AP-TIPS ●Illustrator その1 |
Illustratorは、アドビシステムズ社のドローイング系グラフィックスソフトウェアです。
フォーラムエイトでは、1999年からIllustratorを使用し、Products Guide、Up&Coming、各種カタログ、雑誌広告などの印刷物を自社で作成し、HPサイトへの反映、PDFファイルの提供などにも活用しています。
●Illustratorで作成した図形をパワーポイントで使用する
Illustratorで作成した図形などを、パワーポイントで使用する場合、コピー&ペーストを使用すると、背景が白い画像で貼り付けられます。パワーポイントで画像の透過処理を行っても、境界部分がきれいに表示されない場合があります。
このような場合、「Web用に保存」の機能を使用することで、きれいに配置することができます。この機能はIllustrator
9以降でサポートされています。
1. 「ファイル」→「新規」で、新規書類を起動し、
パワーポイントで使用したい図形を作成する。
2. 「ファイル」→「Web用に保存」を選択。
3. 「設定」を「PNG-24」を選択・「透明部分」にチェックし、「保存」します。
4. 保存したPNG形式のファイルをパワーポイントに貼り付けます。
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コピー&ペーストで貼り付けた画像 |
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PNG形式で貼り付けた画像 |
※Photoshopでも同様の機能がサポートされています。
AP-TIPS Illustrator その2
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※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
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今回ご紹介する海外の土木IT関連Webサイトは、米国イリノイ州シカゴに本部を置く「National
Steel Bridge Alliance(NSBA:米国鋼橋連盟)」。その母体となるのが前々回(本誌第62号)にてご紹介した米国鋼構造協会(AISC)です。
鋼橋を推進する全米機関
同連盟のWebサイトによれば、NSBAはAISCの非営利部門として95年に設立。マーケティング、技術、教育、および立法活動を通じ、鉄鋼の橋梁材料としての利用拡大を推進することをその使命に掲げています。そこで、橋梁市場における鋼材のシェア増大に資することを狙いに、Webサイトを通じて鋼橋の長所や最新の技術情報などを発信しています。
NSBAの会員は主に鉄鋼および鉄骨メーカーで、現在はおよそ125の現役会員と40の関係団体(エンジニアリング企業や運輸省(局)、部材供給会社など)によって構成されています。
技術ハンドブックや優秀橋梁のデータなどのダウンロードも可能
NSBAのWebサイト・トップページはコンパクトで分かりやすく構成。目次にあたる「NSBAの紹介」「業界ニュース」「世界鋼橋シンポジウム」「橋梁コンペ」「連絡先」「鋼橋に関するAASHTOとNSBAの協力」「ニュース編集室」「最新立法情報」「注目の技術」「AISCへのリンク」といったボタンが画面左側に並び、そのうち比較的アクセス頻度の高い「ニュース編集室」「注目の技術」「最新立法情報」の3項目については中央部にも、それぞれの要旨とともにレイアウトされています。
「ニュース編集室」には、「記者発表」「鋼橋特集記事」などNSBAの活動内容や鋼橋の関連記事をチェックできるメニューを用意。例えば、「白書」のページを開くと、時間節約、環境配慮、高性能、耐候性などの観点から、それぞれコンクリートとの比較により鋼材の長所が整理されたPDFを閲覧できます。
次いで、「注目の技術」では鋼橋の適用拡大に資するべく関連技術についての情報をさまざまなアングルから提供しています。その一つ、「鋼橋設計ハンドブック」は七つの設計事例を含む全23章に渡る手引書です。これは、70年代にUSスチール社によって作成された「道路構造設計ハンドブック」をベースに、その更新作業をNSBAが連邦助成金を得て行っているもの。その一部の最新版をこのページからダウンロードすることも出来ます。また「NSBAの出版物」では、NSBAがこれまでにまとめた出版物を紹介、それらの概要についてはPDFにより閲覧することが可能。また、紹介されている出版物の購入に際してはAISCのサイトにリンクされており、そこの「書店」ページを通じて購入する形になっています。さらに、橋梁設計支援ソフトを紹介する「橋梁ソフトウェア」のコーナーなども設けられています。
「最新立法情報」は、鉄鋼業界に影響を与える立法化関連の最新動向を解説。併せて、NSBAとして業界関係者に向け議員への働きかけを促すメッセージを発信するとともに、そこでの具体的なアクションの仕方も紹介しています。
そのほか、「橋梁コンペ」は、NSBAが国内で建設された優れた橋梁の表彰制度に関するページ。毎奇数年に開催され、7部門にわたって革新性や美観、費用対効果などの観点から選考されます。過去の受賞橋梁の詳細なデータや写真などを閲覧することも出来ます。 さらに、「世界鋼橋シンポジウム」ではNSBAが専門家や政府担当者などを対象に隔年で開催する同シンポジウムの開催要領、「業界情報」では会議などの行事予定や関係機関のリンク先などをそれぞれ掲載。また、NSBAでは予備設計支援や設計評価のサービスも行うなど、Webサイト全体を通じて、関係者の利便性を図ろうという配慮が窺われます。 |
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▲トップページ:米国鋼橋連盟(NSBA) |
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(NSBAの許諾により転載)
この記事は、NSBAの許諾により上記サイトの内容に基づいて書かれています。
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(Up&Coming '06 秋の号掲載)
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