24[4.3.3]」において斜引張鉄筋の許容応力度(地震・衝突)σsa(N/mm2)は、鉄筋の材質に応じて変化します。つまり、SD345/SD390/SD490に対して200となります。それ以外の材質に対しては規定がないので200となります。この状態から、示方書条項を「道示IIIH14[4.3.3]」に変更するとSR235に対して140、SD295に対して180、SD345に対して200となるはずですが、H24道示IIIの数値がそのまま残っていた不具合を修正しました。
- 2012年コンクリート標準示方書[設計編]の限界状態照査「安全性-疲労破壊-せん断」において、せん断補強筋の応力度(σwrd、σwpd、σbrd、σbpd)に構造物係数γiを考慮し、かつ、照査時にも考慮していましたので結果的に二重に考慮していました。
- 断面照査用詳細入力で示方書条項が「道示VH24[10.5]」などのせん断耐力の設定で、部材の種類が「橋脚」や「橋台」でかつ、ディープビーム効果を考慮する設定のとき、断面照査用荷重定義が「交番繰返し載荷」の場合は補正係数Cdcを無視していました。「交番繰返し載荷」の場合でも補正係数Cdcを考慮してせん断耐力Psを算出するように修正しました。
- 活荷重結果を含む組合せ荷重ケースの分布ばね反力の結果が常にゼロ(考慮されていない)という不具合を修正しました。
---結果表示---
- 解析設定で「フレーム要素着目点間Mmax算出」を行う設定にしているときに、ケース載荷モデルの組合せ荷重ケースの断面力結果表に曲げモーメントが最大最小となる位置とその結果が表示されない場合がある不具合を修正しました。
- ケース載荷モデルのフレーム要素の断面力結果表に同じ内容の結果が重複して表示されることがある不具合を修正しました。
- 任意設定のレポート出力リストでカメラ位置タイプを「ユーザビュー」に設定して結果付きで保存した場合に、それを読み込むと図がずれてしまう(結果画面とレポート出力の両方)不具合を修正しました。
- リボン「照査|限界状態設計法|限界照査」において、「2012年制定コンクリート標準示方書」に対する耐久性-鋼材腐食-曲げひび割れの「Δσs<σsl1」や使用性-外観ひび割れ-曲げひび割れの「Δσs<σsl1」は永続作用に対して照査されていますが、コメント欄には「永続作用+変動作用」という形で表現していたために設計作用(=永続作用+変動作用)で照査しているようにみえました。コメント欄には「永:荷重ケース1,変:荷重ケース2」という表記に変更しました。
- 限界状態照査用詳細入力プロパティ画面で示方書条項が全てオフの状態でFEM解析と照査を行うとリボン「照査|限界状態設計法|限界照査」に曲げ応力度照査の結果(表示されないはずの結果)が表示されていた不具合を修正しました。
- リボン「照査|断面照査|道示IIIH24[4.3.4]」において、列タイトル「Sh、Suc、Sus」の単位が(N/mm2)となっていました。正しい単位はkNなので修正しました。該当するレポート出力も修正しました。
- 示方書条項が「道示IVH14[5.2.3]、道示IV24[5.2.3]」のときに照査結果のタイトル行が「S(N/mm2)<Ps(N/mm2)」と表示されていましたので「S(kN)<Ps(kN)」に修正しました。単位表記だけの不具合でした。
- 断面照査、限界照査など照査結果を表示するときに、テーブル表示する対象が256個以上ある場合の内部的なソートが正しく実施されていませんでした。明示的にソートを行わないときのデフォルトの並びを、入力した順番になるように修正しました。ただし、対象が256個より少ない場合は入力した順の並びで表示されていましたので、この問題は発生しません。
---レポート出力---
- 2012年コンクリート標準示方書[設計編]に基づいた耐久性-鋼材腐食-ねじりひび割れに関する限界状態設計に関してレポート出力に誤ったねじり補強鉄筋の応力度σwpdが出力される不具合を修正しました。
- 2012年制定コンクリート標準示方書の限界状態照査「耐久性-鋼材腐食-せん断ひび割れ」を標準出力したレポート出力の内容「せん断補強筋の応力度照査」において構造物係数γiの数値、せん断補強鉄筋の応力度σwpd、照査結果の比率が間違っていた不具合を修正しました。レポート出力の不具合であり、照査結果画面では正しい値が表示されていました。
- 2012年制定コンクリート標準示方書の限界状態照査「耐久性-鋼材腐食-曲げひび割れ」を標準出力したレポート出力の内容に漏れや間違いがありましたので修正しました。
- 限界状態設計の標準出力レポートにおいて、軸方向圧縮耐力の上限値N'oudに関する詳細な中間データが出力されていませんでした。
- 許容応力度法のせん断照査に関する標準出力レポートの内容で、引張鉄筋の位置や有効高さの値が正しくない不具合を修正しました。照査自体は正しく計算されていますので照査結果は変わりません。
- せん断耐力の断面照査「道示-VH14[10.5]」の標準出力レポート詳細において、曲げモーメントがマイナス9乗のように極めて小さい数値の場合に有効高さdの表示が間違っていた不具合を修正しました。計算結果には影響がありません。
- 標準出力レポートにおいて、終局荷重作用時のせん断力による部材軸方向の必要鉄筋量As算出式が、応答せん断力からコンクリートのせん断耐力を引いて求めるSh'となっていました(H14道示III、H24道示III)。せん断補強筋が負担するせん断耐力式Ssが正しいので修正しました。計算自体は正しく実施されていました。
- 入力データのレポート出力「モデル」において、要素座標系(LA)チェックを入れてレポート出力しても要素を選択しない限り座標軸の絵が描画されない問題がありました。レポート出力の時は常に全ての要素を選択した状態として出力するようにしました。入力画面や結果画面では、従来どおり、選択された要素が対象となります。
- レポート出力「断面照査|標準出力|許容応力度法のせん断照査|道示-IVH14[5.1.3]」において、Aw=0のときでもAw/Awrealにゼロでない数値が表示されていた不具合を修正しました。
- 断面照査「Sh≦Suc」(ウェブコンクリートの圧壊に対する耐力Sucの照査)の標準出力レポートで、Sucの詳細が出力されていませんでした。
- 荷重ケース名称に半角アンダーバー「_」や半角プラス「+」がある場合に、断面照査結果を荷重ケースでフィルタしてレポートリストへ追加し、レポート出力すると表が壊れる不具合を修正しました。
- フレーム要素やばね要素などの要素名称に漢字を使っている場合に、入力データレポート「グループ」でA4用紙サイズ幅に収まらず、はみ出してしまう不具合を修正しました。
- 支点の設定で節点名称の欄が空の場合に入力データのレポート出力を行うとアドレス違反エラーが発生していた不具合を修正しました。
- 入力データのレポート出力「組合せ荷重ケース」において、組合せ対象となっている基本荷重ケースの並びが入力画面と同じ順番になっていない不具合を修正しました。
---入出力画面---
- 照査用詳細入力プロパティ画面で、示方書条項が「道示VH24[Mu,Ma]」のとき、「道示VH24オプション」タブ内の「εst算定用の軸鉄筋の直径φ」で直接入力を選択できますが、正常に動作していませんでした(直径を直接数値で与えると直接入力の状態になっていました)。「塑性ヒンジ長算定用の軸鉄筋の直径φ'」も同様でした。
- ナビゲーション「荷重|活荷重の定義」から呼び出す活荷重の設定画面で節点や要素を非表示にするために「モデル表示設定」画面を呼び出したまま、活荷重の設定画面の入力を続けるとアドレス違反エラーが発生する不具合を修正しました。
- ナビゲーション「荷重|活荷重の定義」で「T荷重とp2荷重」や「連行荷重とp2荷重」を考慮したときにp2荷重に対する衝撃係数を入力することができない不具合を修正しました。
- 支点、節点、フレーム要素、剛体要素などを範囲選択してクリップボードにコピーして貼り付けるときに、コンフリクトオプションが「元データを維持」の場合、支点は支点名称が同じなのでコピーされませんでした。支点の座標値が異なる場合は「元データを維持」の場合であってもコピーするようにしました。
- 道路橋示方書等による断面照査と限界状態照査の両方を設定しているとき、限界状態照査用荷重で各基本荷重ケースを全てオフにすることで断面照査だけを行うことができますが、その逆の、断面照査用荷重定義で各基本荷重ケースをオフにして限界状態照査だけは実施できませんでした。これを実施できるようにしました。
- ナビゲーション「照査設定|断面照査用詳細入力」から呼び出す「照査用詳細入力プロパティ」画面の「海洋架橋H17[Mu]」において、「任意設定Efrp/Es」をチェックオフにしてもEfrp/Esの欄がグレーになって入力不可となっていませんでした。グレーにして入力不可とし、かつ、内部算出値が表示されるように修正しました。「任意設定k1,k2,k3」についても同様の修正を行いました。また、同画面「k1,k2,k3」のデフォルト値を炭素繊維のときはk1=k2=k3=1、アラミド繊維のときはk1=k2=0.4,k3=2.2としました。さらに、同画面の鉄筋拘束材料をオフにすると、横拘束筋の降伏点やヤング係数、体積比がグレーになり、コンクリートの応力ひずみ曲線には使っていないようにみえていましたが、実際は内部でそれらを使っていました。内部で使わないように変更しました。この修正による影響は、画面下に表示される応力ひずみ曲線のグラフだけに影響します。Mu等の計算には影響しませんので計算結果には影響しません。また、同画面の「海洋架橋H17[Mu]」、「NEXCO二集FRP[Mu]」、「JH二集[Mu]」に表示されるコンクリートの応力ひずみ曲線のグラフ中にEdesの数値が表示されますが、E'desの値が表示されていました。Edesの数値を表示するように修正しました。
- ナビゲーション「荷重|荷重の定義|荷重値」から呼び出す画面で「基本荷重」タブ内の列「名称」をソートした後で、+ボタンにより1行追加しても表示されない問題(ソート解除すれば追加されている)を修正し、ソートした後でも行が追加されるようにしました。
- 示方書条項が「道示-VH14[Mu,Ma]」、「道示VH24[Mu,Ma]」、「NEXCO二集H24RC[Mu]」のときに、「照査用詳細入力プロパティ」画面のコンクリート要素で入力する「横拘束鉄筋のヤング係数Es」は、応力ひずみ曲線の形状決定に使用されていませんでしたので入力項目から除外しました。
- 許容応力度照査ではFRPの応力ひずみ曲線を断面計算に使用しないので、照査用詳細入力プロパティ画面の右側に表示される入力を削除しました。
---ファイル・エクスポート---
- リボン「レポート|レポート設定|任意設定」内のモデル図のリストについて、ナビゲーション「活荷重|活荷重表示」にチェックを入れてファイルに保存し、それを読込んでFEM解析すると「[4232]活荷重プロセス中計算エラー発生。CouldnotgetCoefficientCellobject.」というエラーが発生して計算できない不具合を修正しました。
- フレーム要素結果のCSVエクスポートでは部材変位の座標系は要素座標系で固定でした。解析設定では部材変位の座標系を全体座標系、要素座標系から選択できますので、CSVエクスポートでもその設定を考慮するようにしました。
- 結果レポートタブ「結果リスト|モデル」において、レポート出力のリストを作成するとき、右側パネルのグループ「グループ表示|未登録要素表示」の設定状態をe2dファイルに保存していなかった不具合を修正しました。
- UC-win/Section形式(*.rc2)でエクスポートすると、鉄筋SD490の許容引張応力度はUC-win/SectionVer.3のデータベース値である250N/mm2となっていました。本プログラムでは鉄筋材料に許容応力度がないので(照査用詳細入力画面で断面要素毎に許容値がある)、UC-win/SectionVer.3とVer.6のいずれで読んでもH24道示の許容値290N/mm2をエクスポートするようにしました。
- 節点結果のCSVエクスポートにおいて、節点が所属するグループを指定してもグループに所属する最後の節点が漏れてしまう不具合を修正しました。漏れた節点を手動で追加することは可能でした。
---描画---
- 影響線解析(活荷重解析)を行い、結果付きで保存し、プログラムを再起動した後にその結果付きデータを読み、リボン「結果|グループ結果|影響線」内で活荷重の位置を表示させる設定を行なってもモデル図内に活荷重の位置が描画されない不具合を修正しました。
- 分布ばねケースがない状態でも分布ばねの値が表示され、かつ、計算後に分布ばね反力の数値が表示されていた不具合を修正しました。実際の計算では分布ばねなしで計算されていますので計算結果自体は問題ありません。表示上の問題です。
- 結果付きe2dファイルをダブルクリックしてプログラムを起動すると、照査結果画面には結果が表示されますが、FEM結果画面には結果の数値や図が表示されない問題を修正しました。
- FEM解析後、モデル図に弾性梁要素、剛体要素、支点の名称を表示させる設定にしても正しく表示されない不具合を修正しました。
- 編集モードのとき、荷重図の表示で強制変位の矢印の長さが適切に調整されない場合がある不具合を修正しました。
- 組み合せ荷重ケースの対象となっている基本荷重ケースに1.0ではない部分割増係数が入力されているとき、組合せ荷重の荷重図に表示する荷重の数値が間違っていた不具合を修正しました(入力画面および入力データのレポート出力)。描画だけの問題であり、計算結果には影響がありません。
- ナビゲーション「荷重|活荷重の定義」から呼び出す活荷重の設定画面で節点や要素を非表示にするために「モデル表示設定」を呼び出して節点を非表示にしてもその画面のモデル図に反映されない不具合を修正しました。
---ヘルプ---
- ヘルプ「計算理論|断面計算関連|許容応力度について〜土工指針〜」内の「平成11年 道路土工ボックスカルバート編」の表中τa1の数値が間違っていましたので修正しました。
---その他---
- 分布ケースを新規に作成するとアンドゥ/リドゥが正常に動作せず、分布ばねの値を正常に管理できていなかった不具合を修正しました。
- 断面幅が大きく高さが低い(薄い断面)形を任意入力で作成した断面に対して曲げ応力度算出(断面照査)を行うと無限ループに入って応答なしの状態になる不具合を対策しました。
- 照査用詳細入力プロパティ画面で「道示IIIH24[6.4(4)(5)]」を選択し、PC鋼材の断面要素をクリックすると「無効なクラス型キャスト」エラーが発生していた不具合を修正しました。
- 道示の断面照査を照査生成コマンドで作成するときは、既存の「断面照査用詳細入力」が断面照査に割当てられますが、限界状態のときは、既存の「限界状態照査用詳細入力」が限界状態照査に使用されず、結果として、新しい「限界状態照査用詳細入力」が増えてしまう問題がありました。限界状態の方も道示の断面照査の照査生成コマンドと同じように、既存の照査用詳細入力を使うようにしました。
- 照査用詳細入力を400個以上作成している状態で、照査用詳細入力プロパティ画面の「次へ」ボタンを470回以上押すとシステムリソース不足が発生してプログラムが制御不能になる不具合を修正しました。
- メインウィンドウをディスプレイ画面全体に広げて表示した後に、元の大きさに戻すとメインウィンドウに表示されていた表の大きさが大きいままとなって残り、表示されない箇所がでてくる問題を修正しました。直前のメインウィンドウの大きさと表の比率で表の高さを決定するようにしました。
- ナビゲーション「荷重|荷重の定義|荷重値」において荷重を定義した直後にアンドゥとリドゥを順番に行うと荷重が正しく設定されていない不具合を修正しました。本版より古いデータファイルを読み込んだときは荷重の設定をチェックして不正な状態の場合は自動的に検出して修正し、警告メッセージ「無効な状態の荷重値が検出され、修復されました。解析結果を確認してください。」を表示します。
- システムオプション「結果ファイル|作業フォルダの設定|作業フォルダを毎回確認する」にチェックがある場合は、作業フォルダの確認画面を計算開始時に毎回出すように変更しました。毎回確認しない設定も可能です。
- フレーム要素を削除するときに削除ダイアログが表示された状態で「孤立した節点の削除」にチェックを入れ、フレーム要素を次々に削除すると前回削除した要素が復活してしまう問題を修正しました。
- 活荷重を設定したデータを計算させると「活荷重プロセス中計算エラー」というエラーが発生する不具合を修正しました。
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