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      | 誌上セミナー ●情報化講座 (2) | 
        
          
            | 監修 : 田中 成典 教授
 関西大学
 総合情報学部
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      | ●地域のITS (http://www.jice.or.jp/itschiiki-j/index.html)
 
 ITSは道路交通情報、公共交通利用情報の提供、駐車場案内システム、追突警報システムなど各地域でいろいろな取り組みが行われています。ここでは各地域のITSを説明いたします。
 
 
 各地域でITSをはじめるには交通渋滞、自然災害など地域の問題点・課題を把握し、その特徴にあったITSを導入することが重要です。1999年、ITSをより地域に定着させることを目的に警視庁,岐阜県,岡山県,高知県,豊田市がITSモデル地区実験候補地となりITSモデル地区実験が始まりました。その中のひとつ豊田市の事例を紹介致します。
 
 
 ●豊田市のITSモデル地区実験・IN豊田
 (http://www.jice.or.jp/itschiiki-j/deployment/areas/itschiiki_1/toyota1.html)
 
 実験の概要
 (1)道路交通情報提供システム高度化実験
 駐車場情報、渋滞情報、旅行時間情報、イベント情報の提供など。
 (2)イベント時のP&R(パーク・アンド・ライド)実験
 P&Rとは都市部周辺に駐車し、そこから都心部まで電車やパスなどの公共交通を利用するシステムです。
 (3)EV(電気自動車)共同利用実験
 予約管理システム、位置管理システム、VICS対応カーナビゲーションの搭載など。
 
 実験結果
 (1)移動時間の短縮、平均旅行速度の向上など
 (2)交通量の削減、中心市街地への流入交通量の削減など
 (豊田市はこの実験を行う前、市民にアンケート調査を行い、何が必要かを把握し実験の対象を選定しています。
 また、(3)についてもトヨタ自動車(株)と連携して実験システムを構築しています。)
 
 
 ●世界のITS
 (https://www.hido.or.jp/08its/sekai/se03.html)
 ITSは日本だけでなくアメリカ、オーストラリア、中国、韓国、シンガポールなど世界でも導入されています。オーストラリアでは、連邦政府、 州政府、ドライバー関連組織、研究組織、民間企業など様々な関係者の参画する統合的な組織としてITS
      Australiaが組織されており、サウスウェールズ州(シドニー)ではETC、ITSによるバス運行システム、クイーンズランド州では警察官が車両登録・運転免許情報にリアルタイムでアクセスできるMINDAシステムなど州の特色にあったITSが導入され運用されています。また国際協力でもニュージーランドの連携がすすんでいます。
 
 
 ●ITS標準化
 (http://www.hido.or.jp/08its/hyou/hy01.html)
 ITSの国際標準化は、ISO/TC204が中心に実施しています。ISO/TC204には標準化分野ごとに、ワーキンググループWG1−WG16が設置されています。
 
 ・WG1−システム機能構成分科会(ITSアーキテクチャの記述方式、基本的なユーザサービス等の定義、データディクショナリを検討)
 ・WG3−ITSデータベース技術分科会(ITSの共通データコンテントとなる地図データベースについて、データベース構成、
 データの保存・参照方法、APIを検討)
 ・WG9−交通管理分科会(交通管理に係わるシステムのデータコンテント、通信方式を検討)
 ・WG16−広域通信分科会(公衆回線等の広域通信を利用したデータ通信方式を検討)
 日本でも2000年ITS標準化委員会が発足し、研究・開発などがすすめられています。
 ・ITS標準化委員会の国内組織-システム機能構成分科会(WG1)−(財)日本自動車研究所
 ・ITSデータベース技術分科会(WG3)−(財)日本デジタル道路地図協会
 ・交通管理分科会(WG9)−(社)新交通管理システム協会
 
 
 ●ITS世界会議
 (http://www.its.go.jp/ITS/j-html/index/indexConf.html)
 ITS関係の研究開発を行う研究者、企業、行政の関係者が、活動成果を発表する会議です。1994年にパリで開催された第1回大会以来、年に1回開催されています。開催地は、欧州、アメリカ、アジア・太平洋の3地域のなかから順番に決められており、2006年は、ロンドンで開催され、75カ国から約8000人の出席者が集まりました。
 日本では、1995年の第2回が横浜、2004年の第11回が名古屋で、それぞれ開催されています。当社も名古屋で開催された第11回会議から毎年参加しており、ブース展示を行っております。
 2007年は、中国北京で開催予定しており、当社も昨年のロンドンに続き、出展する予定です。
 
 
 
        
          
            |  | 第14回ITS世界会議北京2007 14th World Congress on Intelligent Transport Systems
 【期日】2007年10月9日(火)〜10月13日(土)
 【場所】北京展覧館
 【会議テーマ】“ITS for a Better Life”「智能交通創造美好生活」
 【公式ホームページ】 http://www.its-jp.org/index.htm
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      | 出典 : ITS JAPAN (http://www.its-jp.org/index.htm)
 参考 : ケンセツ21 CALS/JAPAN ITS入門
 
 
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      | (Up&Coming '07 早春の号掲載)
 
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