病院や医療現場では、ITシステムの導入が加速していますが、病院の業務効率化や医療系システムの導入が中心であり、近年注目されている災害対策や省エネ・環境対策、患者を始めとする地域住民とのコミュニケーション、医療現場でのVR活用については未だ改善の余地があるものと考えられます。
フォーラムエイトでは、これまでに培った土木・建築・解析のノウハウに基づく3D・VRの技術を用いて、これらの課題を解決するソリューションを提供していきます。今後、病院や医療現場に関わるさまざまな方々が活用可能な、VRを用いたソリューションを提案します。
■医療現場の改善 (病院スタッフ視点)
医療現場では病院スタッフの業務効率の向上のため、病室や病棟、配膳室などの病院内レイアウトが非常に重要です。VRによるシミュレーションを用いることで、現状のレイアウトが持つ問題点を明確に表現でき、さらに改善案についても妥当性を明らかに伝えることができます。
■設計意図や要望の把握、省エネ・環境対応 (建築設計者視点)
従来の2Dの建築ツールでは外装・内装のイメージを十分に伝えることができず、設計意図の伝達や、病院スタッフの要望の抽出が困難でした。そのため、構想段階で十分な検討が行えず、設計・施工の段階に至って問題点が明らかになり、対策が困難になる場合があります。
これについては、VRの技術やシミュレーションを用いることで、構想段階から設計意図やその妥当性を明確にプレゼンテーションできるようになります。また、材料費の見積もりや消費エネルギー・CO2排出量のシミュレーションも可能になり、省エネや環境汚染を考慮した建築設計が可能になります。
■地域とのコミュニケーション (患者・地域住民視点)
病院の周辺環境や内部のイメージは、地域住民に対するブランドイメージにつながります。街の景観や建物の構造など、VR技術を活かして病院内部や周辺環境の様子を3Dモデルで再現し、患者や地域住民へのプレゼンテーションが行えます。
■明確な判断材料の確保、危機管理への対応 (経営者視点)
経営者にとって意思決定のための判断材料の確保は重要な課題です。VRは病院新築・増改築の構想段階から明確なイメージを可視化することができ、新しい病院に求めるコンセプトを確実に反映できる手段となります。 |
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