(Up&Coming 2007年9月号) |
'07東京下水道展が、東京晴海のビッグサイトで7月24から7月27までの4日間開催されました。
弊社FORUM8も本年から再参加し、xpswmm、iPipeなどUC-1水工シリーズのアプリケーションを中心に、 UC-win/RoadとUC-win/FRAME(3D)を展示いたしました。 多数の方々のご来場を賜り、興味を持っていただくと共に貴重なご意見など伺うことができました。
例年に比べて、来場者が約2〜3割減と減少しているのが印象に残りました。
やはり長期にわたる公共予算の減少が影響しているのかも知れません。 先進ヨーロッパ諸国の下水道と比べれば、立ち後れたとはいえ、大都市の下水道管渠のおおよそ半数以上は耐用年数に達して、
老朽化や破損が進んでいるといわれています。 今回の下水道展でもこのことを反映しているようで、下水道コンサルタントの数社はアセットマネージメントに力を入れた展示が見られ、
また管路の補修や修復、また、再使用できるようにライニング技術などのブースは大きくなり、来場者も多いようでした。
一方、併設の研究会では、流出解析や氾濫解析についても活発な発表が行われていました。
特に都市部では都市化が急速に進み、緑地の急激な減少と特に大規模の高層ビルが林立して自然の風の流れの方向が変化して、
局地的なゲリラ集中豪雨は計画された降雨量以上となって下水道では処理できなくなり、各地で浸水被害が発生していることや、
継続されている合流改善のための発表など氾濫解析の実例と共に、比較的小さい規模でも雨水流出を抑制できる浸透枡についても活発な発表がありました。
環境問題を含め人の生活環境に直接的に影響の大きい下水道整備の停滞はできないと考えれば、次世代に負の財産を残さないためにも、
下水道はこれからも必要不可欠であり、重要な問題であると思います。
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▲会場:FORUM8ブース |
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