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2012-No.1

 ■ 身近になるマルチディスプレイ環境

PCのモニタを複数で使用するマルチディスプレイ環境が、身近になってきています。たとえばデスクトップでは、最近の型であれば、チップセットやマザーボード標準でサポートされており、高価なグラフィックボードなどを搭載しなくても、マルチ環境を構築することが可能です。さらに近年では、USB接続でモニタを追加できる製品も登場しています。
ここでは、その中でも注目されている”DisplayLink”について紹介します。

 ■ 手軽にモニタを追加できる”DisplayLink”

USB接続でのモニタ出力が可能になった背景には、USBのバススピードが向上したことと、画像データを送信する前に圧縮・解凍する技術が開発され、その処理用集積チップ(ASIC)が小型化したことがあります。現在一般的なUSB2.0規格のバススピードは480Mbit/s(60MB/s)と、高速化してはいるものの、グラフィック表示の転送レートとしてはやや低速なため、それを圧縮・解凍処理するASICで補っている形です。

USB接続でモニタを追加できる製品は、概ね2004年頃より登場し始めていますが、その中でも中心的なメーカーがDisplayLink社です。DisplayLink社は先述の圧縮・処理ASIC開発の先がけとなった企業であり、現在でも大半の製品にそのASICが用いられています。そのため、規格名としてDisplay Linkという言葉が使用される場合もあります。その他メーカーとしては、I-O DATA、ラトックシステム、ロジテック、BUFFALO、GREEN HOUSEなどが有名です。

 ■ 多画面・高解像度化、iPad向けアダプタやモニタ一体型、3D表示対応製品も登場

現在ではさまざまなUSBグラフィックアダプタが登場していますが、5画面以上をサポートする多画面型、FullHD(1920*1080)以上をサポートする高解像度型、7インチ前後のLCDを搭載したモニタ型の3つのタイプが主流です。
その他、iPadをはじめとしたタブレット型デバイス用のアダプタも登場しています。

またモニタ型のものでは、近年話題となっている立体視に対応したものも登場しています。このRockVision3Dでは、携帯用ゲーム機などにも採用されているパララックスバリア方式のWVGA(800*480)LCDパネルが採用されており、現在主流の専用メガネを用いた立体視ではなく、裸眼での立体視に対応しています。USB接続、裸眼での立体視、2D-3D変換、比較的安価と話題が多く、注目を集めています。

 ■ 転送レートの高速化が課題

このように可用性が高くさまざまな用途で柔軟に導入できるDisplayLinkですが、最も大きな課題は転送レートです。
USBの最新規格であるUSB3.0でも、バススピードは600MB/s程度であり、一般的にグラフィックカードのバスとして利用されるPCI-Express(x16)は5000MB/s(5GB/s)ということを考慮すると、ASIC側の処理を差し引いても、グラフィック性能面では不足しており、激しい画面移動を伴う動画表現では遅延等が発生します。この点を除けば、たとえば各種シミュレーターのサブモニタなどの用途として、設置位置や場所、設置数などの面で自由度の高いDisplayLinkは魅力的であり、期待されるところです。

▲図1
I-O DATA USB-RGB3/H:
HDMI対応USB ディスプレイアダプタ
▲図2
GREENHOUSE GH-USD16K:
15.6inch USBディスプレイ
▲図3
RockVision 3D:
裸眼3D対応 7インチUSBディスプレイ
※社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

     
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