去る3月11日、宮城県牡鹿半島沖を震源(震源域は岩手県沖から茨城県沖に至る広範なエリア)とし、わが国観測史上最大となるマグニチュード9.0の地震(「東北地方太平洋沖地震」)が発生。その後、この地震による大津波(岩手県宮古市では海面から40m超の高さに到達)は、地震直後の東北地方太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしました。さらに、この想定を超える規模の地震と津波の連鎖は、追い打ちをかけるように東京電力福島第一原子力発電所事故(福島原発事故)が引き起こされる事態へと発展。苦難の中、被災地の皆さまをはじめ、多くの関係者が復興に向けた努力を続けられています。
そこで今回、私たちは従来の本コーナー(「ユーザー紹介」)と趣を変え、被災エリアの中でもとくに福島・宮城・岩手の3県を拠点に事業展開されている4社を緊急取材。フォーラムエイトのユーザーとしての側面のみならず、各社関係者を通じて浮かび上がった今回震災による被災の実態、そのような中から復興に向けて取り組まれている各社の思いをご紹介してまいります。
個別のお話に入る前に、改めて今回震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 |