●限界状態設計の原則
のり枠工指針P.33では、限界状態として、終局限界状態、使用限界状態、疲労限界状態に区別するとしてありますが、疲労限界状態の照査は省略できるとしています。また、P.41並びにP.42では、表1のように、のり枠工の作用荷重(対策工法別)によって、使用限界状態、並びに、終局限界状態におけるせん断耐力に関しても照査の有無を記載しています。本プログラムでは、図1のように設計者の判断で照査すべき限界状態の指定ができます。
作用荷重の種類 |
作用荷重の種類 |
使用限界
状態 |
曲げ耐力 |
せん断耐力 |
抑制工(保護工含む) |
○ |
× |
× |
鉄筋挿入工併用 |
○ |
○ |
× |
アンカー工併用 |
○ |
○ |
○ |
▲表1 作用荷重と照査すべき限界状態 |

▲図1 計算条件画面 |