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UC-win/Roadは、昨年11月24日にVer.3.2SP1をリリースしましたが、現在も次バージョンの開発を進めており、近日、国際サポートと操作方法の改良を中心にしたバージョンをリリースいたします。
●国際サポート |
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■ユーザインタフェースのユニコード対応 |
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ユーザインタフェースがユニコードに対応するようになります。OSの言語にかかわらずすべての言語を唯一の環境で表示できるようになります。
(旧データもユニコードへ変換され完全互換性ができています)
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■交通ルールの設定 |
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交通ルールの設定が細かくできるようになります。デフォルトで日本、ニュージーランド、中国、韓国の交通ルールが搭載され、自由に新たな国のルールの追加が可能です。
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■デフォルトモデルの読み込み設定 |
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交通ルールの新規設定時に、読み込まれる初期の3Dモデルの選択ができます。
国の実情に応じた車輌や建物などのモデルの登録ができるようになります。 |
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●新しい作成方法 |
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■切り土・盛り土 |
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通常断面の切り土・盛り土処理に、地形を道路断面の端形状に合わせる処理を追加しました。切り土・盛り土の表現が必要でないデータでは設定、変更作業が少なくなり作成の効率化が図れます。
▲盛り土・切り土処理あり |
▲盛り土・切り土処理なし |
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■新ドラフトモード |
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道路作成の効率を高めるためにドラフトモード機能を改善しました。
・作業に不要な要素の生成を非表示することで生成時間が速くなり効率的な道路作成ができます。
・ドラフトモードに切り替えると地形の透過、切り土・盛り土、河川と交差点、特定の道路の表示・非表示が可能になります。
・各設定によってデータを段階的にその結果を確認できます。
・地形の透明率設定によってトンネルと橋梁形状の確認作業が楽になります。
・切り土・盛り土処理の表示・非表示によって道路生成を速める事ができて横断面の作成作業の効率を高めることができます。
・交差点を生成しないで本線道路を完成させることができます。
・道路の表示・非表示によって立体交差のような複雑な道路構造の作成が道路毎にできるようになります。
▲地形の透過
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▲本線の表示
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▲ランプの表示
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▲本線、ランプを同時表示したモデル
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■Transition断面の有効範囲の設定 |
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今までTransition断面の箇所から次の断面設定まで補間 処理を行っていました。Transitionの追加箇所から次の横断面までの領域の中に車道毎にどの範囲で補間処理を行うか設定ができるようになります。
中心に対してすりつけが対称ではない道路の断面作成作業量が半分になり、作業効率が上がります。 |
●新しい効果 |
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■横断面の透過 |
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断面編集画面で部分ごとの透過率を指定できるようになります。
透光板などの透明、半透明の遮音壁、高欄などの表現が可能になります。 |
■トンネル内でのフェイクライト利用
より現実的な表現のために、車輌モデルがトンネルに入るとそのモデルの夜間テクスチャに切り替わるようになります。
▲横断面の透過 |
▲トンネル内でのフェイクライト利用 |
■デフォルトテクスチャ
新規で作成された道路の歩道、縁石・切り土・盛り土にデフォルトテクスチャが設定されます。新規交差点でもテクスチャが貼られ、
より短期間で見た目のよいデータが作成ができます。
▲デフォルトテクスチャなし |
▲デフォルトテクスチャあり |
■フェードイン・フェードアウト効果
視野角のパフォーマンス設定によるモデルの表示・非表示が滑らかに行われます。
●ユーザインタフェースの改善 |
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■ゲームコントローラ設定の強化 |
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ゲームコントローラの各軸のマッピング、および信号補整の設定ができます。各種のデバイスドライバーに対応できます。
例えば、ドライブシミュレーションでのステアリングコントローラ設定では、アクセル、ブレーキの応答性(遊び)を数値で設定、変更できます。 また、ビジュアルオプションにてフライトシミュレーションでデバイスを使用するか、ドライブシミュレーションで使用するかの設定が行えます。
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■縦断線形の編集画面の改良 |
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各縦断線形編集画面で標高を勾配で設定するだけではなく直接標高を入力できるようになります。 |
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■描画オプションの改良 |
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3次元樹木と十字樹木の描画設定を分離しました。独立で表示・非表示の設定が行えます。 |
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■交通高速生成の改良 |
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時間指定で自由な時間に対応した交通の生成ができるようになります。指定した時間に対して自動的に交通を高速で生成しますのでマニュアル操作が不要になります。また、交通を全て一時停止するスピードボタンも設けられました。 |
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■UC-win/Road Ver.3.3 リリース予定日:2007年3月末
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●概要
CADソフトウエアで広まった考え方と同様にUC-win/Roadのアプリケーションやオプション作成を可能にするための開発キットを3月末に提供する予定です。UC-win/Roadをシミュレーションエンジンとして、シミュレーション機能、及び3Dデータを公開します。
UC-win/RoadのSDKではリアルタイムでデータのインポート、エクスポート及び拡張を目的としています。
本SDK ではユーザインタフェースで可能な入力をプラグインに公開します。また、プラグインの起動時に本体のユーザインタフェースにボタンやメニュなどの項目を追加することでプラグインのGUIにアクセス可能とします。
本SDK はUC-win/Road Ver 3.2以降に対応したものとして公開します。
■データ読み込み・書き込み
データ作成や編集などに利用し、データ交換、データ処理に利用するための関数群です。
■シミュレーション制御
各種モデルのアニメーション、視点変更等を可能にしてUC-win/Roadをシミュレーションエンジンに利用するための関数群です。
■シミュレーション結果出力(取得)
ログ出力やイベント取得を可能にしてUC-win/Roadとの相互作用に利用する関数群です。
■ユーザインタフェースのカスタマイズ
ボタンやメニュの追加を可能にしてUC-win/Roadの使いやすさを調整するための関数群です。
■ユーザプログラムの組み込み
メイン画面や平面図と組み込んでカスタマイズオブジェクトをUC-win/Roadで扱えるようにするための関数群です。
●今後の予定
本SDK は初版については、開発環境をDelphi 7に限定します。
■UC-win/Road 3.2.12 SDK リリース予定日:2007年3月末 |
(Up&Coming '07 早春の号掲載) |
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