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Hydromax Ultimate
損傷時復原性の確率論的手法
Hydromaxの最上級バージョンであるHydromax Ultimateには、IMOで要求されている、損傷時復原性の確率論的手法が含まれています。これは、IMO
MSC.216(82)および、IMO MSC.19(58)になります。MSC.216(82)はドライカーゴと客船に適用でき、IMO
MSC.19(58)はドライカーゴのみに適用されます。
確率論的損傷の原理
基本的に、確率論的損傷の分析は、多くの損傷コンディションに対し、多くの大角度復原性分析を行います。各損傷コンディションは、その発生確率pを持ち、さらにIMO基準に基づいて、その損傷を受けても持ちこたえる確率sを持っている。sファクターはその損傷コンディションにおけるGZカーブのいくつかのパラメーターによって決まる。船舶の総サブディビジョンインデックスAは、pファクターとそれに対応するsファクターの積の和として求められる。得られたサブディビジョンインデックスは、要求されるサブディビジョンインデックスRと比較され、その船舶が十分に高い安全性を確保しているかどうかを検証します。
確率論的手法の一般的なフローを以下に示します。
- Maxsurfモデルを、通常と同じように読み込む。
- ダメージウインドウのグローバルテーブルを手前に持ってきて、新しいダメージテーブルを作ります。
- 確率論的損傷分析に必要なシップデータをグローバルテーブルの中に定義します。
- 考慮したい損傷ゾーンを、ゾーンテーブル内に作ります。
- 上記データが入力されると、ゾーンデータが更新された時pファクターテーブルが自動的に計算され表示されます。このようなインターラクティブ機能は、例えば、あるゾーンのpファクターが大き過ぎるような場合に、ユーザーがゾーン配置を変更するような場合に便利です。
- ユーザーが、単一ゾーンおよび連続するゾーングループに対するバルクヘッドとデッキの配置を定義します。
- ゾーンが定義されるとユーザーは、各ゾーン内のどのタンクが損傷を受けるかを、Damage
window|Zone damage tableで指定します。この指定は、Case|Extent of damaeコマンドにより自動的に行うこともできます。
- ユーザーは、確率論的損傷解析を実行します。Hydromaxは、ロードケースと損傷の各組み合わせについて大角度復原性計算を行い、結果をまとめインデックス値を計算します。最後に得られたインデックスを要求インデックスと比較します。
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■図1 確率論的損傷解析の新メニューブ |
![](image/uc95/95-p53-02.jpg) |
■図2 確率論的損傷解析ツールボタン |
![](image/uc95/95-p53-03s.jpg) |
![](image/uc95/95-p53-04s.jpg) |
■図3 ゾーンテーブル |
■図4 各ゾーンのrファクター |
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(Up&Coming '12 新年号掲載) |
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