一例として、頂版、底版、左壁、右壁のすべてが内側にたわむときを正のモーメントとなるように設定するとよいです。
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■図4 内側にたわみが生じるときを正の曲げモーメントとする |
設定方法は、
(1) 時計回りにi端とj端が並ぶようにする
(2) 要素yl軸が外側を向くようにする
とします。
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■図5 i端j端の並び方と要素yl軸の向き |
(1)は、下記2箇所のいずれかで変更できます。
- シンプルエディタの要素表でi端とj端の節点番号を入替える
- 部材の編集画面のi端とj端の入替えるボタン
(2)は、部材を選択して右クリックメニューから「要素y軸と全体座標系との関連付け」を呼び出して要素yl軸の方向を変更します。
このように設定すると、隅角部でモーメントの符号が正負反転せず、かつ、2次元図でのモーメント図が対称な形となります。
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■図6 意図した曲げモーメント分布図 |
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