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杭基礎の設計/基礎の設計計算のなぜ?
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「極限支持力度が0になっています」というメッセージが表示されるが、どのように対処すればよいか? |
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杭先端の極限支持力度,または極限支持力度の算出に必要なデータは、次の画面にて入力します。本入力が正しく行われていない場合、「極限支持力度が0になっています」とのメッセージが表示され、杭先端極限支持力度が許容支持力に考慮されません。
●方法1:
「地層」−「土質一覧」−「土質データ(3)」画面において、支持層に相当する層の「支持層」を『1』とし、qu,先端地盤N値,qdのいずれかを入力します。支持層以外は『0』とします。
●方法2:
「杭配置」−「錆代・その他」画面の「極限支持力度qd算出用(『換算根入れ比』,『設計N値』)」を入力します。
なお、杭種,施工工法により、入力方法が異なります。詳しい入力方法は下記を参照してください。
■直接入力
内部計算に対応していない杭種,工法のとき、または「計算条件」−「設計条件」−「支持力・引抜力」画面の「極限支持力度の算出方法」が『入力(地層データ)』のとき、「方法1」画面の『qd』に、杭先端極限支持力度qdを直接設定します。
※内部計算に対応していない杭種,工法とは、場所打ち杭,中掘り工法(コンクリート打設方式),STマイクロパイルです。
■内部計算
内部計算が可能な杭種,工法で、「計算条件」−「設計条件」−「支持力・引抜力」画面の「極限支持力度の算出方法」が『計算』のとき、計算に必要なデータを設定することにより極限支持力度を内部計算します。
- 打込み鋼管杭,中掘り最終打撃方式鋼管杭
「方法2」画面で『換算根入れ比』,『設計N値』を入力します。なお、鋼管杭のとき、道示W・参考資料-7(軟岩・土丹を支持層とする打込み鋼管杭の軸方向押込み支持力の推定方法(案))(P.563)により極限支持力を算出することが可能です。この場合、「方法1」画面の『qu(一軸圧縮強度)』を入力してください。これにより、先端地盤が軟岩・土丹である見なし、参考資料-7に準じた極限支持力を算出します。(quが入力されているとき、自動的に参考資料-7による計算に切り替わります。先端地盤がれき・砂・粘性土のとき、quは0.0としてください。)
- 打込み工法,中掘り工法(最終打撃方式)
「方法2」画面で『換算根入れ比』,『設計N値』を入力します。
- 中掘り工法(セメントミルク噴出撹拌方式),鋼管ソイルセメント杭工法,プレボーリング杭工法,回転杭工法
「方法1」画面ので『先端地盤N値』を入力します。なお、「地層」−「土質一覧」−「土質データ(1)」画面で入力する『土質』は、次のように取り扱います。
・土質=1(砂質土)→「砂層」扱い
・土質=2(粘性土)→「砂層」扱い
・土質=3(砂れき)→「砂れき層」扱い
上記を入力してもメッセージが表示されるようでしたら、杭先端が支持層に達していない可能性があります(方法1のとき)。「杭配置」の「データ」および「基礎天端」画面において、『杭長(設計杭長)』,『基礎天端(底版下面)標高』より杭先端の標高を求め、支持層となる層の標高との関係をご確認ください。
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UC-win/Road |
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UC-win/Roadへモデルを登録・配置するには、次の2つの方法があります。
- 「新規ビル」作成機能を使用
ビルもしくはビルに類似したモデル
textureはモデル作成時に選択し、貼り付け
- 一般のモデリングソフトで作成したモデルを読み込む
モデリングソフトで3ds形式ファイルに保存
モデルの登録の画面で読込
モデル読み込み時の注意事項
- モデルのスケール確認
読み込んだモデルがViewer部分に表示されないことがあります。この場合、モデルの大きさを確認します。多くのモデリングソフトでは、作成の基準単位がmmとなっています。UC-win/Roadでは基準単位がmです。このことにより、実際の1000倍で表示されるためにViewer部分が表示されないケースがあります。スケールを変更し、実際のサイズにすることで表示されます。
- モデルにtextureを貼り付けている場合
textureを同時に読み込むことができない場合があります。この原因の多くが、モデルとtextureとを同じフォルダに保存していないことです。必ずモデルとマッピングしているtextureを同じフォルダに保存します。モデルとtextureが別々のフォルダである場合には、texture無しの状態でモデルのみ読み込まれます。なお、モデリングソフトで作成したモデルをすべてtexture付きで読み込みできるわけではありません。モデリングソフトによってはtextureを読み込みできないものもあります。
- Road上でのtexture貼り付け
textureを同時に読み込みできない場合は、Road上で貼りつけることになります。この場合、所定のフォルダにtextureをコピーしておくことが必要です。Ver3.4の場合、初期設定のままであれば、C:\UCwinRoad
Data\Textures\Model\3DSにコピーします。新規ビルで作成したモデルに貼り付けたい場合は、C:\UCwinRoad
Data\Textures\Model\Buildingにコピーします。
なお、textureは、Roadを起動する前に必ずフォルダーにコピーします。Road起動後にコピーしたtextureは認識できないため選択リストに表示されません。また、フォルダには存在しないが、すでにデータ上に使用しているファイル名と同じ名称のtextureの場合も選択リストに表示されません。
以上、いくつかの事項に留意頂きご利用ください。
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効率的なモデル作成方法(2)
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骨組解析のモデルは、節点を作成し、そこに様々な要素を配置し、境界条件・荷重を設定することで作成します。すべての節点・要素をひとつずつ設定・指定することでもモデルを作成できますが、UC-win/FRAME(3D)には、様々な便利な機能がありますので今回はこれらについてご説明します。
まず、骨組の作成についてご説明します。骨組を作成するときは、すべての節点を入力するのではなく、キーとなる節点(端部,断面変化点,荷重変化点など)のみ入力することをお勧めします。この節点をi端,j端として要素を作成します。ここに、断面を割り当てることで比較的長い梁要素を作成します(図左)。この上で、UC-win/FRAME(3D)の「部材の分割」機能を活用する(図右)ことで、データの作成時間を飛躍的に短縮できます。この「部材の分割」は断面はもちろん、荷重・減衰定数など分割前のパラメータを継承しますので、右図の例ではモデル作成の手間を10分の1にすることができます。
また、モデルを編集する際に欠かせないのが要素の選択ですが、UC-win/FRAME(3D)では様々な選択コマンドがあります。まず、任意の節点2点もしくは梁1要素を選択すると、直線状に選択するコマンドが有効になります。同様に、任意の節点3点もしくは梁2要素を選択すると、平面状に選択するコマンドが有効になります。さらに,同じ要素を複数選択する等の機能もあります。これらを駆使すると非常に早くモデルを作成、編集することができます。紙面の都合で今回は骨組に関することしかご紹介できませんでした。荷重の設定などは次号でご紹介いたします。
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部材を10分割後 |
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